ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「儚い羊たちの祝宴」

2009-04-08 10:34:41 | 読みモノ

「儚い羊たちの祝宴」(米澤穂信)を読んだ。
初めての作家かと思いきや、去年、「インシテミル」を読んでた。
ずいぶんと文章がよくなった印象。
昭和初期くらいのお嬢様の語り口なので、難しい言葉がいっぱい。
「面従腹背」とか、「奇貨」とか、聞いたことない。
「ラスト一行の衝撃」の短編集、というふれこみだけど、途中でラストが
想像できるのもある。良かったのは「山荘秘聞」と「玉野五十鈴の誉れ」かな。
特に後者の「お祖母様」に対する憎しみの気持ちが、読んでいて歯がゆい。
お育ちがいい人ってこうなのかな。「早よ、殺ってしまえ!」って言いたくなる。
でも最後には、快哉を叫ぶ的な…。

ところで、昨夜、久々にオークションで落札しました。
初めて箪笥、というか、金庫というのか、はたまた硯箱なのか、判断が難しい
ものを手に入れました。近日中にお見せしまーす。
最初からウチに置いてある絵しか浮かばないような、「絶対、欲しい!」
気持だったので、終了後、興奮冷めやらず、なかなか寝付かれなかった。
たぶん、あさってには届くはず、楽しみ!