ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

行動を考える読書・「〇〇すべき」を読み取る本の読み方

2016-03-15 17:20:32 | 読書
本の読み方をいつも工夫しているのですが、気に入った本を手に入れて、読むとき
自分はどうしているか、を改めて、とらえてさらによい読み方はないか考えてみたいと
思います。
本の種類によっても違うのですが、私の場合、ハウツウものですとあっという間に
読んでしまいます。

これは、どう読んでいるかというと、「〇〇すべきである」というところをまず
さがして読んでいます。目次から、「どうすべきか」について書いてあるところをさがして
それを一気に読みます。どうしてそれを行うのかという理由などは、その後で、とらえます。

このやり方は、論文だとしても、著者は、では、「どうしろ」と言っているのかということをまずとらえます。
論理的とらえかたとして、
1)原因
2)結果
3)行動
のまず行動をとらえるということでしょうか。
ですから、状態を説明しているだけの内容の本は、この本は、対岸の火事を見ているだけで
その考えには、他者への意識がうすく、自己満足であり、責任を持っていない考え方だと判断します。

ただ、情報をとる場合は、データが優秀な場合もあるので、物足りなくても、参考にしたいと思っています。
この読み方で、残念なのは、行動、対策などに触れていないとき、物足りなくて、その本に対する興味
がわかなくなってしまうことです。著者の性格、特徴などありますから、それを受け入れながら
読んでいく、ということが難しいところです。
原因結果が書かれていて読んでいくとじゃ、どうすればよいのか、ということが書いてないと
一体、分析だけして、本人は、どうしたいのか、とちょっとがっくりするのです。
学校の教科書や、研究書などでも原因結果だけの論文が多いですよね。ですので、それをこのやり方
ではなく、行動規範を求めながら、切り替えていく読み方は、ないか考えています・・・

自分の「生き方」を考えるのに高校の倫理参考書を使う

2016-03-13 16:36:26 | 知恵の情報
いろいろな本に出会いながら、自分の生活の経験と照らし合わせ、自分について考えたり、
よい教え、真理に出会い、それを自分の生き方の中心にすえて生きていこうとしている
ということはあると思います。

私の場合、「高校の倫理参考書」に気がつきました。
古今東西の思想が網羅されています。また、世界宗教の概要も説明しています。また、
心理学的なもの、社会の問題点にも触れています。

地球人として、科学が発達している時代に生きるものとして、やはり、偏った思想哲学の生き方は
おかしいと思うのですが、自分のとらえかたを確認する意識を持って、倫理参考書を見てみますと
自分の立ち位置がわかるような気がしています。

現在、見えているのは、「共存共栄」というとらえ方です。
これは、漠然とどんな人も潜在的にあるものだと思うのですが、うまく、使っていないような
気がします。
科学が発達してきて、人権意識も過去の人たちより、強くとらえられてきている。
宇宙時代への展望も見え隠れしている。そうすると、

・宇宙の一部であるのが人間である
・お互いに助け合い、身を供して他のものを生かしている植物、動物がいる
・宇宙の惑星も何らかのバランス、調和をとっているように感じられる

つまり、自然界では、相互保存、共存共栄という「法則」の真理が働いているのではないか
と思い当たるのです。

「共存共栄」というのは、他者意識があるかどうかということです。
「共存」というのは、他者と自分の生命を大切にするということだと思います。
「共栄」というのは、お互いに栄えあう、つまり、他者への行為が善なる行為ということ
です。相手の幸せを願って、助け合うということでしょう。

哲学や、宗教思想の理念がいろいろありますが、共通因数として理念を考えてみると
「共存共栄」に還元される考え方でなければ、その哲学、宗教の方向性が過っていると
思います。自分の流派に引き込むのではなく、相手の考え方、生き方を認めながら
「共存共栄」を生活のなかで機会あるごとに表層意識に思い浮かばせ行動していくことこそ
地球人としての心得だと感じています。
皆さんも高校の倫理参考書を眺めながら考えてみませんか?
倫理参考書は便利な人生ガイドの本です。



孔子の『論語』を利用し、人間を見分ける方法

2016-03-12 18:19:33 | 知恵の情報
『人間通になる読書術』(谷沢永一・PHP新書)から、日常に使える判断基準を
紹介します。谷沢氏の著作は、内容がしっかりしていて、よくまとまっていて
わかりやすくなっています。何項目もありますが、そのなかから、生活の中で役に立つ
ものを紹介してみます。
『論語』を取り上げ、人間を見分ける基準を簡単に紹介しています。それは・・・

1)その行っている事を注意し、
2)その行いの由って来る所以を推し測り、
3)そのくつろいでいる所を察知すれば、
その性質は匿そうたって匿しおおせるものではない。心の底まで見抜けるものだ。

の三つの判断です。このなかで、わたしがおもしろいとおもったのは、3)の
くつろいでいるところを察知するというところです。
ここを観察すると、なるほど、本人の本性がまるみえになりそうです!
三つを意識してみることは、簡単ですから、生活で使えると思います。
簡単な様子をみることにも使えますし、深くみるなら、
1)道に反していないか
2)動機は
3)表裏の姿
ということを意識して考えれば人を見分ける力がつくのではないでしょうか。

ジグソーパズルを組み立てる方法を利用して本をとらえる

2016-03-11 18:53:11 | 読書
    

これは、以前に紹介した、トニー・ブザン氏の本にあった方法ですがうまく利用すると
おもしろいと思い、本の内容を捕まえるとき利用します。
初心者のころのマックのコンピューターについているゲームでジグソーパズルがありました。
簡単なものですぐ完成しましたが、このときのイメージを自分の場合は使ってみています。

まず、
チップの形を分類します・・・へりに埋めるものは、一辺の形が平らです
そして
色を分類します・・・風景の林のところは、みどりの色、空は、青色、家並みは白、茶色など
大雑把に内容を分類します。
そして、分類したものをさらに特徴をつかまえながら合わせていきます。

これは、気になる特徴をとらえていきつなげていく、という点から、本の目次などでも
使える分類-まとめのやり方に使えます。

たとえば、『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(広瀬隆・集英社新書)の本を例にすると
目次をみると、二章に分かれています。
第一章は「二酸化炭素温暖化説が地球を破壊する」とあります。
第二章は「都市化と原発の膨大な排熱」です。

これを全体でとらえ、二酸化炭素温暖化説がなにか間違えているという意識と
原発の排熱に問題があると、二つのことが判断できます。単純にこの分類から
今度は、

一章の目次項目が14ありますがこれを分類し、まとめます。そうすると・・・
・「地球の温暖化は二酸化炭素が増えて温度が上がっているのではなく、地球が
 なんらかの原因で温度が上がり、そのせいで二酸化炭素も増えている」と
 言う主張の項目でまとまります。地球の気温変化のデータや太陽の活動、小氷河期
 のデータ、1960~70年代は寒冷化になっている記録などでまとまります。
・「二酸化炭素温暖化説でターゲットにされている地域のデータ検討」で分類できます。
 北極はどうか、南極はどうか、温暖化で山火事が起こるか、海面水位は、など
・「実は、温暖化は、地球の水蒸気の作用が関係している」
・「データをきちっととらえないマスコミのいい加減さ」
14項目も4項目にまとまりそうだと内容を考え、まとめます。

二章ですと・・・
・「ヒートアイランドと温暖化を混同している」
・「最悪の地球加熱装置が原子力発電所である」
・「原発がないと停電するはうそ」
・「火力発電の二酸化炭素は、海から海洋生物などが発生
  する二酸化炭素の量にくらべるとはるかに少ない」
・「火力発電と原子力発電のエネルギー効率は火力発電の
  ほうがはるかによい」
・温暖化の原因を研究し、解決の糸口がみえるまで、火力発電でもたせることが
 でき、現在、ガス・コンパインドサイクルという非常に効率のよい発電システム
 ができている。
などと9項目をまとめていきながら、さらに分類しまとめますと・・・

・炭酸ガスは、異常気象や地球の気温変化に対して過去も将来もまったく無実である。
(地球の汚染は、排熱、窒素酸化物、硫黄酸化物、浮遊粒状物質、放射性物質の
 複合的重なりによって、以前の大公害時代より広範囲に広がろうとしている。
 これらをまったく知らずに、二酸化炭素温暖化論を信奉していればどうなるだろうか。)
 無関係のことに目を取られている隙に、自然破壊がどんどん進行している。
・原発は、海水を加熱する巨大な自然破壊プラントである。
・ヒートアイランドを起こす排熱量を極力減らす必要がある。

などと、要点が見えてきます。これを繰り返し要点をさらに必要に応じてしぼっていきます。
このやりかたの潜在的な意識のなかにジグソーパズルを完成させるイメージを持って行います



袋ファイルは便利な整理法

2016-03-10 18:24:59 | 日記
単語カードに書き記したものがたまってきたら、袋ファイルにいれて保管するとよい。
単語カードで、何度も見直しているうちに脳に記憶されたり、メモしておく必要がないと判断したら、
それを引き抜いてカードを減らしていきます。
しかし、どうしても捨てられないものは、袋ファイル(A4)に収納します。
私の場合は、「生存の技術」と名づけた手帳がありまして、そこに、重要な内容は書き込んで
います。その整理がめんどうなときには、袋ファイルを利用して一時保管しています。
袋ファイルは、野口悠紀夫氏の「押し出しファイリング」というやり方や山根一眞氏の「袋ファイル
システム」があります。
どちらも使い勝手がよいです。私は、両方を合わせて、袋ファイルの表記は、山根氏を使い、
押し出しは、野口式を使っています。

無心になることは右脳の働き

2016-03-08 18:54:45 | 日記
本を読んでいて感じるんですが、目次、本文を読んでいて、字面を読んでいないことがあります。
目をどこかに固定して、そのページの面からなにか、吸収しようとしている感じです。
こういった経験はありませんか。
よく拾い読みというやり方がありますが、そのときの目の状態、脳の状態も同じではないでしょうか。
「右脳速読」という方法がありますが、それは、このような状態かもしれないと思います。
自分の求めたいものがあり、それをイメージなり、言葉で脳に描いているような状態で
字面を全体にみて、感覚のようなもので、探っているのです。
これは、「無心」という言い方でとらえ、これを方法として意識して、使っていくとよいのではないかと
最近は、考えています。目次をみて本文のあるページを開いたとき、その全体をみて、一瞬、じっとしているのです。
なにかが脳に入ってこないか、待つのです。それは、字面を読んでいるのではありません。
飛ばし読みもおそらく、何か感じ取りながらページをめくっていくものと思えます。

ブレインマップを使ったメモ

2016-03-06 18:37:08 | 日記
トニー・ブザンが考案した方法です。現在はマインドマップと呼んでいると思います。初期のころは、
ブレインマップとしてこの図解法を使っていましたが、私にはそれがぴったりしているので今でもこの言葉を
使っています。図を示せばよいのですが、いまブログをはじめたばかりで要領を得ないので載せられないので、
ネットで調べるとたくさんでてくるので興味のある方は、参照してみてください。脳の機能に準じた方法で
面白いと思います。

白い紙の真ん中にテーマを書きそれを線で囲みます。そして、其のテーマから思い浮かぶ単語、言葉を線で
引き出した上に書いていきます。次に、その線の先を枝分かれさせ、思いついた単語、言葉のさらに発展させた、
発想できる単語、言葉を書きます。このようなメモを何度もやりながら全体を考えていきます。これは、
脳の樹状突起のイメージです。脳内の反応の姿をメモの図の中に取り込んでいるとてもユニークな
メモ法(ノート法)だと思います。

単語カードの別な使い方

2016-03-05 17:17:18 | 日記
本の読後のメモを単語カードに書く方法ですが、他にもメモとして利用しています。持ち歩いて、
ちょっとしたときに見直すのに大変便利です。カードにはランダムにいろいろなことを書きます。
後でばらしてジャンル別にまとめられるので気楽にメモできるのです。

単語カードは、小さいですが、名詞サイズのものや、最近は、もうちょっと大きめのものがでています。
これは、ダイソーの100円の情報を伝えていますが、100円なので気楽に使えます。単語カードですと、
書き足りない人は大きめのものを利用するとよいと思います。

カードには、表と裏で問題点と解決法と分けたり、表に新語を書き解説を裏に書く、長くてもちょっとした
文章を抜書きして書く、またイラストを描いて内容を表現する。そうして、日付を数字だけでつけたり、
カードの端を重要なものには、マーカーで太い線を引いたり、工夫して使います。脳の、長期記憶に情報を
入れるには、とにかく、「繰り返し」が大切です。カードを日に何度もめくりなおせば必ず記憶したい項目は頭に
入ります。これは、七田眞氏の「超右脳記憶法」などの中にあります、イマジュリーなどと同じ効果が出ている
ような気がします。


読書の後、頭にのこっているものをアウトプットしてみる

2016-03-04 18:22:40 | 読書
いろいろな読書法をネットでみていると、本を読む動機がアウトプットを意識してすると読書速度が速くなると
出ています。目的を持って読むのがよいのだと思います。ただ、本当に本を読むことが好きな方は、偶然の出会いや
漠然と自由に読むことの楽しみもあるとおっしゃっていますね。

とにかく、どんな読書でも読み終わったら、なにか書いて残しておくと記憶に残って、ただ読んだだけということで
すっかり忘れてしまうことがありません。
私の場合、単語カードにその読書で脳に残っているものをさっと書いてみます。一内容一枚で残っているものをカード
にしていきます。そして、それを持ち歩きます。時々それを見返します。そうすると、その本について気になるたびに
単語カードを見て考えることができて、助かります。

例えば、

「思えば思うほど、新たな深い畏敬の念をもってわれわれの心を満たすものが二つある。
 一つは、私の頭上にある輝ける星、今一つは、わが心のうちにある道徳法則  カント」

をカードにして持ち歩く、そうすればこのカントの名言も覚えてしまいますし、このことについて考える
機会がなんども得られます。

コツを使って読書する

2016-03-03 18:43:15 | 読書
自分の読書が進まないのでやり方をいろいろ捜しています。
厳しいこの世の生活でよく生きるために「役に立つもの」をジャンルを問わず見つけたり、考えていきたいと思っています。
それは、哲学にも広げ、「生き方」をどうしたらよいかというヒントをさがし、考えてみたいと思っています。
日記に書き連ねてみようと思っていますので参考になれば、読んでいただいて、考えてみてください。

コツを使った読書法を考えてみる

まず、本屋で本を買うときを考えてみますと、それが、実は、読書の方法のコツをしていると気づきました。
だれでも考えることですが・・・

1.本を手にとる。
2.次に目次を読む。
3.本文を見る。
4.気になっているところを試しに読んでみる。
5.内容に興味があり、どんどん読めるようなら、しばらく、読む。
6.区切りがでてきたら、やめて、目次にもどる。
7.全体をぱらぱらみる。
8.目次をみる。
9.また、本文をみる。
10.本の内容が大体わかったら、買うかどうかきめる。

まさに、これを短い時間に何度も繰り返すことが速読であり、ゆっくり読みたいところはわかるまで、読み、
また、全体へもどるのが効率のよい読み方だと思います。

まとめると

「目次と本文を目次をガイドにしながら、往復して読むことを繰り返す」ということです。

この場合、本文を最初から読まない。目次をガイドにして、自分の必要なところをとらえる。
目次の流れで、構成をつかみその構成を繰り返し、とらえその中で、詳しくしたいところを本文で、読む。
本の必要な理解度、情報としてとらえるか、また、記憶して自分のものにするか、によって次のステップを踏む。