林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

私立中堅一貫校と私立中堅未満一貫校とを隔てるもの

2012年04月11日 | 英語学習

私達の塾は、かつては公立の中学生や私立の中継未満一貫校の生徒も受け入れていた。しかしどう頑張っても、ほとんどの生徒はある種の問題をクリアーする事ができなかった。数学では、たとえば、方程式の応用問題はまずは不可能だった。どうしても解かなければならないとしたら、一つの問題を丸暗記する事によって対処するしかなかった。

英語の場合は、幾ら勉強させても一般動詞と be動詞の区別ができない生徒ばかりであった。一般動詞を勉強すると be動詞を忘れてしまい、 be動詞を勉強すると一般動詞を忘れてしまう。そのため、 Are you speak English?とかHe a student.とか平気で書く。

私達は、文法的理屈とパターン練習によってこの問題を克服しようと努めた。いろいろな生徒に試みはしたのだが、この問題を教育的訓練によって克服できなかった。

中堅未満の私立一貫校の生徒もほぼ同様だった。経済的に余裕がある御家庭ばかりなので、一対一の授業も可能である。私達も、もう少し努力さえしてくれば克服できる壁だとは信じて頑張ったつもりだ。しかし、それでもダメだった。

英文には必ず動詞が一つだけ必要であること、そして、動詞には be動詞と一般動詞の二種類があってどちらか一つを選ばなくてはならないこと。たったこれだけのことであるが、絶望的な鉄の壁だったのだ。

ところが、私立の中堅レベルの一貫校の生徒たちに教えてみると、事情は一転する。絶望の鉄壁は完全に溶けてなくなってしまっていることを知ったのだ。徹底的なトレーニングなどしなくても、30分や1時間の授業で簡単に飲み込んでくれる。仮に間違ったとしても、「ちょっとどこか違うよね」と指摘するだけで、生徒が自分で間違いに気がついてくれるのだ。

後付けの理屈ではどうにでもなろう。しかし、分かる生徒はすぐに判る、分らない生徒はいつまでたっても分らない、これが私達の知っている現実である。だから、英語力を伸ばせると確信できる生徒にしか私達は教えないことにしたのである。と同時に、こういう問題を克服する取り組みがなされるべきだと強く願う。



追記

2014/06/03 検索でこの記事が上位に上がることが多いようです.

塾名称とHPを変えましたので、新情報を記載しておきます。


シリウス英語個別塾(by東大式個別ゼミ)


小田急江ノ島線・東林間駅徒歩3分(相模大野・中央林間駅から一駅)

私立中高一貫校生限定の完全マンツーマンの英語個別指導塾
2014年現在の在籍生は、浅野、暁星、慶應藤沢、攻玉社、相模原中等、湘白、渋渋、白百合、洗足、森村、山手、横雙など。在籍学園は小学校6年生から高校3年生までで、英語基礎から東大・早慶・薬学部・英検準一級受験生までそれぞれ頑張っています。