ネジバナ(捩花)
チョッと湿っていて日当たりの良い 背の低い草地に良く生えています
ぐるぐると螺旋状に咲く可愛い花は右巻きと左巻きの両方があるそうで
園芸愛好家に特に人気の 真っ白い花のネジバナもごく稀に見かけます
どういう訳か
他種の山野草を植えた鉢に 落ちた種から発芽した株が
とても強健に育つのに ネジバナ単独で鉢植え栽培をしようとすると
かなり気難しい様な気がします
その捩れる様に咲く様子からネジバナの名前がついて
別名のモジズリは織物の一種「忍捩摺(しのぶもじずり)」に
由来していると聞きました
チョッと面白いのは生育のサイクルで
ネジバナは冬葉と夏葉があって 季節によってその株姿が変わります。
冬葉は短くて丸っこい形をしていて 地面にへばりつくように
ペタッとと放射状に広がり 一株で3~5枚の葉を出します。
春に暖かくなると 冬葉の中心から夏葉が出てきて
夏葉は5~6枚出し細長く大きい形をしています。
夏葉の中心から花茎が出てきて 開花する頃には冬葉は枯れてしまいます。
秋になると夏葉の脇から冬葉が出てきて 冬には夏葉が枯れて冬葉だけになります。
常緑性で地上部が枯れて無くなる事はアリマセン
乾きに弱いらしく私は 水切れさせては枯らしてしまう事がよく有ります
開花後 だいたい1ヶ月以内でタネが熟して飛ぶので
さやが黄色くなってきたら タネを採って親株の株元に撒いています
沢山のネジバナを咲かせるのは 楽しみなモノです
ソラナム・アウィクラレ、シホウカ(紫宝華)
「紫の宝って書くのよっ 凄い名前なので どんな花が咲くのかと
期待して買って来たら…まぁ見に来て」と友達から言われて…
葉っぱの形は不規則に羽状に裂けていて この草姿はカッコイイけれど
花は 色の綺麗な・・まるで茄子そっくり
流通名はソラナム・シホウカ ですが英名ではカンガルーアップル
って名前も面白いけれど 低木なのに一年草扱いで 栽培され売られています
落葉しますが 暖地では越冬出来て性質はかなり強く 高さ3m程まで育つそうだと
ネットで調べてお教えしたら お茶花にと買ってきた友達は
鉢植えで小さく育てると 困った顔・・・
白い花もあるけれど青紫~藤色の花が良いかなぁと買ったそうで
果実は径3cm位で 緑か黄色をしており食べる事ができるそうですが
試してみる気にはなりません
おまけに
ドクダミの八重咲きと五色ドクダミ ネジバナの咲く原っぱに
ニワゼキショウも 咲いていました
梅雨明け宣言された今日も とても暑い一日でしたが
こんな時期にも 花たちは元気に次々咲いていますネ