今日(土曜日)は1日、専門職大学院の「年間学習計画報告会」です。
院生たちが、この1年間の自身の学習・研究計画を発表する場です。
ケアマネジメントコースの全院生と、全教員が参加します。
(ビジネスマネジメントコースは、別に行います)
現職(前職)で感じてきた、問題意識。
現場で実感してきた、現状の不全感。
福祉職として秘めてきた、ミッション。
理念と現実の乖離の中で、目指すべきベクトル。
それらを、言葉にして、他者に伝える作業の場です。
ただ、自分の感じてきたことを語るだけでは、学修にはなりません。
仮にも大学院ですから、オリジナルな研究の成果が求められます。
ひとりの持ち時間は、たった5分、プラス質疑2分。
それでも1日がかりで、午前10時スタート、終了は17時予定です。
パワーポイントを用いて、手際よく発表することが求められます。
その5分に圧縮して、語ることを求められることは5つです。
自らの取り組みテーマ、タイトル。
そのテーマを選択した、問題意識と背景。
学習を進めるうえでの、自身の課題。
テーマを追究する方法と学習計画。
自己の目標像。
報告会での発表に向けて、各所属ゼミで討議してきました。
今年入学した院生は、自身の取り組み課題を明らかにしなければなりません。
僕のゼミでは、この2週間で臨時のゼミを3回もちました。
通常の時間割の演習だけでは、なかなか追いつきません。
でも、みんな現職の社会人ですから、時間を合わせるだけで大変です。
研究室でプロジェクターを使って、リハーサルをします。
ゼミ員同士、お互いに不明な点を、述べ合います。
他者の視点を通して、自身の言葉が吟味されます。
専門職大学院が求める「省察」のために、一番大事な時間です。
明日が、いよいよその発表会です。
僕のゼミに所属する院生は、5人が発表します。
他のゼミの教員から、厳しい突っ込みもあるでしょう。
一番突っ込まれるのは、「方法と計画」でしょうか?
現場の想いだけでは、他者に伝わるエビデンスにはなりませんから。
うまく答えられずに、ボロボロになるかも知れません。
でも、それら一つ一つの問いかけが、とても貴重な体験になるはずです。
発表予定の34人の専門職大学院生たち、ガンバっ!
夜の「やる気茶屋」での打ち上げを、お楽しみにっ!
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