ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「怪談」「ブエノスアイレス食堂」

2012-04-04 10:30:35 | 読みモノ

いやはや、外は未だに荒れ狂っております。昨日から断続的に。

昨日と違うのは、生暖かった気温が一気に下がり、なんと吹雪になっていること。

さっき、スーパーから出てクルマまでわずか30mほどを歩く間に雪まみれ。

3cm四方はあろうかという大粒の雪が吹き付けて、コートやパンツにびっしり

張り付きました。やれやれ。四月にこんな目に合うとは。

画像ではふわっと舞っているように見えますが、庭の中でぐるぐる回っているだけで、

道路は真横に降っております。

 

でもいいの。今朝は欲しかったゴールドのフォブが手に入り、とっても気分がいいのですー。

今から到着が待ち遠しい!

あ、あしたからセールやります。と、さりげなく宣伝しておきますね。

 

さて、ブログはなかなか更新できませんが、本は読んでおります。

 

「怪談」(柳広司)と「ブエノスアイレス食堂」(カルロス・バルマセーダ)。

「怪談」は読み終わりました。ラフカディオ・ハーンの同名小説に触発されて書いたものだそうです。

ハーンの本物は読んだことがなく、比較するとおもしろいと思うのですが、それなりに楽しめた。

「雪おんな」…なるほど犯罪の目撃者がねぇ。あの人なんだ。

「ろくろ首」…ラストがちょっと無理やりかな。

「むじな」…これ、オリジナルは中学の英語の教科書に使われていたな。コスプレっていうのが笑えた。

「食人鬼」(じきにんき)…これは最初からオチが見えてしまった。

「鏡と鐘」…オリジナルを知らないけど、なかなかうまいトリックだと思った。ネット社会でありそうな話。

「耳なし芳一」…オリジナルのほうが数倍コワい。

で、「ブエノス~」のほうは読み始めたばかりなんだけど、「食人鬼」と似たところがあり、

びっくり。ときどき借りた本が似ていることがあります。不思議。

アマゾンさんいわく、

「故郷喪失者のイタリア人移民の苦難の歴史と、アルゼンチン軍事政権下の悲劇が交錯し、双子の料理人が残した

『指南書』の驚嘆の運命、多彩な絶品料理、猟奇的事件を濃密に物語る。「アルゼンチン・ノワール」の旗手による異色作。 」

ということになるらしい。全体に暗い色彩が目に浮かぶような内容で、ブエノスアイレスの街並みや料理や調理器具が

いい色合いで目に浮かぶような小説。雰囲気を楽しみたい。

 

ちょっと前にBSで「ミス・マープル」をやっていて、初めて見たら、なんとなんとおもしろいではないか。

おばあちゃんの謎解きなんて…と敬遠していたが、これが自然体でなおかつ鋭い!

ポアロが仰々しいばかりに思えるほどです。そしてまたイギリスの田舎の美しい風景と

すばらしいお屋敷の数々…。すっかりファンになってしまった。

次の放映が待ち遠しい。何事も先入観を持って見てはいけないということですね。