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五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

1リットルの涙

2011-11-29 15:03:15 | わたし

この記事を書いていいものかどうか悩みました。
でも、何事もなかったかのようにスルーすることも自分ではできませんでした。

息子の友人が亡くなりました。
21歳でした。
突然倒れて、意識の戻らないまま、天に召されたそうです。

私は、新聞のお悔やみ欄で知り、すぐに息子に電話しました。
息子はすでに知っていました。

なんで?なんで?なんで亡くなったの?
信じられない気持ちでいっぱいでした。

彼と息子は小学1年生からの友人で、
毎日のように遊んでいました。

彼は、人懐っこい性格で、
いつの間にか、うちのダンナの膝にどっぷりと抱かれているような子でした。
成人式の時に、ちょこっとうちに寄ったのが、私が最後に見た彼です。

悲報を聞いてからの1週間は、
彼の笑顔を思い出しては泣いてばかりいました。

お葬式にも参列させていただきました。
息子も急遽、夜行バスで帰省しました。
息子、人生初めての葬式で、初めての弔辞を読みました。

葬式という儀式って意味があるものなのですね。

参列させてもらったら、自分でもどこか区切りがついたのか、
メソメソと泣く事もなくなりました。

所詮、他人様の息子さんだからでしょうね。

悲しみの中でも、「息子が帰ってくる」
と、ウキウキしている自分がいたりして、
親御さんには後ろめたい気持ちになります。

「彼の分まで生きなくちゃね」
息子に言ってる言葉が、ドラマのくさいセリフのようで、
言ってる側も現実のものとして受け止められません。

とにかく息子には「親より早く死ぬな」
それだけです。