今回は、広島県江田島にある海上自衛隊旧海軍兵学校を訪問します。
江田島は、広島市の南方瀬戸内海にある島で、第2次世界大戦で日本の海軍基地があったところです。
現在も海上自衛隊の施設が数多くあり、海上自衛隊の幹部候補生の学校があります。
広島駅から市電の広島港行きに乗り35分で広島港に到着です。
市電の30%程は、グリーンムーバ/グリーンムーバマックスという低床連結車両になっていて、カッコいいです。写真は、グリーンムーバマックスです。
広島港からフェリーまたは高速艇で江田島へ向かいます。
今回は、江田島市中心部に近い中町港に到着し、レンタサイクルで観光します。
電動は1日1000円と高いです。
電動サイクルで30分ほどで海上自衛隊旧海軍兵学校(海上自衛隊第1術科学校)に到着です。
見学は下記の時間に開催されます。
見学所要時間は 1 時間 30 分。
平日は 10:30 、13:00 、15:00の3回開催。
土日祝は 10:00 、11:00 、13:00 、15:00の4回開催。
まず、門で見学希望を話し、氏名・住所を記載し、番号札を受取ります。
見学開始まで、江田島クラブ1階で待ちます。
この建物には、海上自衛隊歴史ゾーンが2階にあり、まず、ここを見学します。
旧海軍、海上自衛隊の武器模型の展示、艦長席からの眺め体験 をすることができます。
見学の開始となり、海上自衛隊OBの方が江田島クラブ1階で海軍兵学校の歴史を説明します。
見学の案内の方は軍人で海軍に誇りを持っておられる方で、旧海軍がロシアに勝利した日本海開戦の話、東郷元帥、山本五十六大将の話は熱がはいっています。
10分ほどの説明の後、見学が開始されます。
まず、大講堂を外から眺めます、
御影石で外壁を覆った立派な建物です。
本来ここで講堂の中が見れますが、この時は卒業式の準備のため、内部見学は、最後に変更されました。
次に幹部候補生学校庁舎へ向かいます。
この建物が有名で、レンガ造りの横に長い建物です。
向かいにはグランドがあり、戦艦陸奥の回収前の大砲が、教材として設置されています。
幹部候補生学校庁舎は、中に入れず、側面から中の廊下を見ます。
この廊下は、NHKテレビドラマ「坂の上の雲」のロケが行われた場所です。
次に、教育参考館に向かいます。
ここには、海軍関係の資料が多数展示されており、特攻隊、特殊潜航艇で戦死した方々の遺書、写真、経歴がガラス張りの中に展示されています。みなさん20歳前後の勇ましい写真が展示されています。
そのほか、海軍幹部の写真や遺品も展示されています。
内部は、撮影禁止です。
特攻隊、特殊潜航艇の遺族の親族には、写真をコピーしてもらえるとのことです。
ここで、40分ほど自由に見学ができます。
最後に、大講堂の中に入ることができました。
日本の国旗と海軍旗が交差して立っています。
2月に行われる幹部候補生の卒業式のために椅子が壇上に並べられています。
これで見学は終了です。
今回の見学で、幹部候補への厳しい訓練には賛成ですが、上からの命令に従うことしか考えない人間にならないよう気をつけてもらいたいです。
今回の旅行は、一般的な楽しい旅行ではありませんが、日本の防衛を考える意味ではタメになる旅行でした。
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