タミアのおもしろ日記

食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^)

頭が良くなる食事。

2015年12月28日 | Weblog
先日、ある企業の広告記事に「東大に入れる食事」というのが載っていました。広告記事とは、新聞社とタイアップして、新聞記事のようなレイアウトで紹介した広告の事です。公平なニュースかな?と思うと、下に小さく広告と書いてあるので見分けられるのですが、そうと気がつかず、記事と思って読む人も居るようですね。

ちょうど新聞広告で「身体に良いのは江戸時代の食事」という内容の雑誌広告を見てげんなりした後だったので、余計に気が重くなりました。江戸時代の食事って、いつのどの地域の食事なんでしょうか。元禄時代以降、江戸や大阪や京都では食事が原因でビタミン不足から脚気が大発生して、大勢死者を出しているのですけど~。

で、広告記事の方はというと、「東大に入りたかったら和食にしましょう。」という内容です。ホントかな?と思って知人の東大卒の方に聞いたら、大笑いになって

「子どもの頃から現在まで,朝食はずーっとパンだよ。それから、カレーライスやハヤシライスが大好きだったねえ。味噌汁は嫌いだったなあ。」

「あのお~、和食とか好きじゃありませんでしたか?」
「ああ、和食ねえ、うどんをしょっちゅう食べていたよ。」
「う、うどん・・・・粉食ですねええ。」

「要は栄養バランスが取れていれば和でも洋でもいいんだよ。和食を食べれば合格できると勘違いしている時点で、残念な人だよね。」
「そうですか。あ、そういえば、確かに、オックスフォードやカリフォルニア工科大に入っている人の大多数は、パンと洋食で育った人達ですよね。」
「そうそう、スタンフォードも・・・って、おい、まさかこれらの大学の方が東大より上だと言うのか!?すねるぞ!」
「うっひゃー!ごめんなさい!!」

というわけで、食の和洋は頭脳にはあまり関係がないようです。(笑)

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