イラクは、今、内戦状態です。選挙でシーア派は圧勝し、スンニ派は主要なポストにつけてません。又、クルド人は独立を目指しています。2/24のシーア派モスクの爆破事件以来、スンニ派を報復するといった厳しい状態が続いています。フセイン政権の頃が良かったとは思いませんが、これでは、米国の介入は非難されても、歓迎される事はないでしょう。米国は、イラクの新しい政権の下で民兵軍に引き継ぐ道筋をつけて徐々に撤退した所でしょうが、この民兵が中立の組織ではなく実質、シーア派なのです。ここに来て、民族、宗派の違いが露呈し、抗争化してきているニュースは、見るに耐えません。罪のない人々が日々巻き添えで、死んでいっているのです。国としての機能や秩序がなくなるという事も、皮肉ですが恐い事です。
NIKKEI・NET イラク情勢
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt57/20060228AS2M2801M28022006.html
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