ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

ジグソーパズルを組み立てる方法を利用して本をとらえる

2016-03-11 18:53:11 | 読書
    

これは、以前に紹介した、トニー・ブザン氏の本にあった方法ですがうまく利用すると
おもしろいと思い、本の内容を捕まえるとき利用します。
初心者のころのマックのコンピューターについているゲームでジグソーパズルがありました。
簡単なものですぐ完成しましたが、このときのイメージを自分の場合は使ってみています。

まず、
チップの形を分類します・・・へりに埋めるものは、一辺の形が平らです
そして
色を分類します・・・風景の林のところは、みどりの色、空は、青色、家並みは白、茶色など
大雑把に内容を分類します。
そして、分類したものをさらに特徴をつかまえながら合わせていきます。

これは、気になる特徴をとらえていきつなげていく、という点から、本の目次などでも
使える分類-まとめのやり方に使えます。

たとえば、『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(広瀬隆・集英社新書)の本を例にすると
目次をみると、二章に分かれています。
第一章は「二酸化炭素温暖化説が地球を破壊する」とあります。
第二章は「都市化と原発の膨大な排熱」です。

これを全体でとらえ、二酸化炭素温暖化説がなにか間違えているという意識と
原発の排熱に問題があると、二つのことが判断できます。単純にこの分類から
今度は、

一章の目次項目が14ありますがこれを分類し、まとめます。そうすると・・・
・「地球の温暖化は二酸化炭素が増えて温度が上がっているのではなく、地球が
 なんらかの原因で温度が上がり、そのせいで二酸化炭素も増えている」と
 言う主張の項目でまとまります。地球の気温変化のデータや太陽の活動、小氷河期
 のデータ、1960~70年代は寒冷化になっている記録などでまとまります。
・「二酸化炭素温暖化説でターゲットにされている地域のデータ検討」で分類できます。
 北極はどうか、南極はどうか、温暖化で山火事が起こるか、海面水位は、など
・「実は、温暖化は、地球の水蒸気の作用が関係している」
・「データをきちっととらえないマスコミのいい加減さ」
14項目も4項目にまとまりそうだと内容を考え、まとめます。

二章ですと・・・
・「ヒートアイランドと温暖化を混同している」
・「最悪の地球加熱装置が原子力発電所である」
・「原発がないと停電するはうそ」
・「火力発電の二酸化炭素は、海から海洋生物などが発生
  する二酸化炭素の量にくらべるとはるかに少ない」
・「火力発電と原子力発電のエネルギー効率は火力発電の
  ほうがはるかによい」
・温暖化の原因を研究し、解決の糸口がみえるまで、火力発電でもたせることが
 でき、現在、ガス・コンパインドサイクルという非常に効率のよい発電システム
 ができている。
などと9項目をまとめていきながら、さらに分類しまとめますと・・・

・炭酸ガスは、異常気象や地球の気温変化に対して過去も将来もまったく無実である。
(地球の汚染は、排熱、窒素酸化物、硫黄酸化物、浮遊粒状物質、放射性物質の
 複合的重なりによって、以前の大公害時代より広範囲に広がろうとしている。
 これらをまったく知らずに、二酸化炭素温暖化論を信奉していればどうなるだろうか。)
 無関係のことに目を取られている隙に、自然破壊がどんどん進行している。
・原発は、海水を加熱する巨大な自然破壊プラントである。
・ヒートアイランドを起こす排熱量を極力減らす必要がある。

などと、要点が見えてきます。これを繰り返し要点をさらに必要に応じてしぼっていきます。
このやりかたの潜在的な意識のなかにジグソーパズルを完成させるイメージを持って行います