個人は優秀なのになぜ組織は不条理な行動に突き進むのか!?
これは、2000年刊行の「組織の不条理」を改題したもので、「戦略の不条理」の菊澤氏のものです。
どうも、勝間和代氏が、経営本として相当推薦していたようです。
内容は、日本軍の失敗を題材に、組織の不条理を分析し、それを現代の経営戦略に生かそうというものです。
なぜ、日本軍はガダルカナルで3度も白兵攻撃をおこなったか?
なぜ、実行不可能と看做されていたインパール作戦の泥沼にハマったか?
そもそも、勝ち目のない米国との開戦を選択したのか?
これらは全て、合理的な判断をおこなった結果の不条理というものです。
最新の経済理論を用いて理路整然と分析されており、非常に興味が持てます。
合理的な選択した結果が必ずしも効率的な結果をもたらすものではない。
これは、人間が完全合理的なものではなく、かといって非合理な存在でもない、限定合理的であるということに起因するものだそうです。
人間が、限定合理的であることを認識し、批判を受け入れる体制をとることが大切で、そのためには自律的な対応が必要だということも、述べられています。
組織を考える上で非常に面白い内容でした。
日経ビジネス人文庫っていいねぇ。
これは、2000年刊行の「組織の不条理」を改題したもので、「戦略の不条理」の菊澤氏のものです。
どうも、勝間和代氏が、経営本として相当推薦していたようです。
内容は、日本軍の失敗を題材に、組織の不条理を分析し、それを現代の経営戦略に生かそうというものです。
なぜ、日本軍はガダルカナルで3度も白兵攻撃をおこなったか?
なぜ、実行不可能と看做されていたインパール作戦の泥沼にハマったか?
そもそも、勝ち目のない米国との開戦を選択したのか?
これらは全て、合理的な判断をおこなった結果の不条理というものです。
最新の経済理論を用いて理路整然と分析されており、非常に興味が持てます。
合理的な選択した結果が必ずしも効率的な結果をもたらすものではない。
これは、人間が完全合理的なものではなく、かといって非合理な存在でもない、限定合理的であるということに起因するものだそうです。
人間が、限定合理的であることを認識し、批判を受け入れる体制をとることが大切で、そのためには自律的な対応が必要だということも、述べられています。
組織を考える上で非常に面白い内容でした。
日経ビジネス人文庫っていいねぇ。