りえどん日記

りえどん 52歳 SEに戻りましたー。南蛮連合というランニングチームにいます

お金があれば?

2006-06-07 10:11:08 | 日記
私の父親は初老の年になる。
年金生活を夢見ていたが、職業柄年金はすずめの涙しかもらえないので、働かざるえない。
しかし、としがとしだけに、プライドを捨てて職業も選択せず、面接に挑むが雇ってもらえるところはほとんどない。ある日、しょげていた父親のもとに1本の電話が入る。

業者「うちの会社に以前面接していただきましたよね。ぜひ役員としてあなたを採用したいのですが!」

時期が時期だけに、父親は喜んで面接にいく。
面接から帰ってきた父親は一言。
父親「取締役になって欲しいと社長に言われた♪」

おっすごいね♪

父親「取締役になる為には、自社株を買ってくれて言われた♪70万。70万支払うと月々40万の給与が補償されるそうだ。」

はぁ?

ローンでお金を借りて払おうとした模様。
もちろん、家族猛反対!

私「取締役だから株買えなんてあほな話、聞いたことないよ!超うさんくせ~!」(←多少言葉悪)
父親「取締役は買うのが普通だよ。おまえも強情だなあ・・・」

父親がなんとか踏みとどまってくれた。業者にお金が払えない事を伝えると
業者「では、取締役はできませんが、部長ということで・・・。就業日はこちらから伝えますので・・・」
後日、父親が「いつから働けるの?」と催促すると、なんとなくはぐらかされる。

母親「うちにお金があったらね・・・70万支払って今頃きちんと働いているだろうに・・・お金持はいいなあ・・・」(ため息)
私「金ある人ならこんなうさんくさい話にビタ1文も払わないよ。支払いそうなそぶり見せてるから引き伸ばされてるんだよ。」

私もそうだが、父親も自分で確かめた事しか信じないタイプ。(親子揃って頑固です)
反対する家族の意見は聞かず、何度も電話して、やっと働ける日が決まった。初日は研修だったそうだが、周りの人と会話をさせなかったらしい。父は外でその会社の社員を待ち伏せて(笑)話を聞いたそうだ。その人は、70万支払ったにもかかわらず、入社して3ヶ月たつが、給与を1円ももらっていないらしい。しかし、支払ってしまったばかりに会社を辞めるに辞められないらしい。

父親はその会社を1日で退社した。留守録に激しい罵声の声が、
「あんた!いいとしして、礼儀知らずだねっ」
だってさっ!70万も払わなくてよかったね。貧乏でも悪いことばかりじゃないよね。
しかし・・・最悪な業者だ。

コメント (5)
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