徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

オニの居ぬ間の楽しみ、今は昔ー夫の1週間の不在あれこれー

2017-02-21 09:15:18 | 団塊世代夫婦の一コマ
「じゃあ、いってくるね!」(夫)
「いってらっしゃーい!
夏をたのしんできてねー」(私)

そう、夫は先日1週間ほど家を空けた。
といっても、リタイアの身、出張ではない。
なんと古稀記念旅行 in Australia !

高校時代の友人たちと、
オーストラリアに移住している友人のところへ!
高校3年X組というこのクラス、
クラス会は頻繁にやっている。

2,3年前には、九州は柳川に住まわれている
クラスメイトのアレンジで
柳川を訪ねる旅なんていうのもあった。
ともかく、よく集まっている。

今回もこの流れで、
オーストラリアに来いという友人がいて、
日本側でそれをアレンジする人がいて、
そして、それに乗っていきたいという人がいて、
決行と相成ったという。

そして気づいてみれば、
今年は夫たちは古稀の祝いの年。
そうだ「古稀記念旅行だ!」と、
乗りに乗ったという次第。
最終的に10数人の大所帯に!

こうして、「行ってきまーす!」となった。

うわーい!!一人だ!!
オニの居ぬ間にいろいろやろうっと!!
好きにしようっと!

と、出張の時は思っていた。
羽を伸ばせる、食事も適当でいい・・・。
楽だーー!! 
(ここで一言。
だからと言って、夫がいるときに
手の込んだ料理などを
作っているわけではないのだけれど・・)

ところが、今回は今までにないことが・・・。
夫が1週間いないってことは??
あれっ、洗濯は?、ゴミ出しは?
ウルトラマン(孫)の保育園お迎えは?
ムサシ猫のトイレ当番は??

と、いくつものことが頭を駆け巡る。
洗濯機のボタンはどう押したっけ?
ゴミ出し、ちゃんとまとめられるかしら?
ウルトラマンのお迎えに間に合うように
仕事きり上げなくちゃ。
トイレ当番、面倒くさいなあ・・・。

ふと気づいた。
ここ数年で随分、夫に担ってもらうものが
増えていたんだなって。

私、出来るかしら??
なんて、今まで考えたこともなかった
不安が頭をよぎる。

えー、ほんとうにできるだろうか。
もう、一人で楽チンなんていっていられない。
一週間、孫のこともみながらできるのかしら??

洗濯の一連の流れ、
洗ってから干すまでも、
すべて夫任せになっていたことに気づく!

ああ、威張り暮らしていた私、
どれだけ今はおんぶの生活だったんだろう・・って。

おまけに、あろうことか、
「一週間か、ちょっと寂しい!」なんて、
結婚41年目にして初めて味わう感情
(ごめん、夫殿・・・)まで、出てきて・・。

私としては、元気に送り出したものの、
送り出す2,3日前から
ちょっとしたパニックになっていたのです。

けれども、、、
ふたを開けてみると・・・、
入試があったりする週で、
さらに保育園の実習巡回もあり、
結構忙しいうえに、
ウルトラマンのお迎えがあるので、
自分に使える時間が3時半までと決まっていたので、
あの心配はどこへやら、
何とか、日を送ることができた。

夫の完全定年からそろそろ5年。
二人で台所に入っていても、
お互いにいちいち指図しなくても、
阿吽の呼吸で動けるようになっていたんだって、
気づいたこの1週間だった。

そして、威張り暮らしている私ではあるけれど、
ほんとに夫におんぶしていることを実感し、
今頃になって二人で生活を創っていってるんだって
思ったのでありました。

もちろん、夫が帰ってきても
一瞬でも「寂しい」なんて思ったことも、
本当にいろいろ助けてもらっていることを
有り難く思っている、ありがとうなーんていうことは
口に出せず・・・、
「おかえりー」の後に口をついて出た言葉は
「おみやげはなーーに??」。

「ありがとう」の言葉は、
こうして夫には聞こえないところでしか言えない
相変わらず強情ッパリの私なのでありました。