EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

勝手な行動

2006年12月31日 | Weblog

回目、ただ飛ばしただけで終了。でも、ソアーしながら明らかに獲物を探している。

2回目、惜しい攻撃が1回だけあったが、住宅街に逃げ込まれた。

3回目、カラスの群れの近くで飛ばすが、行かずに電柱に止まってしまう。しばらくして飛び出す。やはり、ソアーして獲物を探している様子。しかし、こちらへ来ない。ソアーしながらそれて飛んでいってしまった。

帰ってくるだろうとたかをくくっていると帰ってこない。遠くの方でハヤブサがハヤブサを追いかけているのが見えた。どっちがどっちだかわからないが、発信音がそちらの方で強く反応する。

しばらくすると、野生のハヤブサが僕の頭上を通過。近くのカラスの群れが逃げ出す。野生のハンティングが見れるかと期待したが、そのままいってしまった。

それから、ある程度待って発信音が大きくならないので心配になって探しに行った。野生のハヤブサに蹴落とされてなければいいけどと思っていた。

すると、サーシャは1kmくらい離れたもうひとつのカラススポットでガンガン50羽ほどのハシブトガラスの群れを追いかけていた。

あー、無事でよかった。

車でそばまで近づくと、さくらの木の中にカラスの群れを追い込んだ。そこで、カラスを追い出したところ、サーシャがアタック!

一羽のカラスは攻撃を避けて背中から地面に落ちて難を逃れた。その後もガンガン群れを追い回すが、カラスたちが住宅の屋根に行ってしまい、迷惑になりそうなので止めにした。

勝手に遠くで捕まえたら、ちょっとまずい。行動が変わってきて鋭い感じになってきた。これから、ある意味要注意だ。

体重780g弱。餌ウズラ3/2程度。


狩りの詳細

2006年12月31日 | Weblog

3回目のフライトで獲った。狩りというよりもフライト中に獲れちゃったという感じ。

1回目は、カラスの群れに当てるも住宅街に逃げ込まれ、アウト。その後トビを見つけ、モビングにいこうとするが高さが足りず、あきらめる。帰ってきたところでドバトを僕が追い出すがタイミングが合わず、追いつかず。

こりゃ~自信がなくなってきちゃったかなあと心配になった。

2回目カラススポットで狙うが、近くのカラスでなく遠くのカラスに行ってしまい、追いつかず。何でそっちに行くんだよー!

3回目、数羽のカラスに向かって行かせようとするが、180度反対方向に飛んでいく。電柱に止まってしまい、数分経つと飛び立ち、300mほど離れたところでソアーしていた。あー、こりゃあやる気無しだなと思った。

で、だんだんソアーしながらこっちに近づいてくる。僕は、田んぼで餌をあさるカラスの群れに誘導しようとゆっくり移動していく。

本当にのんびりやる気なさそうにソアーしていて、わずかずつこちらへ。

流石に近づいてくるとカラスたちは警戒し始める。

ひきつけてひきつけて、いつダッシュしてカラスを飛び立たせようかという段階。

よし、ダッシュの2秒前というところで急にサーシャが急降下。凄いスピードだった。

カラスの群れはいっせいに逃げる。

その中の1羽を急降下後のスピードに乗った直線的な?水平的な?飛行で捕らえた。目の前で捕らえた。でも、あまりにも急な出来事でビデオには収められなかった。まさか、自分から行くとは思っていなかった。サーシャなりにフェイントをかけたのかなあと思う。

カラスたちは大騒ぎで、集まってくる。

そこに行くまで数十秒かかったが、しっかり抑えていた。

サーシャは左足で頭取り、右足で腹の辺りを抑えていて反撃は食らっていなかった。

完全にサーシャ単独の狩りで、追い出す必要もなかった。

ソアーしていた高さは、どんなに高く見積もっても、せいぜい電柱2本分以下だった。たぶん、電柱一本半くらい。そんなに高く上がらなくても獲れるんだなーと思った。

まさか、獲れるとは思わなかった。

体重780g弱。餌ウズラ1羽弱。

 


カラスの逃げ足早まる

2006年12月29日 | Weblog

手にサーシャを据えているだけでカラスたちは逃げていくようになってしまった。

「アッまたあいつらだ。」

みたいに思われているのか。

サーシャは今ひとつ乗り気じゃないようだし、もうちょっと詰めた方がいいかも。

体重790g。餌ウズラ3/2程度。


ウエイトオンらしかった

2006年12月28日 | Weblog

今日は比較的風が強かったが、流されずに飛ぶことができた。

コントロール性もよく、4回飛ばした。

3回目、田んぼでキジバトが飛ばずに身を隠すようにいたので、そっと近づいて追い出した。
しかし、タイミングが早すぎて逃げられた。というか、ジャストタイミングでもキジバトは難しいだろうな。何はともあれ、このときのウエイトオンが一番それらしかった。こっちが何をしようとしているか理解していたようだ。

カラスの場合は、こちらが追い出す前に逃げていってしまうし、うーん、頭を悩ますなあ。

体重780g。餌ウズラ3/2程度。


野生のペレグリン

2006年12月27日 | Weblog

今朝は友人と飛ばしに行った。

最初はチョウゲンボウと遊んでいたが、やがて何かを発見したようで凄い勢いでダッシュをした。

ああ、トビがいたんだなと思いきやよく見るとワイルドのペレグリン♀を追いかけていた。

ずいぶん成長したものだ。

2回目は、今日発見したカラススポットで飛ばしたが、カラスを嫌ってどこかへ行ってしまったようだ。待っていようと思ったがそうも言ってられず。探すことにした。

発信音をたどって行くと、いつもの場所より400mくらい東の方にたどり着いた。

さーっと、ハヤブサが飛んできてビルの屋上へ止まる。

「なにやってんだ?早く降りて来いよ。」

とルアーを振ると一回周回するように飛ぶ。

ん?どうも頭が黒いなあ。なんかちょっと様子が変だなあ。

すると一直線に違う方向へ行ってしまった。あれ?

発信音を確かめるとサーシャは近くにいる。

ルアーを振ってホイッスルを吹くとサーシャが飛んできた。

やっぱり、あれはさっきのペレグリンだ。

去年サーシャが襲われてロストしたのと同じ場所なので、おそらくそのペレグリンだろう。

2回目、戻りが悪かったのは体重増と20度以上の気温のせいだろうか。

体重800g弱。餌あまりやらず。


惜しいところまでは

2006年12月25日 | Weblog

行くんだけどなあ。

あと一歩が届かない。

あれ?なんだ今日は、地面すれすれに飛んでいって、

と思ったら、急上昇して電柱にいるカラスを狙った。

サーシャなりに頭を使っているのだなと思った。

なかなか、人間がとりやすいだろうと思うカラスには行かない。

今日一番惜しかった攻撃は、絡んできたカラスを上からほぼ垂直に急降下し、狙った攻撃だった。2羽の姿がほぼ重なったように見えた。

なんで、あそこまでいって獲れないかなあ。

少しずつ、技術は高まってきているのだろうとは思う。

体重780g強。餌ウズラ1羽弱。


真っ直ぐ行かない

2006年12月24日 | Weblog

1回目、田んぼで餌をついばむカラス30羽ほどの群れに当てるが、どうも真っ直ぐに行かず、周回するような動きを見せる。勢いをつけてカラスに向かって行って距離を詰めたときは、カラスたちは、みんな林の中へ到達するところ。今日は、あっさりあきらめて粘りも見せなかった。

うーん、本気じゃないのか。

2回目、カラスの群れが見つからないのでただ飛ばすことにした。

しばらく飛んでいるといつの間にかトビがいて、サーシャはトビに攻撃に行った。高さは、鉄塔の真ん中あたりか、そのくらい。この程度の高さだと飛翔力に物を言わせてサーシャが上になれる。上から何回かアタックしていると、

今度は、チョウゲンボウがモビングにやってきた。そのチョウゲンボウのしつこさは、尋常じゃなかった。なぜか、サーシャは、チョウゲンボウにはほとんど攻撃らしい攻撃はしない。それにしてもよく飛んだし、高く行った。

最後にルアーリング。パス15回。

体重790g弱。餌ウズラ1羽弱。


カラス100羽以上+トビ7羽の混合軍

2006年12月24日 | Weblog

1回目、この前発見したカラススポットでカラスを狙う。

サーシャを放つと、50羽程度のカラスが飛び立つ。

サーシャは、何度かアタックをかけつつ高度を上げていく。距離的にも離れたようだ。

あら?見えなくなっちゃった。

あら?グローブも落としたみたい。

グローブを探しつつ、発信機を取りに車へ。発信機に反応があるので、グローブを探す。

数分後、サーシャが戻ってきた。

よし、サーシャを近くに引き寄せ、カラスを追い立てようと思い、僕は猟犬に変身。

しかし、サーシャの攻撃と追い出しのタイミングが合わず、獲れなかった。

移動中、カラスを発見。

2回目、そのすぐあとだったので、カラスの群れはきついだろうと思い、トビが少々飛んでいたが、3,4羽のカラスを狙ったつもりだった・・・・・・・。

ところが、サーシャが飛び立つと100羽を超えるカラスの群れが飛び立つ。トビも7羽。

やはり、サーシャはカラスとトビに攻撃を加えつつ、高度を上げていく。

攻撃の主な標的はトビだったようだ。

鉄塔より高く上がってしまうと、カラスはいなくなった。

結局獲れず。

どうも、獲物をしつこく追いまわす攻撃じゃないようだ。追い払う感じの攻撃。

どうしたものだろうか。

体重790g強。ウズラ50g弱。

 


カラススポット発見!

2006年12月21日 | Weblog

平日の朝にもかかわらず、カラスの群れに当てられた。

しかし、ナマ追いで、カラスを蹴散らす程度で1回目終了。

2回目、カラスの群れ(50羽ほど)に突っ込んで行く。

だんだん本気モードに突入。

カラスは、散らばり、木の中に10羽~20羽程度隠れる。他のカラスは遠くへ逃げた。

木の中のカラス目がけて何回も急降下アタック。

しかし、カラスは飛ばない。

そこで、僕が犬の代わりにカラスを追い払いに行く。

どうも、サーシャと息が合わず、いいところでカラスを飛び出させてやれない。

それを2本目の木でやって終了。

この前みたいにきわどいところまでは行かなかったかな。

いいところで、カラスを飛び立たせてやれば、いけるかも。

体重790g。餌ウズラ1羽程度。


おととい

2006年12月19日 | Weblog

飛ばしすぎたせいか、昨日はほとんど飛びたくなかったようで体調を心配した。

しかし、今日はまた良く飛んだ。

モビングに来た4羽のカラスを次々に撃退し、制空権を得た。

あとでビデオで確認すると、カラスの上空から身をひねって少し羽ばたき、垂直に急降下する技術を使っていた。いつの間に身につけたのだろうか。

それでも、モビングに来るカラスは獲れそうなところまでなかなか追い詰められない。カラスもここまでは大丈夫という腹積もりがあって仕掛けてきていることだし、自分の身が危なくなるまではモビングして来ない。当たり前か。

やはり、抜き打ちでやらないと無理だろうな。

体重770g。餌ウズラ1羽弱。

 

 


地理の把握力

2006年12月16日 | Weblog

今日は面倒くさかったので、家から歩いてすぐの場所(住宅街の中の25m四方くらいの駐車場)で飛ばした。

クルクル僕の周りを電柱2本分の高さくらいで何回か周回すると狭い場所を嫌ってか一直線に飛んでいってしまった。5分ほど待っても帰ってこないので、探しに行った。というか、馴染みのある場所の方向へ飛んでいったので、1kmほど離れたその場所に行くと鉄塔の天辺付近でソアーしていた。

あー、やっぱり。ということであっさり回収。

でも、今日のことでどのくらいサーシャが地理を把握しているのか想像が膨らんだ。

体重780g。餌ウズラ1羽弱。


キック

2006年12月10日 | Weblog

トビとカラスに1発ずつ蹴りを上からお見舞いしたが、どちらも落ちなかった。トビは落ちたら困るけど、どこからとも無く向こうからやってくるからなあ。

カラスの方が惜しかった感じ。あともうちょっと。

急降下時の高さが足りないのだろう。

平日の朝はすぐに帰ってきてくれるが、不思議と休日は、とても良く飛ぶ。

体重770g。餌ウズラ1羽程度。


スケールの違う飛び

2006年12月03日 | Weblog

今日は高く上がった。鉄塔とか新宿の高層ビルとかそんなもんじゃなく、肉眼でかろうじてゴマのように見えるくらい上がった。一体何百m上がったのだろうか?

1回目は、3羽のトビに次々とモビングをかけた。トビの少し上に跳ね上がり、急降下の繰り返し。トビは、防戦一方でサーシャがアタックの際にひっくり返って脚を上に向けていた。非常にアグレッシブだった。

2回目はカラスが来た。今日はアグレッシブだから獲れるかなと思いきや、アタックは中途半端。カラスを嫌がってどっちかというと逃げていることの方が多かった。全くハヤブサの気持ちは難しい。そのときは、いかにもルアーを出して欲しそうに僕の頭上を旋回していた。どうも、カラスはサーシャがルアーを狙っているときにモビングに来るような気がする。

3回目は今日一番の高さに上がった。このときはほとんどそれなかった。飛行時間は18分55秒。

体重790g弱。餌ウズラ1羽弱。食われすぎた。明日飛ばせるかな?

あと、畑に張ってある釣り糸のようなラインは要注意だ。ルアーリングのときに少し引っかかった。危なかった。このところ事故の一歩手前で難を逃れている。気をつけないと。