学校の社会科ではさらっとしか触れない戦後史を清張が深く切り込んだ作品。1960年に文芸春秋に掲載された内容の文庫化です。
戦後のGHQ支配時代に発生した不可解な事件に対し、清張がタブーに踏み込み事実を調査し推理しています。
GHQの謀略だけでなく、過激化する労働勢力や保守勢力の闘争が描かれ、戦後の混乱の状況が生々しく伝わってきます。
現在の政治で活躍する方々の源流もこの本から読み取れるので、非常に興味深く読めました。
個人的には、この作品でも戦後の混乱の状況のごく一部しか伝え切れていないように思っています。
戦後の混乱期に力をもった上記の勢力以外にも、朝鮮や中国(共産党・国民党)なんかの勢力の影響も大きかったのでしょうが、あまり伝えられるものがありません。
よくも悪しくも、これらの影響が現在の社会に深く根付いているものですが、やはりこのような形で広く知らしめられるべきことなのじゃないのかなぁと思います。
~おわり~
戦後のGHQ支配時代に発生した不可解な事件に対し、清張がタブーに踏み込み事実を調査し推理しています。
GHQの謀略だけでなく、過激化する労働勢力や保守勢力の闘争が描かれ、戦後の混乱の状況が生々しく伝わってきます。
現在の政治で活躍する方々の源流もこの本から読み取れるので、非常に興味深く読めました。
個人的には、この作品でも戦後の混乱の状況のごく一部しか伝え切れていないように思っています。
戦後の混乱期に力をもった上記の勢力以外にも、朝鮮や中国(共産党・国民党)なんかの勢力の影響も大きかったのでしょうが、あまり伝えられるものがありません。
よくも悪しくも、これらの影響が現在の社会に深く根付いているものですが、やはりこのような形で広く知らしめられるべきことなのじゃないのかなぁと思います。
~おわり~
続いて「日本の黒い霧」を読み始めたのですが、当時の私にはまぁったく興味がわかない本でしたね。
今読むと興味深く読めるのかもしれませんね。
たまたまですけど、先月、私も松本清張を読みました。昨年発売された歴史短編小説を集めたもので「武士くずれ」とい表題です。2時間くらいで読み終わる軽いものです。
中3で「砂の器」ですか・・・
清張の文章ってちょっと堅いので
(特にこれ)読むのに時間がかかってしまった。。。
2時間で読めるってすごいですなぁ