EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

カラスの群れが移動

2011年01月10日 | Weblog

あれ以来、年末年始にかけて狩りをしたフィールドからカラスたちは姿を消した。

いつものフィールド近くに30羽ほどのカラスの集団がいるが、畑の面積が狭く、果樹園や住宅が隣接しているため難易度の高い場所と言えるだろう。

それから、牛舎が林に隣接している去年もさんざん飛ばした場所に行くしかない。

ただ、林があるので獲るのは非常に難しい。

その場所から、どんどん丘を登っていくとトウモロコシ畑があり、時間によってはカラスが100羽ほど集まるそうなので、そこもチェックしないと。

サーシャの調子はかなり良く、カラスの群れを見ると突っ込んで行くようになった。

でも、放つ位置が難しい。

フードを取って、カラスが見える位置からスタートしないとカラスに行かないし、カラスからまともに見えてしまうとたちまち逃げられてしまう。

遮蔽物からチラッとカラスの群れが見えるところが良いのだが、なかなか難しい。

 


今回の狩りの様子

2011年01月08日 | Weblog

南側の田畑には、カラスが5羽ほどいた。

昨日までよりカラスの数が急減している。

でも仕方ない。

ここでやるしかない。

この前と同じく橋の北側に渡り、カラスたちからの死角でサーシャのフードを外す。

昨日と違って、ある程度スピードをつけると上昇した。

電柱2本分くらい上がった。

カラスたちは、逃げる機会を失ったのか、その場で固まっている。

その真上をサーシャが飛ぶ。

行くか?

いや、行かない。

さらに、上昇して南側へ羽ばたいて勢いよく移動。

400mほど南側でキジバトの群れが飛んでいた。

「あー、やっぱりハトの魅力にはかなわないのか。」

内心、妙に納得。

しばらく、ハトの群れと戯れて飛ぶような感じ。

高さは、50mくらいか。

サーシャは、急に姿を消す。

発信器の反応が極端に弱くなった。

「ん?キジバトいっちゃったか?」

発信音をたどって行くと、ある建物の屋根にカラスがいっぱい。

「あー!こっちでやればよかった。」

と初め思ったが、

「カラスがこれだけ集まって騒いでいる。もしや?」

車を降りて、発信音をたどっていくと、獲っていた。

獲るところをまたもや見れなかったが、うれしかった。

「ハトの魅力に負けないで、えらい。えらい。」

ウエイト783g

 

今日は、今期のフィールドにはほとんどカラスがいなかった。

さがすと、去年までのフィールドの1か所に30羽ほどであるが、群れがあった。

何回か上から突っ込んだが獲れなかった。

昨日食わせすぎて、ウエイトが790gだったせいか、ちょっと余裕があるような感じだった。

 


狩りの詳細

2011年01月06日 | Weblog

今年のフィールドは、いつものフィールドから2kmほど離れている。

北側にはすぐ住宅が立ち並んでいるが、南側は川が流れ、田畑が広がっている。

田畑でカラスたちが餌をついばんでいた。

カラスたちから見えない川の北側にサーシャを持って行ってフードを外す。

サーシャは、すぐに飛び立つ。

川の土手より低く飛び、カラスたちから身を隠し、50mほど加速すると、田畑の方へ出た。

そのまま、超低空飛行でカラスの群れに突っ込む。

いったーーーーー!

と思ったそのとき、橋にいたお年寄りが

「あれは、何の鳥じゃ?」

「ハヤブサです。」

と一応答えた。(それどころじゃないのに~)

サーシャを見失った。

その1秒~2秒後、100羽ほどカラスたちがギャーギャー鳴きながらわんさか一か所に集まり、ホバリングなどしながら飛びまわっている。

「あ!こりゃ獲ったな。」

200mほど先のその場所にダッシュ!

すると畑の一角にあるネット際で押えていた。

たぶん、ハシブトガラスだと思うのだが、やや小ぶりな感じ。ハシボソかなあ?

今回は、全く上に上がらずに獲った。

まさに抜き打ちと言えるだろう。

だが、獲ったところは見れなかった。涙。。

 

 

実は、猟期が始まって3日くらいは、ガンガン、カラスにアタックしていたのだが、その後パッタリ行かなくなっていたのだった。

で、3日くらい前からカラスへのやる気が復活してきたところだった。

長い長いトンネルだった。

たぶん、原因はウエイトによるものかと思われる。

そのへんのことは、また今度詳しく考察を書こうと思っている。

本日のウエイト778g。