PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

振替休日の授業

2012年05月01日 01時00分00秒 | 日々の雑記

今日(4月30日)は、昭和の日の振り替え休日。
いわゆる、ハッピーマンデーですね。
世間は、ゴールデンウィークの真っただ中、皆さんお休みです。
自宅のすぐ前にある月極め駐車場も、今朝はガラガラでした。
家族そろって、皆さん、お出かけですね。

残念ながら、僕は今日も仕事です。
今日は、青山学院大学の非常勤講師でした。
振り替え休日は無しで、全校で通常授業日となっています。
ハッピーマンデー対策で、月曜日の授業時間が確保できないからですね。
前期・後期に帯番組で時間割を組んでいる以上、仕方ないのでしょう。

いつもの通期風景とはまったく違う、都心に向かう電車の乗客の姿でした。
いつもの背広姿ではない、ラフな格好のお父さんたち。
いつもはお目にかからない、小さな子供連れやカップルたち。
いつもの無言の車内ではなく、笑い声の絶えないにぎやかな車内。
いつも通りの恰好で、カバンをぶら下げて電車に乗っている自分がみじめに思えました。

こんな日に授業をやってて、学生たちはちゃんと来るのかと思いましたが。
廊下から各教室を覗くと、いつもの通りのにぎやかな学生たち。
自分の担当科目の教室にも、いつもと変わらず学生たちがすでに待っていて。
履修学生22名のうち、18名がちゃんと出席していました。
思わず「みんな、えらいね」と言ったら、逆に怪訝な顔をされてしまいました。

帰りに、先週オープンしたばかりの「渋谷ヒカリエ」に行ってみました。
下から見上げると、何の変哲もない、ちょっと凸凹したビルですが、
来店者をさばくために、背広姿の男性店員や警備員が、大声で誘導していました。
誘導されるままに行くと、延々先の方まで行列が伸び、折り返してくるのが見えました。
ひとり仕事帰りの恰好で、にぎやかな行列に並ぶ気持ちにはなれなくて、諦めました。

大学や会社によっては、5月1日も2日も臨時休校にして、9連休のところもあるとか。
それぐらい休みがあると、まさにゴールデン・ウィークですね。
悲しいかな、僕は社会人になって以降、そういう優雅な職場に勤務したことがありません。
病院も、夏休みは3日間だけでしたし。
大学の教員になっても、実習巡回やらで、結局あまり休めません。

明日も大学で、午後めいっぱいの精神保健福祉士課程の授業があります。
11時からの打ち合わせ、ランチョンミーティング、夜7時半まで演習・実習指導です。
春休みの実習を経て、凛々しくなった学生たちは、全員出席で休みません。
限られた時間の中で、各自のレポートを報告しあい、グループで真剣に検討します。
そんな学生たちに煽られて、教員たちも夜9時までのアフターミーティングになります。

でも、休みは、やはり必要ですね。
疲労も蓄積してくるし、余裕がなく、発想も貧困になってきます。
強迫的にワーカホリックに仕事していても、できることは限られています。
昨年度は、宿題にも追われ、いつもボーっと疲れた顔をしていた僕ですが、
今年度は、少しきちんと休みをとって、自分の時間を確保したいと思っています。


※画像は、真下から見た「渋谷ヒカリエ」