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福井県 一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅

2014-10-12 07:31:39 | 歴史を巡る旅
福井県 一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅

今回は、福井県一乗谷城のある一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅を紹介します。

一乗谷川下流沿いの細長い谷あいの東西約500メートル、南北約3キロメートルに築かれた戦国時代の城下町と館跡および背後の山城を「一乗谷朝倉氏遺跡」と呼んでいます。
一乗谷朝倉氏遺跡へは、JR福井駅から京福バスに50分ほど乗車し「武家屋敷前」で下車すると到着です。またJR越美北線からは、一乗谷駅で下車し、徒歩15分で到着します。

まず、一乗谷城跡へ向かいます。

一乗谷城は、15世紀中頃から朝倉氏が築いた城です。
朝倉氏遺跡の背後、東にある一乗谷山の頂上付近に一乗谷城跡があり、
南北に走る尾根上約500mにわたって遺構が あります。

一乗谷の城下町の館裏から一乗谷城跡へ登山を開始します。

中の御殿跡から山を登ると朝倉孝景の墓が見えてきます。
立派なお墓が屋根付きの建物の中にあります。

ここから先は、かなり急な斜面になっています。

山頂付近の城郭跡群に近づいてくると、不動清水という水源があり、不動様が祀られています。

立派な土塁が形成されています。土塁の向こう側は観音屋敷跡です。

観音屋敷跡から奥へ進むと、やっと視界が開けてくる。宿直跡からの眺めは素晴らしいです。


正面から右方向にかけて福井平野を一望できます
千畳敷はかなり広い曲輪です。

千畳敷を通り抜け、少し登ると堀切があります。

一の丸下にある畝状竪堀。一乗谷城にはこのような竪堀が無数にあります。

二の丸跡にある井戸跡です。

一乗谷城のあった山頂です。標高475mの山頂ですが、木々に覆われ下界を見渡せません。

朝倉氏の城下町へ戻ります。

一乗谷城の朝倉氏遺跡は、朝倉氏が103年間にわたって築いた城下町跡です。

武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷・道路をほぼ完全な姿で発掘され、町全体を復元されていて、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。

この地は、越前朝倉氏が南北朝時代から一乗谷城を本拠にし、応仁の乱で京から、多くの公家や高僧、文人、学者たちが一乗谷に避難し、華やかな京文化が開花し、16世紀中頃に最盛期を迎え、越前の中心地として栄えていた場所です。

今回夏の終わりに「越前朝倉万灯夜」が城下町と館跡で開催されましたので紹介します。
「越前朝倉万灯夜」は、朝倉氏最後の当主・義景の供養祭にちなむ「越前朝倉戦国祭り」の夜の部で、夜に一乗谷城跡一帯の朝倉氏遺跡をロウソクで照らす祭りです。
今年は、8/23、24に開催されました。
その歴史ある朝倉氏遺跡でロウソクでライトアップするイベントは平成16年から開始され、今年で10年目 になります。今年は15,000個のキャンドルが並びました。

まず、武家屋敷エリアへ向かいます。


武家屋敷への入場もこの日は無料です。
武家屋敷では、家臣が将棋をさす状況を人形が演出しています。



このエリアは、土塁や井戸跡があり、制限なく自由に散策できます。

次に道路を渡って 、 御屋形橋を渡って、唐門から朝倉館跡でキャンドルを眺め、湯殿跡庭園へ向かいます。



ここは高台になっていて朝倉義景館跡エリアを眺めることができます。

次に中の御殿跡を通り、諏訪館跡へ向かいます。


諏訪館は朝倉義景が妻少将のために造ったといわれる館跡です。
回遊式林泉庭園があり、日本でも第一級の豪華さを誇る庭園です。
この諏訪館跡では、コーラスがあり、その後ろに山水を庭園にした日本庭園があります。ライトアップでモミジが美しいです。

このエリアから眼下に福の文字が描かれた見事なキャンドルが見れます。

19時から後は、湯殿跡からキャンドルが美しく映えています。
朝倉館跡でユカリナの演奏を見て、唐門前の公園で小学生のキャンドルを見ます。
20時くらいになるとキャンドルの美しさが際立ってきます。






シャトルバスで福井駅へ戻り、福井名物おろしソバをいただいて今回の旅は終了です。
一乗谷朝倉氏遺跡は、これから秋の紅葉が美しい季節です。
一度訪れてみてください。

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