PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

リカバリー全国フォーラム2010

2010年07月27日 19時32分05秒 | イベント告知
記事にしたいこと、記事にしなきゃいけないことが、追いつかない「PSW研究室」です。
あれもこれも、順番にイベント企画も目白押しで、紹介もままならない感じ。

猛暑の今夏、いくつかのプログラムが平行して起動しっぱなしです。
メモリー不足で、少々アップアップ状態、そのうちフリーズするかも…(泣)

もちろん、日常の本業の業務もあるし、真夏の実習巡回指導もあるし。
おまけに、頭を悩ましている3年目の、真夏のマル秘ミッションもあるし。

地元の調査の集計分析も、全国調査の集計分析もやらなきゃいけないし。
期限切れの宿題もあって、もう締め切りの意味を為していない、龍龍です(爆!)


《閑話休題!
 多忙を愚痴記事にしていると、自分がみじめになってきそうで…(汗)》



さて、記事にするのが遅くなりましたが「リカバリー全国フォーラム」です。
もうチラシやパンフレットが全国に発送されているので、目に触れているでしょうが。

去年の日本社会事業大学での第1回は、すったもんだのうちに1000人弱の参加者。
今年、会場を都心の文京学院大学に移して、やはり1000人の参加を見込んでいます。

企画委員会(高橋清久委員長)もパワーアップして、毎回議論は白熱。
このリカバリーフォーラムに賭ける、委員達の熱い想いと意気込みが伝わってきます。

去年は、栄えある(?)実行委員長を拝命しての開催でしたが、泥縄式現場運営でした。
今年は、文京学院大学の行實志都子さんに委員長になってもらい、僕は副です。

あ、広田和子さんと「トークライブ」の司会をすることになりました。
たぶん漫談風の、ゆるゆるトークショーになると思います(?)

なんとか、また多くの方々に参加して頂いて、交流の輪を拡げたいものです。
「リカバリー」というスローガンが、どのように浸透していくかも楽しみです。

ということで、今年の「リカバリー全国フォーラム2010」のプログラム掲載。
定員制の人気の分科会は、事前申込みで埋まってしまいますので、お早めにどうぞ。

詳しくはホームページをご覧下さい。
http://www.comhbo.net/modules/bulletinp3/index.php?page=article&storyid=1


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


リカバリー全国フォーラム2010
~日本の精神保健福祉サービスを"当事者中心"に変革するために~

■開催主旨
「リカバリー」とは、精神障害をもつ方々がそれぞれの自己実現やその求める生き方を主体的に追及するプロセスのことです。
「リカバリー」は、アメリカ大統領委員会勧告(2003)に明記されるなど、世界の関係者から注目される支援の目標でもあります。
本フォーラムでは、昨年に引き続き、精神保健福祉関係者、当事者、家族、市民などが全国からつどい、「リカバリー」について共に考え、理解を深め、「リカバリー」を促進する実践プログラムや支援方法のあり方を”当事者中心”の視点から検討します。
さらに、「リカバリー」の実現に有用で、効果のあがる実践プログラムや支援方法を、全国的なネットワークを形成して、普及・定着・発展させることをめざします。

■日時:2010年9月10日(金)~11日(土)

■会場:文京学院大学・本郷キャンパス <東京都文京区>
(東京メトロ南北線・東大前駅・2番出口・徒歩0分)
http://www.u-bunkyo.ac.jp/campus/access/index.html

■プログラム
※詳しくは開催案内 (http://www.comhbo.net/uploads/rnf2010p8.pdf) をご覧ください。

◆◆9月10日(金)◆◆

★基調報告 (10:00 ~10:30)
大島巌(企画委員会総括幹事・日本社会事業大学)

★トークライブ (10:30~12:00)  
「大切な出会いとリカバリー」
司会
広田和子(精神医療サバイバー)
古屋龍太(日本社会事業大学)
出演:「出会い」を通じてリカバリーを体験した当事者のみなさん、サービス従事者のみなさん
磯田重行(NPO法人WRAP研究会)、坂本明子(NPO法人WRAP研究会)、
戸村昭彦(YFP・横浜フレンドポート)、藤井文子(YFP・横浜フレンドポート、はぁとネットワーク港北)、他

★記念講演 (13:00 ~14:30)
「リカバリーが私たちに意味するもの」
講師:メアリー・エレン・コープランド(元気行動回復プラン・WRAP考案者、アメリカ・コープランドセンター理事長、2009年米国保健福祉省SAMHSAボイス・アワード受賞者)

◆分科会 (15:00 ~17:00 11分科会同時平行開催、申込み先着制)

1)私のリカバリー宣言~一人ひとりのリカバリー
増川ねてる(WRAPファシリテーター)、トークライブ出演者、他

2)看護とリカバリー~本当は、私たちはこんな支援がしたい
仲野栄(日本精神科看護技術協会)、柿沼紀子(横浜舞岡病院)、服部真澄(初石病院)、羽田誠之(黒川病院)

3)地域における家族支援とリカバリー
大島巌(日本社会事業大学)、土屋徹(オフィス夢風舎)、贄川信幸(日本社会事業大学)、他

4)あなたのもっている、生活力、生きる力は、こんなにも素敵です~ストレングスモデルによるケースマネジメント入門
伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)、久永文恵(NPOコンボ・ACT-IPSセンター)他

5)リカバリーを応援するIPS(個別就労支援)と就労移行支援
香田真希子(NPOコンボ・ACT-IPSセンター)、池田真砂子(根岸病院)、中原さとみ(桜ヶ丘記念病院)、安藤雅信(IPS利用者)、他

6)アンチスティグマとリカバリー~内なるスティグマと外なるスティグマ~
高橋清久(精神・神経科学振興財団)、宇田川健(NPOコンボ)、寺尾直宏(千葉県精神障害者家族会連合会)、他

7)権利擁護とリカバリー
四方田清(日本精神保健福祉士協会)、加藤真規子(こらーるたいとう)、他

8)ピア活動により切り開く新たな地域移行の局面~地域移行推進のため、全国の実践を持ち寄ろう~
伊澤雄一(はらからの家福祉会)、宮本めぐみ&ピアスタッフ(東京都世田谷区・地域生活支援センターMOTA)、他

9)リカバリーを応援するリラックス・アイスブレイク実践講座~緊張もみんなでほぐせば怖くない、さぁはじめよう出会いの準備体操・心のストレッチ~
月崎時央(LAMAPPA企画・ジャーナリスト)、カタリストクラブ当事者スタッフ(石村徹、田中雪則、間野宏明)、他

10)ACT(包括的地域生活支援プログラム)における家族支援
佐藤純(京都ノートルダム女子大学)、他

11)ピアサポートの部屋
広田和子(精神医療サバイバー)、有村律子(全国精神障害者連合会)、藤野英明(横須賀市議会議員)、他


◆◆9月11日(土)◆◆

★特別講演 (9:30~10:00) 
「リカバリーは精神科病院で実現できるか~イタリアでの経験を踏まえて~」
講師:大熊一夫(ジャーナリスト)

★シンポジウム (10:00~12:30)
「日本の精神保健福祉サービスを”当事者中心”に変革するために(パート2)
~これまでの支援と何が違うのか、何を変えることができるのか~」
司会:
伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター)
大島巌(日本社会事業大学)
シンポジスト: 
岩上洋一(ふれんだむ)
藤田大輔(ACT-Zero)、
磯田重行(NPO法人WRAP研究会)
池淵恵美(帝京大学)
指定発言
大熊一夫(ジャーナリスト)+当事者・ご家族の皆さん、他

◆分科会 (13:30~15:30 11分科会同時平行開催、先着申込み制)

12)WRAP~元気回復行動プラン~
全国のWRAPファシリテーターたち:Rie(神奈川県)、まみ(岡山県)、まちも(東京都)、ねてる(千葉県)、じゅんじゅん(神奈川県)、さかもと(福岡県)、かわみなみ(京都府)、大川(北海道)、みどり(東京都)、スマイルまっきー(福岡県)、津野(福岡県)、あや(千葉県)

13)家族とリカバリー~家族が“自分らしく”あるために~
土屋徹(オフィス夢風舎)、他

14)こんな入院ができたらいいな、こんな理想的な退院ができたらいいな
相澤一美(東京医療保健大学)、他

15)仕事について語り合おう
大島みどり(障害者就職サポートセンタービルド)、働く人のミーティングCATメンバー、他

16)はじめよう!IMR(疾病管理とリカバリー)~リカバリーの実現をめざして~
横浜市立大学精神科リハビリテーションチーム(加藤大慈、佐伯隆、藤田英美、内山繁樹、水野直武、星竜一、武井寛通、渡辺厚彦、佐藤直子、高木真一、平安良雄、他)

17)暮らしアラカルト~(ひとり)暮らし・恋愛・結婚・育児・家族 …~
大橋秀行(NPO法人POTA)、他

18)はじめての精神科
堀内美穂子(全国精神保健福祉相談員会)、内野俊郎(久留米大学)、他

19)デイケアとリカバリー~デイケアの利用者集まれ(スタッフも可)~
福智寿彦・本間貴宣・中山ちはる・笹川佑記(愛知県・すずかけクリニック)、永田仁(NPO法人福心カフェギャラリー寸心)、他

20)家族による家族学習会
小林清香(東京女子医科大学)、中村由嘉子(名古屋大学)、他

21)精神保健医療福祉システムとリカバリー~私たちはこんな精神保健医療福祉システムを望んでいる~
伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)、福井里江(東京学芸大学)、他

22)ピアサポートの部屋
広田和子(精神医療サバイバー)、有村律子(全国精神障害者連合会)、藤野英明(横須賀市議会議員)、他


★クロージングセッション (16:00~17:00)

◆◆申込方法◆◆
①インターネットで: 
http://apollon.nta.co.jp/recovery2010/ から直接申し込みができます。
②FAX・郵送で: 
申込用紙に必要事項をご記入の上、NPO法人コンボ「リカバリー全国フォーラム事務局」まで。
※お電話での申し込みはお受けしませんのであらかじめご了承ください。
なお、申し込みは定員になり次第締め切らせていただきます。

※申込用紙のついた開催案内を配布しています。
お手元にない場合は、コンボのホームページからダウンロードするか、コンボ内リカバリー全国フォーラム事務局までご連絡ください。
<担当:桶谷・秋山>

■コンボの ホームページ
○http://comhbo.net/
開催案内(Google Chrome では正しく表示されない場合があります。)
○http://www.comhbo.net/uploads/rnf2010p8.pdf
チラシ(Google Chrome では正しく表示されない場合があります。)
○http://www.comhbo.net/uploads/rnf2010chirashi.pdf
リカバリーフォーラム2010申し込みページ
○https://apollon.nta.co.jp/recovery2010/

■参加費:
○一般:事前登録=8000円(7000円)、当日参加=9000円(8000円)
○学生:事前登録=4000円(3000円)、当日参加=4000円(5000円)
○家族:事前登録=3000円(2000円)、当日参加=3000円(2000円)、
 1日参加=1500円
○当事者: 事前登録=2000円(1000円)、当日参加=2000円(1000円)、
 1日参加=1000円
*カッコ内は、コンボ賛助会員割引。
(お申し込みお支払い締め切り日:2010年8月21日(土)

◆お問い合わせ◆
メールでのお問い合わせはこちらまで RF@comhbo.net

■事務局
NPO法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)内
リカバリー全国フォーラム事務局 <担当:桶谷・秋山>
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
TEL: 047-320-3870 / FAX: 047-320-3871
http://comhbo.net