EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

今期の成長

2011年02月17日 | Weblog

 サーシャの飛びの変化・・・

獲物に急降下した後の跳ね上がりの角度。

その角度がV字のようにまるで真上に跳ね上がるかのような動きを見せるようになったことが一番の変化なのではないかと推測する。

ハヤブサゆえ当然以前からV字に跳ね上がっていたが、さらに急角度になったように思えるのだ。

カラスが逃げる軌道を掴んだのかもしれない。

ハトとカラスは逃げる軌道が違うのだろう。

 

 ソアーしながらカラスに近づいて、急降下したあと急角度で跳ね上がってカラスに蹴りを入れたこともあった。

カラスは、失速してトウモロコシ畑に落ちて行ったが、隣接した林に逃げ込んだようだった。

なぜか、そのときは落ちて行ったカラスを追撃しなかった。

 

 あと、集団の中から一羽に狙いをつけて、その一羽を追い続けていることもビデオを再生してみて、わかった。

 

 下記は、もしかしたらペレグリンセーカーの特性かもしれない。

建物が隣接してあるような場所でもハヤブサにしては、小回りを利かせて急降下攻撃できる。

前からその一面は見せていたが、より器用になった感じがする。

ジアセイカーだったら、その辺がどうなのか知りたいところだ。

 

 それにしても、最近の30羽~40羽ほどのカラスの群れは、非常に警戒心が強く、何百mも離れたところでサーシャが飛んでいても逃げて行ってしまうことが多い。

それも、その辺に隠れるといったことではなく、集団ごと見えなくなるところまで移動してしまう。

こうした現象は、去年までなかったような気がする。

 

 ある日、後ろからサーシャが上空へ追いかけて行き、数十羽のカラスが一斉に逃げて行く光景は壮観だった。

おそらく、野生の世界では、猛禽がカラスの集団を追いかけるのは有り得ないだろう。

今までは、カラスの方が上空にいれば何羽かは、こっちにモビングに来たものだったのに、

集団ごと一斉に逃げて行くことが多くなった。

 

 このことが、サーシャのスキル向上に起因しているのかどうかは、分からない。

 

 なにはともあれ今までと違い、今年からは条件が整えば、ほぼカラスを追うようになったことが一番うれしい。

 

 

 


またも獲った瞬間見れず

2011年02月13日 | Weblog

狙ったエリアのカラスは無視。

あーあ、と思っていたら、そのままクルクルっと上昇。

30m~40mくらいの高さまで上がると、そのまま西の方へ。

突然急降下!

川の土手に阻まれて見えない。

急降下後、何秒かすると、四方八方からカラスたちが駆けつける。

こりゃ獲ったんじゃないか?

急いで車に乗って駆けつける。

川から100mくらい離れた畑にカラスがざっと100羽くらい集まって、ものすごい声で騒いでいる。

車から降りて急いで駆け付けると、カラスを押えていた。

またも獲った瞬間が見れなかった。

最近、カラスの逃げる軌道をサーシャがマスターしたんじゃないかと思われる節が・・・

サーシャの飛ぶ動きに変化が・・・

詳しくは、また後日。