
今回は、名古屋市にある有松を紹介します。
まず、名鉄有松駅から南に向かい信号のある交差点を東に向かいます。
400mほど行くと祇園寺があります。ここから有松の江戸時代の街並み通りが始まります。


有松は、江戸時代1608年に尾張藩によりて造られた町です。
竹田庄九郎が絞り染めの工法を確立し、有松絞りとして普及させ、江戸時代、有松は繁栄しました。
有松には、旧東海道沿1kmほどに、蔵と江戸時代の町家が並んでいます。
まず、祇園寺に入ります。


江戸時代からあると思われる石仏が軒の下に30体ほどあります。
次に北に向かい400mほど行くと有松天満社があります。


有松祭りは、この神社の祭りです。
秋季大祭は、10/4に開催されます。
この神社から3台の山車が出発します。



旧東海道の道に戻り、東へ歩いて行きます。
まず、神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)の山車庫があります。

次に小塚邸の町家があります。ここは公開されていません。

少し進むと竹田邸があります。
蔵と町家が一体になった大きな家です。
ここは無料公開されています。

入ると家の方が「上がって見ていってください。」と言われ、上がるとまず商売をしていた店の部分があり、その奥に玄関の大きな絞りの着物と衝立(ついたて)があります。見事なものです。
この家は、有松絞の開祖竹田庄九郎の後裔で300年以上の伝統のある絞問屋の家で、現在は、竹田嘉兵衛商店の本社になっています。





洋間は、天井に孔雀(くじゃく)の絵がある立派な部屋でここから中庭が見えます。
この奥に座敷があり、座敷から中庭に歩いて行くことができます。
庭も立派な日本庭園があります。
竹田邸の向かいには、唐子車(からこしゃ)の山車庫があります。
次に山田邸があり、その向かいに絞りの久田があります。
絞りの久田には、革に絞りを入れた商品が販売されています。


ここで駅前の南北のメイン通りに戻り、さらに西側へ向かいます。
左手にレストラン、パン屋、喫茶店があり、中濱という絞り店で絞りの商品を見ます。
巾着が1000円くらい、Tシャツが2500-3000円です。

少し先には有松鳴海絞り会館があります。
ここでは2階で絞りの実演も300円で見ることができます。

向かいの服部家宅には、大きな蔵があります。
有松・鳴海絞り会館の奥には、竹田庄九郎の石碑があります。

有松祭りの際には、この石碑の前に山車が勢揃いします。
石碑の向かいには、有松山車会館があり、布袋車(ホテイシャ)の山車庫を展示しています。

山車会館の向かいには、有松アトリエがあり、絞りのモダンな作品を展示しています。

有松郵便局も町屋風に建て替えられています。

更に東へ向かうと国道1号線に入って有松旧街並みが終了します。

駅から5分で行ける江戸時代の街並み 有松へ行ってみてください。
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