EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

最後の最後に

2014年02月16日 | Weblog

今まで折れかけていた風切り羽が完全に折れた。今まで熱湯につけて何とか回復させていた。しかし、今回のダメージでアウト!地面で獲物を押さえるとどうしても尾羽や翼を地面に打ち付けてしまうので仕方のないことでもある。これも勲章。
片方がこの爪で良く獲った!
でっかいハシブトガラスだった。

2月15日、大雪が降った後、あちこちが通行止めになる中、狩り強行。

途中、わだち中央の雪に乗っかってしまいクルマが亀になって立ち往生。

その約1時間後ようやく脱出!

田んぼに点在するカラス。

カラス数羽から40mほど離れたところでアシュターを放つ。

田んぼに点在するカラスたちは、牧場近くの林の中に避難。

クルマで追跡。

アシュターは電柱にパーチ。

悪い癖だ!

林の中のカラスを追いたてようと林の中に歩いて行くと、体重低め850gのアシュターが私の近くをかすめるように飛んで行った。

餌の催促だ。

「あー、もう飛びは低いし、餌くれモードか。」

とがっかり。

しかし、林の中のカラスを追いたててみると。

あっさり、その先の川の土手でゲットした模様。

カラスたちが大騒ぎ。

またも、獲ったところを見れず。

何十羽と群がるカラスをかき分け、現場に突撃。

ハシブトガラスを土手の上で押さえていた。

 

さっきまでの様子から、あまり高く上がらずにテールチェイスで獲ったと推測する。

高く上がってから突っ込んで欲しい気もするが、

木立の中に隠れるカラスを人間が追いたて、それをハヤブサに獲らせるという日本ならではの手法が成り立つかも。

 

今回は殺すまでに時間がかかった。

変に手助けしたせいだろうか?

カラスの嘴など人が押さえずにハヤブサに任せた方がいいのか考えものだ。

 

今日は所用のため軽く飛ばして終了。

 


2014-02-11 19:11:37

2014年02月11日 | Weblog

サーシャ ペレグリンセイカー♀アシュター ペレグリン♀

アシュターはずいぶんしつこくカラスを追いまわした。

桜の木の枝に止まるカラスにも突っ込み追いまわしていた。

以前、ハイタカが木の枝に止まるキジバトに突っ込んで行くのを見たことがあるが、それを彷彿とさせた。

枝の細いところだから、木に激突するような不安はなかった。

しかし、桜並木が邪魔でチャンスを掴むのが難しかった。

最近、木や農園などに隠れているカラスを私が追いだすのを待っている感じに飛ぶようになってきた。

たまたまなのか、これからずーっとそうなのか。

そういう傾向が続けばいいのだが。

今日はアグレッシブだったから楽しかった。

今日はウエイト低めで870g台。

フルウエイトが950gとすると870gで約92%。

ちょうど良いかも。

 

一方、サーシャはルアーリング中、なぜか違う方へ突っ込む。

「ムム?」

茂みからキジバトが飛びだした。

ほんとにあともうちょっとのところだった。

おっしい。

サーシャ 780g台。


2014-02-08 大雪強風の中

2014年02月08日 | Weblog

今日は雪が降っていたので餌だけやるつもりだったが

「飛ばしたいなあ。何事も経験、アシュターにとっては初めての雪。」

とウズウズ。

まあ、クルマの運転は不可能だったので、狩りは無理だからいつもの川原でトレーニング。

アシュターを放つ。

思ったより風が強い!

非日常的な銀世界。

「あれ?いつも止まる電柱に止まらない。」

そのまま遠くへぶっ飛んで行く!!

辺り一面真っ白なので初めての場所だと思ったのだろう。

しかも、吹雪いて見通しが悪く、そのままホワイトアウト!(うーん、この言葉の使い方は間違ってる。)

しばらく待っても姿を見せない。

「やっちまったか?」

と思っていると逆風の中、翼をたたんで風を切り帰ってきた。

「あー、良かった。」

ルアーを地面で掴ませようとするが、地面は雪で真っ白。

「真っ白な地面になんか、降りられるかー!」

とアシュターはホバリング気味に近くを飛ぶ。

しばらく待っていると、やっとルアーに降りた。

雪で真白な地面がよほど嫌だったらしい。

そこから、ルアーリングをするが、強風でちょっとヨタヨタした感じだったので、軽~いトレーニングで終了。

アシュター888g。

 

サーシャは、こんな大雪強風の中でもビシッと飛んでいた。

これが10年目と2年目の差だろう。

 


田んぼの中の一本の木

2014年02月02日 | Weblog

田んぼにいる5羽ほどのカラスを狙い、アシュターを放つとカラスたちは木に避難。上から待ち構えるアシュター

ビデオカメラを手に持ち、田んぼの中の一本の木目がけて100mほどダッシュ!木の下に到着。木にとまるカラスを追い払うと、上で待ち構えていたアシュターが急降下アタック。

ここまでの写真が2回目の攻撃。1回目の攻撃は撮影できなかった。

これが3回目の攻撃。これが一番惜しかったが、接触はなかった。4回目は200mほど先まで追ったが、住宅街の方に逃げられてしまった。日本の狭いフィールドだと1回のアタックをかけられるチャンスがあるかどうかの場所が多いがこの場所は、何回もアタックができる広さがあるので、希望が持てる。

写真は手持ちビデオで撮影したものを一時停止にして、写メに収めたものなので画像が悪いです。

アシュター884g。餌120g程度。