最速英会話学習・話せるための英会話学習法プロ英語教師への道・養成講座

英語教育は英語の発想を学ばせるものです。1年で完了形まで身につく学習法を展開します。

学校で学んだ英語と別のことばを話している

2009年11月12日 | Two Word Verbsについて

      Your click makes me happy!
            にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

[お知らせ]
☆本年11月中に"The 語彙力" 日常会話必須基本15動詞編や「"The 語彙力" 日常会話必須160動詞編」をご注文された方に特典として以下の電子出版本を 先着30名様に限り無料進呈
また各種「「コミニカ中学英語基礎編」も同様です。

詳細 「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法

[「ファンクションフレーズ250 」無料進呈]
ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの順列・組み合わせによって英文を生産するメソッドです。

「ファンクションフレーズ250 」の一部をご覧になりましたか?

まだの方は以下のアドレスをクリックして、「保存」をしてください。
きっと今後の学習に役立つと思います。

ファンクションフレーズ250 PDF版」をプリントアウトする場合は、A4用紙を選びプリンターの設定で、「レイアウト」を選び「ページ数/枚」を2にしてください。
見やすくなりますよ。

  「ファンクションフレーズ250 -PDF


以下の電子出版本は一貫してcall herという動詞フレーズをモチーフにして解説を加えています。
  ●電子出版本「ファンクションメソッド英会話独習テキスト」 PDF版900円(税込)

[今日の学習]

よく「英語がそこそこ得意だ」と思って、英語圏に留学した人たちが「学校で学んだ英語と別のことばを話している」と体験します。
単語はそこそこリスニングできるが、何を言ってるのか意味がわからないと。

それはTwo Word Verbsを始めとするVOC感覚の動詞フレーズの理解が足らないからです。
原因は簡単です。中学英語の始めに日本語と英語の単語が一対一に対応するかのように教えるからです。write a letter=「手紙を書く」、play tennis=「テニスをする」などそれが固定観念のようになってしまっています。

以下の記事は、2003年に日本実業出版社から出版された私が著した「ムリなく話せる イメトレ英語学習法」からの抜粋です。
現在は、電子出版本として当研究会から販売されています。

   ムリなく話せる イメトレ英語学習法

私はここでTwo Word Verbsは決して丸暗記の対象ではないと述べています。

Coffee Room
  6. 「方位語」で表現がぐっと広がる


中嶋:ぼくは方位語や前置詞をまとめて「方位語」と呼んでいるんだ。なぜなら方位副詞や前置詞といっても、具体的な用法では素人には判定できない場合が多いし、そのほとんどが重なっているからだ。
ところで方位語は英語の心だと言えるね。

Kenny:そうだね。確かに日常会話で、方位語は60%以上を占めていると言われてるよ。

中嶋: おもしろいことに、日本語にも方位語の発想があるんだ。「駆け上」「盛り下げる」「掛け下る」「読み上げる」「書き上げる」「盛り上げる」「立ち上げる」「蹴り返す」などの言葉がすぐ思い浮かぶよ。

Kenny: なるほど、「蹴り返す」はkick backだ。

中嶋: ところで日本語の「蹴る」は、英語の kick だとは誰もが知っている。人や犬を蹴ったり、あるいはドアやボールを蹴ったり、それだけで kick を使いこなせると思い込んでいる。確かに kick は日本語の「蹴る」と一対一に意味が当てはまる。

Kenny: しかし英語の発想には、一概に「蹴る」だけですませることができない問題があるよ。
ボールを目の前にしている人に「蹴れ!」という場合、 Kick!だけでも意味が通じるけど、ボールが「急速離脱する」という状態を表すには、方位副詞 off をつけなければならないよ。これが英語の発想だよ。

  (1) Kick!
  (2) Kick off!
  (3) Kick the ball off!
  (4) Kick off the ball!

※対話者間で、例えば「ボール」や「カン」などがわかっていたら、(1)で十分伝わる。(2)も同じですが、「急速離脱」の意味が加わります。(3)と(4)は日本語にすると同じようになりますが、(3)では「急速離脱」の意味が強調され、(4)では他のものではなく「ボールを」が強調されます。ちなみに(3)がVOC感覚ですね。
さらに発音では(3)ではoffが、(4)ではthe ballが強くなります。

中嶋:まさに off をつけると、そのボールが「急速離脱」する状態が目に見えるようだね。

Kenny:また、サッカーのゴールなど何かの「範囲内」に「蹴る」場合は、in を使うよ。まさに「蹴り込む」というわけだ。また単にボールを蹴るのではなく、何かを目がけて(ねらって)蹴る場合は、at が必要となる。

  Kick the ball in!
  ボールを蹴り込め
  Someone kicked a ball at me.
  誰かが私を目がけてボールを蹴った
   Cf. Someone kicked me.
     誰かが私を蹴った

中嶋: そうそう。at は「一点」を表すので、「目がける」「ねらう」といった意味になるんだね。
ネイティブの幼い子どもは、日常生活の中でさまざまな方位語を結びつけた表現を自然と身につけていくことになるんだね。

Kenny: ただね。忘れてならないのは、単に場所的な位置関係がさらに拡大することだよ。

中嶋: そう、メタフォー表現だね、Kenny、ちょっとそんな例をあげてくくれないかなぁ。

Kenny: いいよ。こんなのはどうかな?

  He was kicked upstairs at the age of 45.
  彼は45歳で閑職に祭り上げられた
  They kicked at the government's measure.
  彼らは政府の処置に苦情を申し立てた
  We kicked back 5% of the profit to the man.
  私たちはその男に利益の5%をキックバックした
  If you go on like that, you are going to be kicked out.
  いつまでもそんなことをしていると、いまに首になるよ
  He was kicked out of the club for immoral behavior.
  彼はふしだらな振る舞いのなめに、クラブを追い出された

中嶋: upstairs 「上の階」の意味だね。つまり実践の現場から外されたということだ。またkick backは日本語にもなっていて、「利益の蹴り返し」、つまりリベートだね。
Kick out の out は「範囲外」という意味だから、「蹴られて範囲外」、つまり「追い出す」「蹴り出す」か、おもしろいね。またout of ~は「~から蹴り出す」という意味だね。
でも大切なのは、このkick という動詞フレーズだけではないことだ。このことは他の動詞でも簡単に応用できる。

すでに「子どもの頃よく耳にする命令」のところでとりあげた用例だが、ここにも方位語を使ったものが含まれている。

  Put on your pajamas!
  (パジャマを「密着・継続」の状態に「あらしめる」)
  パジャマをきなさい!
  
  Put away your toys!
  (おもちゃを「離脱状態」に「あらしめる」)
  おもちゃを片づけなさい!

  Turn off the TV!
  (テレビを「急速離脱状態に」「(スイッチを)回す」)
  テレビを消しなさい!

  Turn on the TV!
  (テレビを「密着・継続状態に」「(スイッチを)回す」)
  テレビをつけなさい!

スイッチなどにonやoffの表記がありますね。

  Put on your pajamas!
  パジャマを着なさい
  Take off your pajamas!
  パジャマを脱ぎなさい

【一般動詞フレーズ5段活用】 put away one's toys
=============================
(1) put(s) away one's toys  現在形動詞フレーズ 
(2) put away one's toys  過去形動詞フレーズ 
(3) put away one's toys  原形動詞フレーズ
(4) putting away one's toys  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞になります
(5) put away one's toys  ed形動詞フレーズ  
=============================

  Have you put away your toys yet?
  あなた、もうおもちゃを片付けたの?

いったんその「英語の枠組み」を身につけたら、どんなフレーズもその枠組みで展開できることになります。これが英語脳の構築です。
これが社会人になれば、動詞フレーズが社会人に必要なフレーズを覚えなければなりませんが、その土台は中学英語で作られるということです。

ファンクションメソッドによる市販の本も、あるいはすべての教材がファンクションフレーズと動詞(補語)フレーズの二色刷りになっているのは、そんな英語発想を身につけていただきたいからです。

やはり一日一日、プリントをこなすことでできるようになるのです。
英語の回路はこのようにして着実に生徒たちの頭に仕組まれていくことになります。
   
○ファンクションメソッド英語研究会では以下のような動詞フレーズに特化した教材を販売しています。

ぜひ、サンブルをご覧ください。PDFです。

実際に使える語彙力を増す
The English Vocabulary  Build up your vocabulary!

"The 語彙力" 日常会話必須基本15動詞編

PDF版  CD-ROM1枚(郵送)またはダウンロード
13,090動詞フレーズ所収 297ページ(A4版)

  getの動詞フレーズ

PDF版  CD-ROM1枚(郵送)またはダウンロード
"The 語彙力" 日常会話必須160動詞編

応用160動詞編 約15,000動詞フレーズ所収 450ページ(A4版)

  likeの動詞フレーズ
  wantの動詞フレーズ
  preferの動詞フレーズ

   詳細とご注文
 
コミニカ英語教材<基礎編>●3ヶ月で、英語・英会話の土台の再構築が可能
 英会話とは英作の連続だ!

<「コミニカ中学英語基礎編>」で学習している人たちの声>
 ○ この教材でなら話せるようになると思う。希望が湧いて来た。
 ○ こんな教材の出現を待ち望んでいた。親子でやっています。
 ○ 初学者も再学習者も、楽しく学べて確かに英語が言葉として身につく
 ○ すごい学習法の発明だ。目から鱗が落ちた。
 ○ 日本語の発想を生かして英作するから、誰でもできる。




最新の画像もっと見る