ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

孔子の『論語』を利用し、人間を見分ける方法

2016-03-12 18:19:33 | 知恵の情報
『人間通になる読書術』(谷沢永一・PHP新書)から、日常に使える判断基準を
紹介します。谷沢氏の著作は、内容がしっかりしていて、よくまとまっていて
わかりやすくなっています。何項目もありますが、そのなかから、生活の中で役に立つ
ものを紹介してみます。
『論語』を取り上げ、人間を見分ける基準を簡単に紹介しています。それは・・・

1)その行っている事を注意し、
2)その行いの由って来る所以を推し測り、
3)そのくつろいでいる所を察知すれば、
その性質は匿そうたって匿しおおせるものではない。心の底まで見抜けるものだ。

の三つの判断です。このなかで、わたしがおもしろいとおもったのは、3)の
くつろいでいるところを察知するというところです。
ここを観察すると、なるほど、本人の本性がまるみえになりそうです!
三つを意識してみることは、簡単ですから、生活で使えると思います。
簡単な様子をみることにも使えますし、深くみるなら、
1)道に反していないか
2)動機は
3)表裏の姿
ということを意識して考えれば人を見分ける力がつくのではないでしょうか。