「英語ほど簡単な言葉はない」と「ひとまとまりの行為・状態論」
さて、今回は当オンライン講座ステップ2の主教材「オウム返し英会話学習法」の最終として以下についてまとめておくことにする。
「英語表現はファンクションフレーズと補語動詞フレーズとの順列・組み合わせで成り立っている」
このことを述べ前に、ある事実について述べたい。これは日本が大東亜戦争に負け、輸出品にMade in occupied Japan.(占領された日本で作られた」と表記しなければならなかった時代の頃の話だ。
米兵の将校が以下のようなタイプで打たれた書類を持っていたそうだ。
I will ------> watashi surutsumori desu
I want to ------> watashi shitai desu
I need to ------> watashi hitus-you desu
もちろん、このペーパーには多くの表現が書かれているが、これらについては省略する。このペーパーのことを教えてくださったのは、私の公開講座にわざわざ東京から来てくださった方だった。彼はビルマ(ミャンマー)で元陸軍の特務機関に所属して英語を使って独立運動を支えていたそうだ。
さて、今回の本題に移ろう。
4月になると塾や英語学校、予備校、あるいはNHKの英会話講座と様々なコマーシャルが飛び交う。
昨年のことだが、ある予備校のコマーシャルで「これが神授業だ」と英語の講師についてのものがあった。
I have to は「アイ ハフタ」リスニングすればいいのだ!
私はこれを見て、とっさに何が「神授業だ!」と突っ込みを入れていた。
日頃、予備校で「have toは助動詞扱い」なり、あるいは「toは不定詞で、動詞の原形をとるなり」と教えているものが、「アイ ハフタ」とはちゃんちゃらおかしい。
I want toを「アイワナ」、I willを「アイル」、I'm going toを「アイガナ」、I have toを「アイハフト」と教えると同時に、それに結びつくのは単に「動詞の原形」てらはなく、補語・動詞フレーズであるのが英語の発想だ。
しかし、これはまったく難しいことではない。
様々なファンクションフレーズに対応するのはたった5つのフレーズのタイプしかないのだ。
【be動詞フレーズ5段活用】
be here 「ここにいる」
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(1) (am, are, is) here 現在形動詞フレーズ
※現在形で使われる。
(2)(was, were) here 過去形動詞フレーズ
※過去形で使われる。
(3) be here 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being here ing形動詞フレーズ
※分詞や動名詞で使われる。
(5) been here ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================【一般動詞フレーズ5段活用】
use one's telephone 「人の電話を使う」
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(1) use(s) one's telephone 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) used one's telephone 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) use one's telephone 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) using one's telephone ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) used one's telephone ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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これら展開方の情報豊かな表現については、STEP3主教材「イメトレ英語学習法」へと進むことになる。以下は、この本の冒頭からの引用だ。
・・・・・・・・・・・ はじめに ・・・・・・・・・・・・
幼い子どもはたどたどしい片言から始まり、言葉を獲得していく。
私たちもそうであったように、英語のネイティブの子どもたちも何ら異ならない。それは英語は英語の発想で、あるいは日本語は日本語の発想によってなされるのは言うまでもない。
しかし、残念ながら私たちが受けてきた英語教育は、英語の発想は教えなかった。それは日本語の発想によって英語を解読するためのものであったし、英会話学習といっても、一文を丸暗記させたり、基本文を丸暗記させ場面や状況に応じて単語を入れ換えるというように、本来は段階的に覚えていく英語を、まるで数学の公式のように扱ってきた。これは言葉の学習としては実に不自然なことだ。たどたどしい片言も言えないのに、いきなり大人のまねをさせる教え方と言えるだろう。
いくら勉強をしてもなかなか自由な英会話ができない。英検やTOEICテストなどで満足する結果がいつまでも出ない。そんな悩みを持っている方はたくさんおられると思う。その根本的な原因の一つに、「英語は英語の発想で学ばなければならない」という当たり前のことが欠けていたのだ。
私が提唱するファンクションメソッドは、ネイティブの子どもたちが英語を身につけていくプロセスをふまえ、「英語の発想」を元にした英語・英会話メソッドである。またこの本にはそれを実感していただくためにイメージトレーニングを多用した。
この本を読み終える頃には、必ずしっかりと英語発想に身をおいている自分を発見することだろう。またそれが今後の英会話学習に大きな影響を与えることになるし、思いもよらないTOEICや英検の好結果と結びつくことになるだろう
今回の【今日の学習】に移ろう。
Chapter 5 「展開型」を表現する
【オウム返し No.100】「あなた、何をしなきゃならないの?」
「お皿洗いをしなきゃ」
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル
助動詞can
P.260のTABLE NO.9は情緒動詞(助動詞) canを使ったファンクションフレーズです。
canは、可能(〜する可能性がある)、許可(〜してよい)、推測(はずだ)、能力(〜できる)を表します。中学で始めて習うとき、決まってcanを「できる」と教わりますが、これはcanの一部の意味である「能力」を表しているにすぎません。
ここでは「〜していいの?」と許可の意味の表現です。
いずれにしてもこれらのファンクションフレーズは原形動詞フレーズを導くことに注目してください。
Can I be here?
私、ここにいていいですか?
Can I use your telephone?
私,あなたの電話を使っていいですか?
ただし、見知らぬ人や目上の人にはMay Iを使います。
英語発想に身を置き、自分で作りあげた英文であるからこそ、定着・蓄積することになるのだ。さらにみずからの声による作業は何より代え難いと言えるだろう。
【情報ボックス】
call back later 後で電話し直す
ask a question 質問する
do anything for you あなたのために何かをする
Can I do anything for you? 何か御用はありませんか?
have your telephone number 電話番号を承る,教えてもらう
help you あなたを手伝う
see a menu メニューを見せてもらう
Chapter 5 「展開型」を表現する
Section 1 be動詞でこれだけ表現できる
【オウム返し No.94】「あなた、何を買う予定なの?」「ドレスを買う予定よ」
【オウム返し No.95】「あなたたち、明日何をする予定なの?」
「食事に出かける予定だよ」
Section 2 一般動詞でこれだけ表現できる
【オウム返し No.96】「あなた、将来何になりたいの?」
「英語の先生になりたいです」
【オウム返し No.97】「あなたは、何を飲みたいの?」「紅茶を飲みたいです」
【オウム返し No.98】「ルーシーは、どこに行きたがってるの?」
「沖縄に行きたがっているよ」
【オウム返し No.99】「私、何をしなければならないの?」
「あなたは、お皿洗いをしなきゃ」
【オウム返し No.100】「あなた、何をしなきゃならないの?」
「お皿洗いをしなきゃ」
私は以下の教材をいつでも閲覧できるように、私の使っているFire foxのブックマークに入れて使っている。もちろんこれはブログの記事を作るため、あるいは当オンライン講座を受講している方へのサポートするためだ。以下は、U-Tubeにあげている教材紹介動画だ。ぜひ参考にしていただきたい。
○当講座 主教材「九九のように覚える英会話」PDF
○当講座 主教材「オウム返し英会話学習法」PDF
○当講座 主教材「イメトレ英語学習法」PDF
○当講座 副教材「話すためのたったこれだけ英文法」PDF
○当講座 副教材「一週間で頭にしみ込むイディオム」PDF
○参考教材「日常英会話必須基本16動詞」HTML版
○参考教材「ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞」HTML版
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