ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年五月十二日]

2008年05月12日 | fine arts
今日の寒さにはまいりましたね。原チャリに乗っていると辛くて気が遠くなりそうでした....。

工作の時代 -『子供の科学』で大人になった 於: INAXギャラリー1
大正12 (1923) 年に創刊され現在も発行されている子供向き科学雑誌「子供の科学」に昔、掲載されていた工作の数々を再現して制作し、本誌の歴史と共に紹介した展示です。自分にとっても懐しいものが多く展示され、紙飛行機やトランジスタ・ラヂオ、模型船などをよく父親に手伝ってもらって作ったことを思い出しました。確か自分は学校の頒布会の様なもので本誌を定期購読していた覚えがあります。毎月、雑誌が届くのを楽しみにしていました。「子供の科学」にはまさに子供の夢とロマンがありましたね。

VERNACULAR 世界の片隅から 石川直樹展 於: INAXギャラリー2
同じフロアのギャラリーで行われている写真展です。前に石川直樹氏による"NEW DEMENSION"シリーズの中の石山をそのまま利用して作った数々の家屋の写真を見て、素直にとても面白く世界にはいろいろな処があるんだなぁ、と思いました。今回はカナダ北極圏やフランス、西アフリカの家々やそこに暮らす人々の姿を写した新作の展示で、さらに世界の広さやそこに生きている人々の暮らしぶりが感じられた興味深い写真の数々でした。

↓ INAXギャラリー ↓
http://www.inax.co.jp/gallery/

ホラー漫画家4人展「地獄からくり玩具箱」 於: ヴァニラ画廊
エロティック・アートのヴァニラ画廊へ。お茶漬海苔氏、児島都女史、呪みちる氏、伊藤潤氏、4人のホラー漫画家の作品展です。日野日出志氏や楳図かずお氏、諸星大二郎氏等の漫画を見て来た自分にとってはそんなに新しさは感じませんでしたが、この様なジャンルのものは脈々と昔から続いているものです。人間の心理で「怖いもの見たさ」と言うのはよく考えるとおかしいですよね。わざわざ、そんなことを...、と思いますが、やっぱり人の好奇心は果てしなく、そして快楽と不快なものは表裏一体なのです。それが有害なものにならなければイイのですが....。で、自分は基本的に怖いものや気持ち悪いものは嫌いです。

↓ ヴァニラ画廊 ↓
http://www.vanilla-gallery.com/

恋月姫展 vs 野波浩展 夜想ヴァンパイア・セレクション展 part 4 於: パラポリカ・ビス
1/152/153/28と訪れた吸血鬼をテーマとしたシリーズ展示の最終回です。自分はちょっと恋月姫女史の人形は苦手なので、おのずと恋月姫女史の人形を撮った野波浩氏の写真もほとんど興味が持てませんでした。ですが、野波浩氏の幻想的で独創的な写真作品は以前から注目していていました。今回、展示されていた「Mousa」・「CHAOS」・「ABYSS」と言った女性を写したシリーズ作品の数々は静かでありながらエキセントリック、画面がとても美しいものです。そしてCG処理をいっさい施していない撮影の技法には驚きですね。凄いです。

↓ パラポリカ・ビス ↓http://www.2minus.com/


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