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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

フォーレのヴァルス・カプリス第1番

2024-09-25 23:41:41 | コンサート
28日のミュジカポール・コンサート16で演奏する曲の一つは、フォーレのヴァルス・カプリス第1番です。
今年は1824年に亡くなったフォーレの没後100年なので、いろいろフォーレの作品を取り上げています。
前回は、無言歌の一つを弾きましたし、今回は連弾のドリーも演奏します。
フォーレの曲は、いい曲がたくさんあるものの、派手さがあまりなく、一見易しそうに見えて実はけっこうややこしいので、割と敬遠しているのですが、今年は没後100年、来年は生誕180年と2年連続の記念イヤーなので、フォーレに浸ってみるのもいいかな…と。
プーランクの前の世代が、ドビュッシー、ラヴェルで、その前の世代がサン=サーンス、フォーレ…というわけで、フランスの音楽をたどる的な…かな。

さて、ヴァルス・カプリス第1番ですが、大学の時の恩師で、作曲家の萩原英彦先生が、標準版 近代フランスピアノ曲集(2)の解説で、フォーレのピアノ曲を1曲だけ選ぶなら、この曲だと書いていらっしゃいます。
華やかなピアノの技巧を駆使した内容の豊かな傑出した作品だと。
とても楽しく、気持ちのはずんでくる曲であり、フランス独特のエスプリのあふれた、おしゃれな曲でもあります。
ヴァルス・カプリスとは、日本語表記では「奇想的円舞曲」となりますが、ワルツとカプリス(奇想曲)を結び付けたもので、華やかな夜会を思わせるサロン音楽です。
奇想曲という曲種が、そもそも定義がはっきりしないもので、音楽の曲種としては、特定のリズムや様式がなく、これまでのカテゴリー名では説明できない曲名とでもいうのでしょうか。
カプリスとは「気まぐれ」を意味する言葉ですから、自由に書かれた曲というニュアンスがあるのでしょう。
フォーレは、ヴァルス・カプリスを4曲作っていますが、題名に反して、音楽の構成は極めて論理的で、しっかりした構造の上に豊かな音の響きと敏捷な動きがうまく乗るように、意識的に組み立てられています。
楽譜を読み解いていくと、なるほど、こう作られているのかというのがわかるのですが、それを感じさせない情熱的な優しさとフォーレらしい高貴な美しさにあふれた曲となっています。
人生半ばの1882年作曲です。



見たこともない編成で

2024-09-25 00:22:25 | 日記
午前中はテニス。
朝、窓を開けるとヒンヤリ…。
極端に涼しくなってましたね。
でもテニスで動けば、そこそこ汗はかきましたが、先週までほどではなく、冷やしタオルも必要なく…でした。
もちろん、ウエア全体がびっしょりということもなくでした。
今日の調子は、もちろん悪くはなかったのですが、ゲーム形式練習やゲームでは、組んだ相手にもよるので、うまくいくこともあればいかないこともあり。
最後のゲームでは、15-40から逆転して勝ったので、終わり良ければ総て良し…ということに。
狙ったところに打てると、気分的にスッキリしますね。

今日はテニスの最初から、やけに上空でヘリコプターの音がするなと思っていたのですが、途中で轟音になって来て、コーチの説明の言葉も聞き取れず、さすがに、なんだ??とばかりにみんなで見上げてしまったのですが、ヘリコプターがすごい編成で飛んできました。
最初は5機が…6機だったかなぁ…1機、2機、3機と並んで飛んで来て、通り過ぎたと思ったら、次は3機が。
それから1機、また2機…まだ続いていたと思うけど、笑ってしまうくらいたくさん飛んできました。
ところが、テニスコートの上空を過ぎたあたりで、急に静かになったのですよね。
どこに降りたんだろう…と。
ヘリコプターがこんなにたくさん飛んでくるのは、初めて見ました。
何だったんだろうと調べてみるも、わからず…。