EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

カラスをかっさらう

2014年12月28日 | Weblog

 

電線から飛び立つカラスをキャッチ

 

このところ、カラスを田んぼの中の木に追い込めず一気に遠くへ逃げられることが多かった。

昨日、ようやく木にカラスを追いこみ、アシュターが近くでウエイトオン。

私がカラスを木から追い立てると、そのカラス目がけてアシュターがアタック!

右足の第3趾(中指に当たる指)の爪の先端が折れていたので、引っ掛からなかったのか

アシュターが掴みかかったが、外れてしまった。

 

そして、気を取り直して今日。

田んぼの中に数十羽のカラスが点在。

田んぼの中に一本の小川が流れていて、その小川に沿って枯れすすきが立ち並んでいる。

枯れすすきに隠れるようにアシュターをグローブに乗せ、歩く。

アシュターがカラスを見込み、スタート!

枯れすすきの列に沿って隠れるようにアシュターは加速。

一気に向きを変え、カラスの点在する方へ突っ込んで行った。

カラスは、一部電線に止まった。

電線に止まったカラス目がけて、アシュターは何度か突っ込む。

カラスたちは逃げたいが、すでにハヤブサが上空にいてスピードも乗っているのでなかなか遠くへは逃げられない。

一度、電線から飛び立ってもまた電線へ避難するしかない。

電線から飛び立ったカラスをかっさらうように掴み獲った。

友だちが撮ってくれたビデオに何とか映っていた。

カラスを獲った瞬間が初めてカメラに収められた。

 

さて、なぜカラスは一気に遠くへ逃げてしまうときと、近くの電線や木に止まりやり過ごそうとするときがあるのか?

その違いは、恐らくカラスがハヤブサの存在に気がついたときにハヤブサがどれだけ加速しているか、どれだけのスピードが出ているかによるのだろうと推測する。

カラスが気付いたときにハヤブサのスピードが速ければ、カラスは木や電線に一時避難するのではないか。

カラスの方が少し高く飛んでいても、ハヤブサのスピードが十分に出ていると追いつかれてしまうと感じるのだろう。

つまり、遠くまで逃げるのが間に合いそうなら逃げる。

遠くまで逃げるのが無理そうなら、木や電線などの障害物になりそうなところへ避難するということだろう。

だから、田んぼの中の逃げ込ませたい木がある場所でハヤブサを放つとき、どこからやるかが非常に大切になってくる。

カラスがハヤブサの存在に気づくまでに、どこまでスピードをつけさせてやれるかが勝負の分かれ道。

そして、アシュターが電線に止まっているカラスにプレッシャーをかけ、かっさらうように獲るスキルを身に付けたとしたら、今後さらに期待が持てる。

アシュター940g。

ちょっと重すぎかも?

 

 

 

 

電柱、電線に止まるカラスたちにプレッシャーをかける

電線から飛び立ったカラスにアタック!

 

かっさらうように掴んだ

 

捕食

 

 

 

 


最後はまた側溝の中

2014年12月20日 | Weblog

 

この前とだいたい同じパターンで獲った。

田んぼの中の一本の木に追い詰め、下から私がカラスを追いたてる。

カラスはその木から逃げて行くが、ハヤブサが空にいるのでフェンスの脇や障害物に隠れるものがいる。

それをまた人が追い立てる。

最後はまた、カラスが側溝の中に隠れアシュターが上からポンと乗っかって仕留めた。

今日は手出ししなかった。

その方が上手くカラスを仕留められる。

また、速攻で仕留める方法をマスターしてもらわないと。

今日は、私も今までで一番走らされた。

人間も楽じゃない!

友だちがカメラマンをやってくれるので、私は追い役に徹することができる。

ありがたいことだ。

アシュターを放ってから、カラスを捕えるまで約5分かかった。

アシュターは何度かカラスを追い詰めたので何回か地面に降りたが、それを逃した後もしつこく追い回した。

今日は何回かターゲットが替わったようだが、よりしつこくなった感がある。

いい傾向だ。

ウェイト狩り前 923g

ウェイト狩り後 990g台


アシュター理想的な仕上がり!

2014年12月14日 | Weblog

今日はカラスを田んぼの中の一本松に追い込む。

私は木の下からカラスを威嚇。

カラスを追いたてる。

しかしタイミングが合わず、失敗。

今日は930g以上あったのに、十分ハンティング・モードだった。

 

昨日は、同じ場所で木には追い込めず、遠くに逃げられた。

ハヤブサが飛び立つと、私も犬代わりに追いかけて行く。

ファルコンリーは、スポーツだ!

カラスが逃げ込んだ場所は、桜の並木道。

高すぎて上手く追い払えない。

 

狩りが継続不能と悟ると、アシュターは私の後を追って500mほど離れたクルマまでついてきた。

私がやりたいことをすべて分かっているようだ。

 


今季初ゲット!

2014年12月07日 | Weblog

 

今季初、ハシボソガラスをゲット!

まずは、田んぼの中の木に追い詰める。

アシュターは上空で待機。私はカラスを追いたてる。

一度目のアタック!

二度目のアタックで接触!左足が引っ掛かった?

4度目のアタックでカラスはガードレール付近に降り、歩いてフェンスの向こうへ。

アシュターがフェンスの向こうのカラスにアタックしようとするがフェンスに阻まれる。その際、フェンスに当たるも足でブロック。危ない危ない。

フェンス越しにカラスを見つめるアシュター。

私が近づくとカラスは再び飛んで逃げる。

アシュターは、尚も追い続ける。

さっきの場所から100mほど離れたフェンス際の側溝に逃げ込んだカラス。アシュターがピョンと乗って、やっとゲット!

ハヤブサの狩りっぽくない。

羽が痛まないように、側溝の外に引き上げた。

華麗な空中キャッチとはいかなかったが、しつこく追い回し、執念で獲った今回の狩りは今後の展開に光をもたらすだろう。

なぜなら、逃げ遅れたカラスをアシュターが見逃さなくなったからだ。

私も環境条件を含め要領を得た。

今日は918gと体重が重く、ハンティングモードになるか危ぶまれたが、予想に反し、凄く良かった。

本日、時間をそれほど空けずに2回目の狩りで成功!

よくがんばった!


2014-12-06 20:41:56

2014年12月06日 | Weblog



カラスの群れを追わせ、空高く上がったなと思っていたら姿を見失った。

数分後に飛んで帰ってきた。

良く見ると、鼻の周りに血が付いていて、翼を負傷していた。

電柱に止まったときにでも、カラスに咬まれたのだろうか?

込み入ったところに入って、負傷したのだろうか?

はっきりした原因は分からないが、

こんなことは初めてだ!