9月2日(月)
今日から2学期。
少し雨模様の朝でしたが、夏休みの作品や借りていた本など、たくさんの道具を抱え、元気なあいさつをして、子どもたちは登校してきました。
まず、いつもの立腰です。
気持ちが、ピンと引き締まります。
そして、それぞれの教室で、担任の先生のお話を聞きました。
そのあとは、久しぶりに使う教室やろうかを、みんなで大掃除です。
校長室も、きれいになりました。
校舎も心も、すっきりきれいになったところで、2学期の始業式を行いました。
「〇〇の秋」。子どもたちは、いろんな秋を発表してくれました。
その中から、「実りの秋」の話をしました。
高い山は、すそ野が広い。
大きな木には、しっかり張った根っこがある。
豊かな「実りの秋」を迎えるためには、根っこをたくさん張って、栄養をたっぷりと吸い上げる準備が必要です。
その準備ができた時に、どんどん上手になる。ぐんぐん伸びる。
だから、早く大きくなろうと思ってはダメ。
うまくいかなかったなあ、また失敗してしまった、がんばっているんだけどどうして結果が出ないんだろう・・・。
そう思っている時、つらいこと、苦しいことを乗り越えようとしている時に、ひとつ根っこが増えてくる。
こんな話を、1学期の間にずいぶん根っこを張った「ポトスくん」を見せながらしました。
4時間目。地震・津波避難訓練を行いました。
これは、9月1日が関東大震災だったことにちなんで「防災の日」であることから、今年初めて計画したものです。
まず、「緊急地震速報」が入ったという設定で、子どもたちは机の下にいったん隠れて頭や体を守りました。
揺れが収まったところで、今度は「津波警報」が出ました。
子どもたちは、落ち着いて、先生の指示に従って、3階に集合しました。
唐津市の推定では、大きな地震が発生した場合の津波の高さは、最も高いと考えられる湊地区で2m前後と聞いています。
しかし、災害に想定外はつきもの。
現在の状況では、地上約7mの3階に避難することが、子どもたちが学校にいた場合には最善の方法と考え、訓練を実施しました。
「〇〇の秋」は、「防災の秋」でもありました。