<簿記バカ一代>
<第一話 血染めの電卓>
中学3年の簿鬼バカ夫は近所でも有名なワルだった。、
ある日バカ夫は箪笥に隠されていた血染めの電卓を見つける。
母に問いただすと、その電卓は父のものだという。
父は公認会計士を目指し、母はそれを支えていたが
試験に合格した途端、父は母を捨て、家を出ていった。
公認会計士が何かも分からないバカ夫であったが
その話を聞き、父を倒すために自分も公認会計士になることを決意する。
バカ夫は担任にどうすれば公認会計士になれるか相談した。
担任は薄笑いを浮かべながら、会計士になりたいなら簿記をやることだと言った。
「簿記・・・?」
「まあ、九九も言えないお前が簿記なんて出来るとは思えないがな」
担任はバカ夫に殴り倒されると態度を変え、
簿記をやりたいなら商業高校に進学するのがよいとアドバイスをくれた。
進学など考えていなかったバカ夫だが、それからは必死に勉強した。
そのかいあってか、受験当日には7の段まで九九が言えるようになっていた。
バカ夫は高校に合格する。
しかし、そこは札付きのワルが集まる高校だった。
バカ夫を待ち受ける運命やいかに?
<次回予告>
バカ夫は初日から簿記四天王の1人である男と些細な事から決闘になった。
その男は重量50kgの鉄電卓を2つ使う、
通称「100キロ電卓の政」だった。
善戦しながらも次第に追い詰められるバカ夫。
そこに現れたのは「3級の帝」と呼ばれる四天王の1人だった。
次回、簿記バカ一代、第2話「簿記って何だ?」
<つづく>
<第一話 血染めの電卓>
中学3年の簿鬼バカ夫は近所でも有名なワルだった。、
ある日バカ夫は箪笥に隠されていた血染めの電卓を見つける。
母に問いただすと、その電卓は父のものだという。
父は公認会計士を目指し、母はそれを支えていたが
試験に合格した途端、父は母を捨て、家を出ていった。
公認会計士が何かも分からないバカ夫であったが
その話を聞き、父を倒すために自分も公認会計士になることを決意する。
バカ夫は担任にどうすれば公認会計士になれるか相談した。
担任は薄笑いを浮かべながら、会計士になりたいなら簿記をやることだと言った。
「簿記・・・?」
「まあ、九九も言えないお前が簿記なんて出来るとは思えないがな」
担任はバカ夫に殴り倒されると態度を変え、
簿記をやりたいなら商業高校に進学するのがよいとアドバイスをくれた。
進学など考えていなかったバカ夫だが、それからは必死に勉強した。
そのかいあってか、受験当日には7の段まで九九が言えるようになっていた。
バカ夫は高校に合格する。
しかし、そこは札付きのワルが集まる高校だった。
バカ夫を待ち受ける運命やいかに?
<次回予告>
バカ夫は初日から簿記四天王の1人である男と些細な事から決闘になった。
その男は重量50kgの鉄電卓を2つ使う、
通称「100キロ電卓の政」だった。
善戦しながらも次第に追い詰められるバカ夫。
そこに現れたのは「3級の帝」と呼ばれる四天王の1人だった。
次回、簿記バカ一代、第2話「簿記って何だ?」
<つづく>