今回は、神戸 元町 花隈城跡、相楽園、関帝廟、本願寺神戸別院をめぐりま。
JR元町駅で下車し、西に5分ほど歩くと花隈公園の石垣が見えてきます。
ここは、花隈城があった公園です。この城は、池田恒興と荒木村重が戦国時代統治した城です。
石垣になった小高い山のような公園で、石段を2回登ると頂上です。
頂上には、本丸跡があり、東の端に天守閣があったと思われる高台があります。
天守閣跡からは、JRが見え、廻りはビルで、都会の中にある城跡です。
都会にあり、石垣の階段も少ないすぐ登れる城跡で、伊丹にある有岡城に似た城跡です。
次に北へ8分ほど坂道を登っていくと相楽園に到着です。
相楽園は、江戸時代末期に三田藩士の小寺泰次郎が三田藩の財政を立て直すべく、神戸で事業を起こし実業家として成功を収め、自分の私邸として建設されたものです。
1911年に広大な庭園と邸宅が完成しました。
当初「蘇鉄園」と呼ばれていましたが1941年に神戸市がこの庭園を譲り受け、名称を「相楽園」と変えて一般公開しています。
庭園は池泉回遊式の日本庭園です。西洋風の旧小寺家厩舎、北野町から移築された旧ハッサム住宅(重要文化財)が保存され、神戸市の迎賓館施設として相楽園会館、茶室「浣心亭」が建設され、さらに神戸市垂水区から船屋形(重要文化財)が移設されています。
建物は、立派ですが中には入れません。
日本庭園は、大きな池を中心に左手に茶室「浣心亭」、右手に船屋形を配した見事な庭園です。
手入れもよくされています。
この庭園は、見応え十分です。
次に関帝廟へ向かいます。
1948年に華僑・華人の寄付で建てられた華僑・華人のための寺です。
日本の建築様式に中国風の意匠や様式を取り入れた「華和(中日)折衷」となっています。
現在、中華会舘が管理・運営しています。
設備の使用は、華僑・華人及びその縁故者に限定されています。
この寺は、阪神淡路大震災で倒壊し、1999年に復興されたもので、塗装が美しく、特に濃い赤が美しいです。
鳥居のような門の龍の彫刻は精巧で見事です。
本堂内には、三国志の英雄が神として祀られています。
次に本願寺神戸別院へ向かいます。
本願寺神戸別院(ほんがんじこうべべついん)は、兵庫県神戸市中央区下山手通にある浄土真宗本願寺派の寺院です。「モダン寺」の愛称でも呼ばれています。
尖塔や壁面彫刻などインド様式を取り入れた斬新な建築様式で異国情緒豊かな5つの尖塔とステンドグラスが美しいです。
1995年改築後は、ホールや会議室などを備えた多目的施設を備えており、仏前結婚式も行われています。
インド様式を取り入れた寺院としては、この寺以外には、西本願寺の別院である本願寺築地別院、本願寺名古屋別院があります。
元町には、神戸の一般的でない隠れた観光スポットがあります。
立ち寄ってみてください。
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