EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

いろいろなハヤブサたち

2015年01月25日 | Weblog

ペレアプロマード♀

体や羽のバランスが良く、非常に美しいハヤブサ。ペレグリンとアプロマードの特徴がちょうどよくミックスされた感じ。顔も美人だった。
この前記事にしたペレセイカー♂

♂なのにサーシャよりデカイ!なんで?色もペレよりでカッコいい!
アメチョウ

見た目もかわいく、控えめな声で鳴いていた。
セイカー♀

フルで1.3kgという堂々たる体格の持ち主。セイカーってこんなに大きいのね。

残念ながら、私が着いたときは、みんな訓練済みだった。

今度は飛んでいるところを見たい!

さて、狩りの方は?

アシュターがカラスを木などに追い詰めるところまでは行くのだが、川に阻まれたり、タイミングが合わなかったりと私のミスが続いて獲れなかった。

カラスが木に止まろうとするのを阻止するのではなく、いったん止まらせてから追い立てた方がよさそうだ。

猟期終了まであとちょっと。

良い結果を出すぞ!


ファルコナーとの出会い

2015年01月18日 | Weblog

今朝、生コン工場近くの田んぼにカラスの群れがいたが、クルマから私が出ると警戒音を発したカラスがいて、カラスたちはみな電線に上がってしまった。

もうアシュターのフードを取ってしまったのでそのままスタートさせたが、すぐに電柱に止まってしまった。

「今日はやる気ないなあ。」

と心配したが、午後はがぜんやる気を出した。

朝と同じ場所で建築物のある裏側からスタートさせたが、障害物や木に逃げ込まれてしまった。

木から木へカラスが逃げるときに、アシュターは急降下攻撃を加えた。

その1回は惜しいところまで迫った。

やる気を失っていなくて安心した。

 

カイト訓練では、ルアーを嫌ってそれてしまった。

アシュターは警戒心がある意味強い。

カイトに慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

 

道中、ハヤブサを据えている人を発見!

思い切って話しかけてみた。

お二人ともとても良い人で気さくにお話しできた。

大きな堂々たるセイカーとカッコいいペレセイカーと出会えた。

そのペレセイカーは♂なのに♀のサーシャより大きかった。

色もペレグリンより。

10年前より日本に入って来るハヤブサの質が向上しているのかなと思った。

あと、バードウォッチャーの方も一人加わっていろいろと情報交換をして楽しいひと時だった。

こうした出会いも大切だ。

 

 


追い詰めた

2015年01月18日 | Weblog

今朝、いつもの一本木の田んぼにカラスが2羽いたので、そこでアシュターを放ったがそのままどこかへ。

クルマや徒歩で探しまくった。

直線距離で2kmくらい離れたところでカラスを数羽地面近くに追い詰めていた。

アシュターは急降下を繰り返していた。

そこは小川に沿ってフェンスが張り巡らされているところで、カラスはフェンスの内側に降りて逃れていた。

もうちょっと早く到着していればなあ。

 


狩りは命がけだ!

2015年01月10日 | Weblog

カラスの群れが見当たらず、田んぼに2,3羽のカラスしかいなかった。

2,3羽しかいないが、田んぼの中に一本木がぽつんと立っている場所で獲りやすい場所だ。

ハヤブサにスピードをつけさせるためカラスの死角になっているところからアシュターを放つ。

遠くのカラスでも見逃さない目を持つアシュターは、早々飛び立った。

私もあとから走る。

一本木に目をやると思惑通りカラスが3羽逃げ込んでいた。

アシュターはすでにウェイトオン。

「追い詰めたぞ!」

走る走る。

早朝から数百mのダッシュなんて!!

きついっ!


一本木にやっとの思いで辿り着くと、下からカラスを追いたてる。

カラスは木から飛び立って、伸び放題の植え込みへ。

植え込みにいるカラスを追いたてると

カラスは植え込みから一本木へ。

一体何往復しただろう。

そうしているうちにカラスは、枝降ろしされた背の低い木に止まった。

そのカラスをめがけてアシュターは水平飛行で突っ込む!

突っ込む直前、カラスが下へ降りてかわす。

アシュターは凄い勢いでそのまま木に激突!

木から落ち、途中でぶら下がっている。

あとからビデオで確認するとこのときカラスを掴んでいた。

「やばい!死んだ?骨折?翼折れた?」

近づくと2羽ともパタパタ。

カラスは一本木に逃げた。

アシュターは?

まだぶら下がっている。

少しの間をおいて飛び立った。

「良かったあ!!」

一本木の上のカラス目がけて飛翔。

 

最後は植え込みで押さえた。

鼻の辺りをすりむいた程度のケガで済んで本当に良かった。

命があって本当に良かった!

執念の狩りだった。

それに植え込みに突っ込んでよく獲れたものだ。

アシュター偉いぞ!

今度は空中キャッチを目指す。

それにしても枝降ろしされた木は要注意だ!

自然の木なら枝は先に行くほど細いから問題ないが、

木であっても人間が手を加えたものはハヤブサにとっては危険になる。

 

次から気をつけよう。

ケガをさせずに経験を積ませるのは大変なことだ。

アシュター940g


2015-01-04 ワイルドのペレ

2015年01月04日 | Weblog

トビ4羽とサーシャがバトルをしていると、どこからともなく野生のペレグリン♀が仕掛けてきた。

トビどころではなく、野生のペレグリンとバトルへ突入。

何となくちょっとまったり気味なバトル。

最後は両者とも鉄塔へ止まってしまう。

 

前がペレセイカー♀サーシャ、後ろが野生のペレグリン。

日本のペレグリンはでかいなあと思う。

サーシャは半分セイカーの血が入っているのになぜ小さい?

セイカーってサイズ的にはペレグリンよりデカイはずなのに。

 

立派な体格のペレセイカーも去年、一昨年あたり入ってたなあ。

でも、ジアペレが欲しい。

 

一方、ペレのアシュター

結構上がるようになってきた。

昨日今日とカラスの群れが移動してしまったのか、カラス群れ見当たらず。

仕方ないので田んぼにカラスが点在する場所で放つ。

隠れる場所がなくスタートと同時に飛び立たれてしまったので、カラスはその辺の電線にも止まらず、かなり上空まで上がり、見えなくなるところまで逃げて行った。

アシュターもそれを追いかけて100mほど上がった。


桜並木

2015年01月01日 | Weblog

午後

田んぼから桜並木に避難したカラスたちを追いたてて、獲ったようだ。

カラスたちの鳴き声の変化で獲ったのはわかった。

私が道路を横断する際に見失い、全く獲った様子は見れなかった。

土手下の河原で押さえていた。

 

昨日も同じ場所で一度接触し、カラスは川原に降りたが、なぜか追撃せずに電柱に止まってしまった。

右足中指の爪の先端が折れているため、引っ掛かりにくいのかと思ったが、今日は結果が出せて良かった。

 

今朝

学校近くの松の木の中に隠れたカラス目がけて、ガサガサっと突っ込んで行った。

シアミが強いのはうれしいが、ケガをしないか心配だ。

 

アシュター915g



桜並木