昭和二十年十二月一日 晴 二、三直出勤
晴れて良い日であった。 妻が甘藷買い出しに行った。
昭和二十年十二月二日 晴 明け
帰宅後汲み取り、栗の木の下に穴を掘って捨てた。
昨夜長男が又進駐軍の仕事をしに行った。
午後長女のセーターの編みかけを編んだ。
昭和二十年十二月三日 晴 公休
畑の縁の椎の木を一本切って薪を作った。 瓦斯が出ないので燃料に困った。
妻は買い出しに行った。
昭和二十年十二月五日 晴 明け
長女のセーターが出来上がった
三十日に貯金二百円引き下げたのがもうなくなった。 今日又、百円引き下げた。
困ったものだ。
昭和二十年十二月六日 晴 公休
又薪がないので楓を一本切り倒して割ったりして一日過ごした。蜀黍を三合程と小麦一升程粉を作り練って油で揚げて夜食べたがうまかった。
もう野菜も魚も配給はなくなった。今日も野菜の自由販売があると云うので妻が行ってみたが大根が大 一貫目六円 小 一貫目五円 小松菜一把三円 人参一貫目十八円だと云う。 高くて手が出ないので買わずに家の野菜で間に合わせた。
晴れて良い日であった。 妻が甘藷買い出しに行った。
昭和二十年十二月二日 晴 明け
帰宅後汲み取り、栗の木の下に穴を掘って捨てた。
昨夜長男が又進駐軍の仕事をしに行った。
午後長女のセーターの編みかけを編んだ。
昭和二十年十二月三日 晴 公休
畑の縁の椎の木を一本切って薪を作った。 瓦斯が出ないので燃料に困った。
妻は買い出しに行った。
昭和二十年十二月五日 晴 明け
長女のセーターが出来上がった
三十日に貯金二百円引き下げたのがもうなくなった。 今日又、百円引き下げた。
困ったものだ。
昭和二十年十二月六日 晴 公休
又薪がないので楓を一本切り倒して割ったりして一日過ごした。蜀黍を三合程と小麦一升程粉を作り練って油で揚げて夜食べたがうまかった。
もう野菜も魚も配給はなくなった。今日も野菜の自由販売があると云うので妻が行ってみたが大根が大 一貫目六円 小 一貫目五円 小松菜一把三円 人参一貫目十八円だと云う。 高くて手が出ないので買わずに家の野菜で間に合わせた。