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福井県の城巡り: 丸岡城、越前大野城

2014-09-03 00:08:43 | 城を巡る旅
今回は、多数の城が存在する福井県を訪れ、城巡りを2回に分けて紹介します。
まず、天守閣が現存する丸岡城へ向かいます。


丸岡城へは、JR丸岡駅が近いですが、バスはなく城まで4.5kmもあります。
福井駅からバスで行くのが良いです。バスは、土日祝日なら1日フリー切符1000円がお得です。
福井駅から路線バスで40分ほど乗ると丸岡城のバス停で下車します。バス停から丸岡城が見えます。


バス停からすぐに階段があり、天守閣のチケット売り場があります。

このチケット売り場の左側に丸岡城のビデオと説明がありますので、ここで城の特徴を把握しておきます。
 丸岡城は、現存天守閣では最古の建築様式の城です。
1576年織田信長の家臣 柴田勝家が甥の柴田勝豊に築かせた城です。
天守閣は本丸の南西部に位置し、野面積みされた石垣の天主台の上に天守閣があります。二重三階望楼型独立式という形式で、通し柱がなく、1階が2・3階を支える構造となっています。

現存する木造の天守閣に入ります。
天守内の階段は、勾配が急なため縄が設置されています。
天守閣の階段は、縄が必要なほど傾斜がきつく、日本で1、2位のきつさです。

外観は二階建てに見えますが、内部は三階建て(二層三階)となっていています。一階の壁には、「石落とし」や「狭間(さま)」を見ることができます。
江戸時代につくられた城は、大きく立派で多層式のものが目立ちますが、丸岡城内は戦国時代の質実剛健な構造です。豪華さや優美さより、いたる所に敵に対する備えが目を引きます。屋根瓦は珍しい石製の瓦(笏谷石: しゃくだにいし)を使用しており、白く表面がザラザラです。

最上階三階の望楼は、ふもとから約35mの高さ。天気が良ければ、丸岡の町並み、坂井平野の田園風景、山並みを見渡せます。

天守閣は、昭和23年の福井地震で倒壊しましたが、昭和30年修復され現在に至っています。
天守閣の前には、お静の立派な慰霊碑があります。
お静は、城主と天守閣の人柱になり見返りに子供を武士にしてもらう約束をして人柱になったが、柴田勝豊が約束を守らなかった。その後、お静のたたりが出て梅雨の時期に城一体が洪水になったため、慰霊碑を作ったというものです。

天守閣の横には日本庭園様式の公園があり、歴史民俗資料館には、歴代城主ゆかりの品が展示されています。


次に、福井駅に戻り、JR九頭竜線で越前大野城へ向かいます。

福井駅から九頭竜線に乗り、55分で越前大野駅に到着。
駅前にループバスがいたので、乗って5分で結(ゆい)バス停で降ります。
バスは、100円と安いです。
バス停からもクッキリと大野城が見えます。

バス停北側にある柳廼(やなぎの)神社から城へ登って行きます。


まず、神社奥に城の登り口の掲示があり、城門があります。

坂道を登って行くとすぐ城まで20分の掲示があります。

ここから明倫館のあった学びの里「めいりん」の大きなグラウンドが見えます。
ここから石段とスロープを繰り返して天守閣を目指します。
まず、10分で三の丸休憩所があり、最後の城主: 土井利忠の立像があります。

さらに少し歩くと二の丸の公園があり、ここで急な石段を登ると城門があり、天守閣のある敷地に入ります。

越前大野城は、1576年織田信長の家臣 金森長近により、4年の歳月をかけて築城された城です。

250mの山の上に天守閣があり、天守閣は、2層3階建の大天守と2層2階の小天守の構造です。二の丸、三の丸があり、外堀・内堀をめぐらして城を守っています。その石垣は、石を立てず、横に寝かせ、大きい石を奥に押し込んで積む、野面積みという工法です。
現在の城は、昭和43年に再建された鉄筋コンクリート製のものですが、城内には歴代城主の遺品が展示されています。

門左手の武具蔵跡から橋を渡って天守閣に到着です。

入口からは、4階建(城としては3階建)となっており、4階の小さな天守に到着です。

最上階の望楼で下界を見渡します。
景色はいいですが、天守を太い金網が覆っていて、せっかくの景色が台無しです。

1階から3階には、大野藩の歴史を紹介しており、金森長近、大野氏の肖像画が紹介されています。

小天守では、越前大野城の歴史をビデオで紹介しています。
天守閣へ行く前にこのビデオを見ておくことをお勧めします。


天守閣を出て前の公園に初代城主の金森長近の立像があります。

鼻が大きい野心的な顔です。
この城には、グループの観光客には、無料のボランティアがついて説明してくれます。グループの方は、ボランティア説明をご利用ください。

次に、城山を下山し、学びの里「めいりん」へ行ってみます。ここは幕末の大野藩が人材育成に開いた「明倫館」のあった場所です。現在は、教育複合施設で、小学校,生涯学習センター,大野公民館,視聴覚ライブラリーが併設されています。

バス停のある結バス停の近傍には、土産物、軽食があります。
また少し北側には、武家屋敷 旧内山家もあり、街全体が昔の城下町を再現しています。
旧内山家は、無料で入れるのでここで休憩します。

この大野市は、日本酒が有名です。「名水のまち」として、現在でもミネラル豊富な地下水と良質な酒米で、銘酒が豊富です。

 古くは江戸時代、酒は至る所で造られ、現在では4軒の酒蔵があり、蔵人の手でじっくり丁寧に造られています。
真名鶴酒造で真名鶴を買います。

奥越前の清流を思わせる、爽やかな味です。 冷酒があう酒です。

福井市内で宿泊し、あすは、北ノ庄城、小浜城へ向かいます。

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