風の中でダンス

なんでもない毎日をちょっとメモしてみる。

心が痛む・・給食費の滞納・不払い

2007年02月08日 | Weblog
しばらく前から給食費の滞納が問題視されて大きな話題になっている。
報道される内容は払えるのに払わない、というものだ。
十分な生活をしているのに「義務教育だから無償のはず」「誰も給食にしてくれ
と頼んでない」などと堂々という。
生活保護には給食費などは加算されるので生活保護家庭が払えないはずはない、などと説明され、親の責任感のなさ、義務感の欠乏がクローズアップされて
いる。私もこの状況を聞いたとき、なんとここまで来たか!と絶句した。
ケイタイ料金を月数万払いながら給食費は不払いという神経はどこからくるのか?
信じられない思いだった。
かくして給食費滞納問題は全国に知れ渡ることになり滞納者への非難は拡がった。
当然だと思った。
しかし冷静に考えてみると払えるのに払わない家庭にたいする非難のかげで本当に
払えない家庭の存在が忘れられているのでは・・と思う。
生活保護を受けられる水準の家庭でも生活保護を申請しない人も多いという。
格差社会と言われる中で、裕福な層も増えている半面、ギリギリの生活に日々汲々
としている層も増えている。(人ごとといえない)

リストラで職を失い、しかし前年分の税金の督促は来る、保険料も払わなければならない。・・・そんな究極の状況で子どもを学校にやりそれなりの教育をせめて受けさせたい、と願うとき、いったいどうすればいいんだろう。

できるのに義務を遂行しないひとと、したくてもできないひと・・一律に非難することはできない・・。

自治体のなかには財政難を理由に給食そのものを廃止しようという動きも以前から
あった。当然支払われるべき給食費を負担しない部分が増加すれば給食の維持
が困難として廃止をうちだす自治体が出てくるかもしれない。
現実を見るにつけ今の子どもたちへの給食の必要性は増すばかりだと感じている。
給食費のむやみな不払いのために重要な給食の廃止に至らないように、と願う。
コメント
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