息子と待ち合わせて、
行ってきました「舞台『NINAGAWA・マクベス』の世界」の特別対談。

講師は、舞台俳優・市村正親さん。
そして、翻訳家・松岡和子さん。
NHK文化センター・青山教室でありました。
故・蜷川幸雄が手がけた『NINAGAWA・マクベス』。
一周忌追悼公演として、これから始まる世界ツアーを直前に、
この舞台に主役と翻訳者という立場で関わっておられるお二人が、
この作品の見どころや演出の魅力に迫るということで、
息子と二人してワクワクドキドキ、
そのお話にどっぷりつかってきました。
当日、早く行って並んでましたから、
最前列に座れてHAPPY。
2、3メートルの距離で生・市村さんを拝見でき、
ミーハーの母はそれで大満足。
市村さん、
とにかく、立ち居振る舞いが洗練されてて、
スリムで、そりゃあかっこいい。
そして何より「人として」素敵な方だなと思いました。
一方の翻訳家の松岡和子さん。
柔らかい雰囲気の、笑顔の温かい方でした。
市村さんの演劇人生を掘り起こしながら、
市村さんと蜷川さんとの出会い、蜷川さん演出の舞台をしている時の
蜷川さんと市村さんのやりとり、その関係性などを、
市村さんからうまく話を引き出され、
市村さんはそれに対して、
時々ユーモラスに、時にシャープに話されるので
なんともそのお二人の話が面白いんです。
時々、二人の間に沈黙の時間があっても全く気にならない。
お互いをよく理解しておられて、
信頼関係があっての対談だということが
すごく伝わってきました。
わたしも息子も、
松岡さんの『深読みシェイクスピア』を読んでいましたので、
今回の対談の雰囲気が、本の中のインタビュー(こちらは逆で、松岡さんが話し手にもかかわらず)
の松岡さんと重なって、
初めてじゃない気分でもありました。
最後のところで、
質問タイムがあり、
息子は思い切って市村さんに質問をしました。
息子は大変緊張していましたが、
松岡さんも市村さんも温かい目を息子に向けてくださいました。
そして、時間のない中、丁寧に答えてくださって、
息子は大感激。
市村さんにいただいた様々な言葉ももちろんのこと、
息子が質問をしている時の松岡さんの温かい笑顔も、
息子の人生にどれほど大きなエールになったことでしょう。
もちろん、このわたしにも!
本物と出会えたなあと思った夜。
わたしたち親子にとって、忘れられない日になりました。
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