PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

社会人たちの選択

2009年12月13日 01時39分44秒 | 専門職大学院

今日の東京は、ポカポカ陽気。

昨日と最高気温が10度も違うので、ビックリです。

マフラーをしていると、汗ばむくらいで…。



今日は、大学院の入試説明会。

老若男女、ちょうど40名の方々が参加してくれました。

入試管理委員長としては、うれしい限りです。



若い学部の学生もいれば、かなり高齢のリタイア組の方もいます。

皆さんの前で、この大学院が目指しているものやカリキュラムコース等について、説明を約40分しました。

こちらをまっすぐに見つめている、真剣な眼差しに、僕なりに気持ちを込めて向き合いながら…。



約2時間ほどの全体説明会のあと、個別相談会です。

社会人の人は、やはり現実的、具体的です。

今の仕事を続けながら、どれだけ単位を履修できるのか…。



社会人向けのリカレント教育と言っても、受験生にはそれぞれの生活があります。

家事と、仕事と、勉学を、果たして本当に両立できるのか…。

不安があって当然、むしろ、その現実的な検討があってこそ本物です。



このうち、何人の人が受験に至るのかは、わかりません。

それでも、あえて厳しいタイトな日々を選択した現職の院生たちは、大きな力を発揮するはずです。

目標と使命を持っての、困難な状況での学びは、人を変え成長させます。



その人の、将来の人生を担保することはできないけれども、

教員として、一人ひとりに、真剣に向き合っていかなければ…。

改めて、自分が就いた仕事の意味を考えた日でした。





※画像は、秋の暖かな日差しに包まれたキャンパスの中庭。

紅葉と枯れ葉に彩られた、この小さなキャンパスを、僕はとても美しいと思います。