goo blog サービス終了のお知らせ 

EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

スカイトライアルズ2015

2015年04月05日 | Weblog

 

スカイトライアルズに初出場。

ルアーパス部門 サーシャ

 

この日はポカポカ陽気。

サーシャは気温が高くなるとコントロール性が極端に悪くなる。

 

拳から飛び立ち、ルアーパスを1、2回すると気持ちよく春風に吹かれ上昇。

ルアーを回せども反応なし!

数百メートルほど離れてしまったときに、藤田さんがハトを見せてサーシャを呼んでくれた。

そのハトに反応しようやく戻ってきた。

そこから、ルアーアタック再開。

何回かルアーパスをやったが、アタック再開後も明らかにコントロール性が悪かった。

サーシャがどこかへ行ってしまう前に切り上げ、何とか2位。

ルアーパス部門一人目の方が確か85回という前人未到の素晴らしい記録をたたき出していた。

そこまでは無理と判断。

また、寒い時期にどこまでできるか挑戦してみたい。

 

スカイトライアル部門 アシュター

待てども待てども高く上がらず、残念な結果に。

 

それにしてもスカイトライアル部門に出場したハヤブサたち、高く上がるし、高空からの急降下も素晴らしかった。

特に藤田さんのハヤブサは高く上がるだけでなく風が強いにもかかわらずピタッとほぼ真上をキープ。

しかも、野生のペレグリン♀が攻撃を仕掛けてきても意に介さずウェイトオン。

素晴らしすぎる。

私もそんなハヤブサをつくりたい。

 

来ている人にいろいろ話をしてみたが、来季に向けジアペレ待ちの人が何人もいた。


フライトフェスタ2015

2015年03月11日 | Weblog

 

サーシャ、ルアーパスコンテストにて優勝。

今年は58回だった。

かなり風が強く、上空では上から吹き下ろすような風が吹き荒れていた模様。

2014年は74回でも、高度を落とさず、まだまだ行けそうだったが、今年は58回で限界近かった感じ。

風のせいなのか、10年目というサーシャの年齢によるものなのか、ちょっと今年は鍛え方が足らなかったのか?

サーシャ朝845g。フライトフェスタ最重量。

 

一方、アシュターはスカイトライアルに参加したが、全然ダメダメ。

ポールルアー作戦失敗。

ポールルアーだと高度が出ることもあるので使ってみたが、全然揚がらなかったし、下からサーブしたハトに対する攻撃欲がルアーによって弱まってしつこく追うこともなかった。

引っ込められないポールルアーはスカイトライアルではダメだし、ルアーなしで高度を出せるハヤブサに仕上げたい。

いつもはテールチェイス型の狩りに使うが、こういうときは高く飛ぶハヤブサにできたら最高!


ピーレーアネータム

2015年02月17日 | Weblog



猟期の終わりに神奈川県内からピーレーアネータムを連れて見学に来てくださった方がいた。

そのピーレーアネータムは、足が大きく色が濃い印象でとてもカッコよかった。

換羽が楽しみだ。

ランディング、パーチングを防ぐために今現在は周回訓練のみを行っているとのこと。

確かに降りたり、どこかへ止まろうとしたりするそぶりはなかった。

悠々と伸び伸び飛んでいた印象。

いろいろな訓練の考えがあるのだなと勉強になった。

 

私の方はカラス狩りをお見せしたかったが、追いかけたり、急降下攻撃をしかけたりといったところは残念ながらお見せできなかった。

 

今シーズンもあっという間に猟期が終わった。

12月から調子よく獲れ始め

「毎週、獲っちゃうよー。」との心の中の勢いは幻と化した。

1月に入ってから、カラスの群れが少なくなり、残っていた群れにも警戒されクルマから私が降りた時点で警戒音発令。

そして、みんな逃げて行くというパターンが多くなった。

変装したらどうかとちょっと思った。

来シーズンはその辺ちょっと工夫してみようかな?

 


木に追い詰めるところまでは

2015年02月08日 | Weblog

このところ木に追い詰めるまでは行くが、そこから先逃げられるパターンになってしまっている。

写真で看板の前にベチャッと黒く写っているのがカラス。

このときも追い払うタイミングというかハヤブサの軌道が合わず、逃がしてしまった.

猟期終了まであと1週間。

何とか結果を出したい!

 

 


いろいろなハヤブサたち

2015年01月25日 | Weblog

ペレアプロマード♀

体や羽のバランスが良く、非常に美しいハヤブサ。ペレグリンとアプロマードの特徴がちょうどよくミックスされた感じ。顔も美人だった。
この前記事にしたペレセイカー♂

♂なのにサーシャよりデカイ!なんで?色もペレよりでカッコいい!
アメチョウ

見た目もかわいく、控えめな声で鳴いていた。
セイカー♀

フルで1.3kgという堂々たる体格の持ち主。セイカーってこんなに大きいのね。

残念ながら、私が着いたときは、みんな訓練済みだった。

今度は飛んでいるところを見たい!

さて、狩りの方は?

アシュターがカラスを木などに追い詰めるところまでは行くのだが、川に阻まれたり、タイミングが合わなかったりと私のミスが続いて獲れなかった。

カラスが木に止まろうとするのを阻止するのではなく、いったん止まらせてから追い立てた方がよさそうだ。

猟期終了まであとちょっと。

良い結果を出すぞ!


ファルコナーとの出会い

2015年01月18日 | Weblog

今朝、生コン工場近くの田んぼにカラスの群れがいたが、クルマから私が出ると警戒音を発したカラスがいて、カラスたちはみな電線に上がってしまった。

もうアシュターのフードを取ってしまったのでそのままスタートさせたが、すぐに電柱に止まってしまった。

「今日はやる気ないなあ。」

と心配したが、午後はがぜんやる気を出した。

朝と同じ場所で建築物のある裏側からスタートさせたが、障害物や木に逃げ込まれてしまった。

木から木へカラスが逃げるときに、アシュターは急降下攻撃を加えた。

その1回は惜しいところまで迫った。

やる気を失っていなくて安心した。

 

カイト訓練では、ルアーを嫌ってそれてしまった。

アシュターは警戒心がある意味強い。

カイトに慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

 

道中、ハヤブサを据えている人を発見!

思い切って話しかけてみた。

お二人ともとても良い人で気さくにお話しできた。

大きな堂々たるセイカーとカッコいいペレセイカーと出会えた。

そのペレセイカーは♂なのに♀のサーシャより大きかった。

色もペレグリンより。

10年前より日本に入って来るハヤブサの質が向上しているのかなと思った。

あと、バードウォッチャーの方も一人加わっていろいろと情報交換をして楽しいひと時だった。

こうした出会いも大切だ。

 

 


追い詰めた

2015年01月18日 | Weblog

今朝、いつもの一本木の田んぼにカラスが2羽いたので、そこでアシュターを放ったがそのままどこかへ。

クルマや徒歩で探しまくった。

直線距離で2kmくらい離れたところでカラスを数羽地面近くに追い詰めていた。

アシュターは急降下を繰り返していた。

そこは小川に沿ってフェンスが張り巡らされているところで、カラスはフェンスの内側に降りて逃れていた。

もうちょっと早く到着していればなあ。

 


狩りは命がけだ!

2015年01月10日 | Weblog

カラスの群れが見当たらず、田んぼに2,3羽のカラスしかいなかった。

2,3羽しかいないが、田んぼの中に一本木がぽつんと立っている場所で獲りやすい場所だ。

ハヤブサにスピードをつけさせるためカラスの死角になっているところからアシュターを放つ。

遠くのカラスでも見逃さない目を持つアシュターは、早々飛び立った。

私もあとから走る。

一本木に目をやると思惑通りカラスが3羽逃げ込んでいた。

アシュターはすでにウェイトオン。

「追い詰めたぞ!」

走る走る。

早朝から数百mのダッシュなんて!!

きついっ!


一本木にやっとの思いで辿り着くと、下からカラスを追いたてる。

カラスは木から飛び立って、伸び放題の植え込みへ。

植え込みにいるカラスを追いたてると

カラスは植え込みから一本木へ。

一体何往復しただろう。

そうしているうちにカラスは、枝降ろしされた背の低い木に止まった。

そのカラスをめがけてアシュターは水平飛行で突っ込む!

突っ込む直前、カラスが下へ降りてかわす。

アシュターは凄い勢いでそのまま木に激突!

木から落ち、途中でぶら下がっている。

あとからビデオで確認するとこのときカラスを掴んでいた。

「やばい!死んだ?骨折?翼折れた?」

近づくと2羽ともパタパタ。

カラスは一本木に逃げた。

アシュターは?

まだぶら下がっている。

少しの間をおいて飛び立った。

「良かったあ!!」

一本木の上のカラス目がけて飛翔。

 

最後は植え込みで押さえた。

鼻の辺りをすりむいた程度のケガで済んで本当に良かった。

命があって本当に良かった!

執念の狩りだった。

それに植え込みに突っ込んでよく獲れたものだ。

アシュター偉いぞ!

今度は空中キャッチを目指す。

それにしても枝降ろしされた木は要注意だ!

自然の木なら枝は先に行くほど細いから問題ないが、

木であっても人間が手を加えたものはハヤブサにとっては危険になる。

 

次から気をつけよう。

ケガをさせずに経験を積ませるのは大変なことだ。

アシュター940g


2015-01-04 ワイルドのペレ

2015年01月04日 | Weblog

トビ4羽とサーシャがバトルをしていると、どこからともなく野生のペレグリン♀が仕掛けてきた。

トビどころではなく、野生のペレグリンとバトルへ突入。

何となくちょっとまったり気味なバトル。

最後は両者とも鉄塔へ止まってしまう。

 

前がペレセイカー♀サーシャ、後ろが野生のペレグリン。

日本のペレグリンはでかいなあと思う。

サーシャは半分セイカーの血が入っているのになぜ小さい?

セイカーってサイズ的にはペレグリンよりデカイはずなのに。

 

立派な体格のペレセイカーも去年、一昨年あたり入ってたなあ。

でも、ジアペレが欲しい。

 

一方、ペレのアシュター

結構上がるようになってきた。

昨日今日とカラスの群れが移動してしまったのか、カラス群れ見当たらず。

仕方ないので田んぼにカラスが点在する場所で放つ。

隠れる場所がなくスタートと同時に飛び立たれてしまったので、カラスはその辺の電線にも止まらず、かなり上空まで上がり、見えなくなるところまで逃げて行った。

アシュターもそれを追いかけて100mほど上がった。


桜並木

2015年01月01日 | Weblog

午後

田んぼから桜並木に避難したカラスたちを追いたてて、獲ったようだ。

カラスたちの鳴き声の変化で獲ったのはわかった。

私が道路を横断する際に見失い、全く獲った様子は見れなかった。

土手下の河原で押さえていた。

 

昨日も同じ場所で一度接触し、カラスは川原に降りたが、なぜか追撃せずに電柱に止まってしまった。

右足中指の爪の先端が折れているため、引っ掛かりにくいのかと思ったが、今日は結果が出せて良かった。

 

今朝

学校近くの松の木の中に隠れたカラス目がけて、ガサガサっと突っ込んで行った。

シアミが強いのはうれしいが、ケガをしないか心配だ。

 

アシュター915g



桜並木


カラスをかっさらう

2014年12月28日 | Weblog

 

電線から飛び立つカラスをキャッチ

 

このところ、カラスを田んぼの中の木に追い込めず一気に遠くへ逃げられることが多かった。

昨日、ようやく木にカラスを追いこみ、アシュターが近くでウエイトオン。

私がカラスを木から追い立てると、そのカラス目がけてアシュターがアタック!

右足の第3趾(中指に当たる指)の爪の先端が折れていたので、引っ掛からなかったのか

アシュターが掴みかかったが、外れてしまった。

 

そして、気を取り直して今日。

田んぼの中に数十羽のカラスが点在。

田んぼの中に一本の小川が流れていて、その小川に沿って枯れすすきが立ち並んでいる。

枯れすすきに隠れるようにアシュターをグローブに乗せ、歩く。

アシュターがカラスを見込み、スタート!

枯れすすきの列に沿って隠れるようにアシュターは加速。

一気に向きを変え、カラスの点在する方へ突っ込んで行った。

カラスは、一部電線に止まった。

電線に止まったカラス目がけて、アシュターは何度か突っ込む。

カラスたちは逃げたいが、すでにハヤブサが上空にいてスピードも乗っているのでなかなか遠くへは逃げられない。

一度、電線から飛び立ってもまた電線へ避難するしかない。

電線から飛び立ったカラスをかっさらうように掴み獲った。

友だちが撮ってくれたビデオに何とか映っていた。

カラスを獲った瞬間が初めてカメラに収められた。

 

さて、なぜカラスは一気に遠くへ逃げてしまうときと、近くの電線や木に止まりやり過ごそうとするときがあるのか?

その違いは、恐らくカラスがハヤブサの存在に気がついたときにハヤブサがどれだけ加速しているか、どれだけのスピードが出ているかによるのだろうと推測する。

カラスが気付いたときにハヤブサのスピードが速ければ、カラスは木や電線に一時避難するのではないか。

カラスの方が少し高く飛んでいても、ハヤブサのスピードが十分に出ていると追いつかれてしまうと感じるのだろう。

つまり、遠くまで逃げるのが間に合いそうなら逃げる。

遠くまで逃げるのが無理そうなら、木や電線などの障害物になりそうなところへ避難するということだろう。

だから、田んぼの中の逃げ込ませたい木がある場所でハヤブサを放つとき、どこからやるかが非常に大切になってくる。

カラスがハヤブサの存在に気づくまでに、どこまでスピードをつけさせてやれるかが勝負の分かれ道。

そして、アシュターが電線に止まっているカラスにプレッシャーをかけ、かっさらうように獲るスキルを身に付けたとしたら、今後さらに期待が持てる。

アシュター940g。

ちょっと重すぎかも?

 

 

 

 

電柱、電線に止まるカラスたちにプレッシャーをかける

電線から飛び立ったカラスにアタック!

 

かっさらうように掴んだ

 

捕食

 

 

 

 


最後はまた側溝の中

2014年12月20日 | Weblog

 

この前とだいたい同じパターンで獲った。

田んぼの中の一本の木に追い詰め、下から私がカラスを追いたてる。

カラスはその木から逃げて行くが、ハヤブサが空にいるのでフェンスの脇や障害物に隠れるものがいる。

それをまた人が追い立てる。

最後はまた、カラスが側溝の中に隠れアシュターが上からポンと乗っかって仕留めた。

今日は手出ししなかった。

その方が上手くカラスを仕留められる。

また、速攻で仕留める方法をマスターしてもらわないと。

今日は、私も今までで一番走らされた。

人間も楽じゃない!

友だちがカメラマンをやってくれるので、私は追い役に徹することができる。

ありがたいことだ。

アシュターを放ってから、カラスを捕えるまで約5分かかった。

アシュターは何度かカラスを追い詰めたので何回か地面に降りたが、それを逃した後もしつこく追い回した。

今日は何回かターゲットが替わったようだが、よりしつこくなった感がある。

いい傾向だ。

ウェイト狩り前 923g

ウェイト狩り後 990g台


アシュター理想的な仕上がり!

2014年12月14日 | Weblog

今日はカラスを田んぼの中の一本松に追い込む。

私は木の下からカラスを威嚇。

カラスを追いたてる。

しかしタイミングが合わず、失敗。

今日は930g以上あったのに、十分ハンティング・モードだった。

 

昨日は、同じ場所で木には追い込めず、遠くに逃げられた。

ハヤブサが飛び立つと、私も犬代わりに追いかけて行く。

ファルコンリーは、スポーツだ!

カラスが逃げ込んだ場所は、桜の並木道。

高すぎて上手く追い払えない。

 

狩りが継続不能と悟ると、アシュターは私の後を追って500mほど離れたクルマまでついてきた。

私がやりたいことをすべて分かっているようだ。

 


今季初ゲット!

2014年12月07日 | Weblog

 

今季初、ハシボソガラスをゲット!

まずは、田んぼの中の木に追い詰める。

アシュターは上空で待機。私はカラスを追いたてる。

一度目のアタック!

二度目のアタックで接触!左足が引っ掛かった?

4度目のアタックでカラスはガードレール付近に降り、歩いてフェンスの向こうへ。

アシュターがフェンスの向こうのカラスにアタックしようとするがフェンスに阻まれる。その際、フェンスに当たるも足でブロック。危ない危ない。

フェンス越しにカラスを見つめるアシュター。

私が近づくとカラスは再び飛んで逃げる。

アシュターは、尚も追い続ける。

さっきの場所から100mほど離れたフェンス際の側溝に逃げ込んだカラス。アシュターがピョンと乗って、やっとゲット!

ハヤブサの狩りっぽくない。

羽が痛まないように、側溝の外に引き上げた。

華麗な空中キャッチとはいかなかったが、しつこく追い回し、執念で獲った今回の狩りは今後の展開に光をもたらすだろう。

なぜなら、逃げ遅れたカラスをアシュターが見逃さなくなったからだ。

私も環境条件を含め要領を得た。

今日は918gと体重が重く、ハンティングモードになるか危ぶまれたが、予想に反し、凄く良かった。

本日、時間をそれほど空けずに2回目の狩りで成功!

よくがんばった!


2014-12-06 20:41:56

2014年12月06日 | Weblog



カラスの群れを追わせ、空高く上がったなと思っていたら姿を見失った。

数分後に飛んで帰ってきた。

良く見ると、鼻の周りに血が付いていて、翼を負傷していた。

電柱に止まったときにでも、カラスに咬まれたのだろうか?

込み入ったところに入って、負傷したのだろうか?

はっきりした原因は分からないが、

こんなことは初めてだ!