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命の授業

2013-09-10 | 日記

9月10日(火)

 

校区内にある田辺産婦人科医院の看護師さんたちが、数年前からボランティアで学校をまわり、命の誕生のすばらしさを心に語りかける授業を続けておられます。

去年に引き続き、5年生が、この「命の授業」を受けました。

 

 

「あなたにとって、一番大切なものは何ですか?」

 

この問いかけに、子どもたちからは、

「お金」や「食べ物」といった言葉のほかに、

「家族」「友情」「夢」「絆」「命」「おじいさんやおばあさん」「地域」「健康」

といった、すてきな言葉もいっぱい出てきました。

 

今日は、その中の「命の誕生」について、みんなで考えましょうということで、授業が進んでいきました。

 

 

子どもたちがのぞいているのは、色紙に開けられた小さな針の穴。

「これが、受精卵の大きさ。命の始まりの大きさなんですよ」

 

「それから、3か月、6か月と次第に大きくなり、10か月で臨月を迎え、赤ちゃんは誕生します」

 

 

それぞれの月ごとに、赤ちゃんは、お母さんのおなかの中ではどれくらいの大きさに育っているのか、子どもたちが前に出て抱っこしています。

 

「これは、何の音でしょう?」

聞かせてもらったのは、心臓の音。

 

 

最初に聞いたのは、5年生のお友だちの心臓の音。

次に聞いたのは、もうすぐ生まれる赤ちゃんの心臓の音。

赤ちゃんは、子どもたちの2倍ぐらい速い、1分間に約150回もドクドク拍動を続けてました。

 

赤ちゃんの心音を聞かせてくださったのは、校区内にお住まいの岩田さんです。

「初めて赤ちゃんがおなかの中にいるって聞いたとき、私もお母さんになるんだって、うれしくて幸せな気持ちでいっぱいになりました」

と、赤ちゃんができたときの思いを、子どもたちに語ってくださいました。

 

 

休み時間になって、岩田さんは、子どもたちに順番に、赤ちゃんのいるおなかをさわらせてくださいました。

子どもたちは、大事に大事におなかをさわっていました。

 

「あ、動いた!」

と、ラッキーな体験をした子どももいました。

 

自分の心音を聞いたり、赤ちゃんを抱っこしたりと、実際に体験ができる休み時間でした。

 

 

後半は、どうやって赤ちゃんは産まれてくるのかがよくわかる授業でした。

 

 

「お母さんのおなかの中には、こうやって子宮というお部屋に入っています」

 

 

小川先生扮する妊婦さんの子宮を、特別にわかりやすくして見せていただきました。

「頭が少しのぞいてきました。いよいよ産まれますよ!」

 

 

「頭が出てきましたよ!」

助産師さんが、上手にとりだしてくれます。

 

 

産まれた赤ちゃんには、まだ「へその緒」がついていました。

 

このように、たくさんの模型や実物大の人形を使って、体験談や心臓の音なども聞いて、知識としてだけでなく、体験的に学び、そして心に温かさの残る、2時間の授業でした!