platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

3D Pinball Wizard!

2007-04-02 | TOMMY
 舞台の余韻に浸りたくて、つい何度も見てしまう『TOMMY』ゲネプロ映像
 中川晃教さんとROLLYさんが乗っているセットの前で踊る青山さん、カッコイイですよね~。でも実際のステージでは、これだけではありません。
 「あら?ROLLYさんが少し前かがみになった」と思った瞬間、背後から青山さんがピンボールのように大きな開脚ジャンプで飛び出すんです、どうぞお見逃しないように! そしてその後すぐに高い高いトゥール・アン・レールとにかく、息をつく間もありません。
 ROLLYさんの背に手でも置いて跳び箱のように跳ぶならともかく、脚力だけで上がる開脚ジャンプであんなに前進するものは舞台で見た事がありませんし、着地後も当然前に体重がかかるので、すぐに垂直にあがるトゥール・アン・レールにつなげるなんていうのは、青山さんのずば抜けた身体能力なしには有り得ないですわ~、なんであんなハードなことをノリノリの音楽の中でやってしまえるのでしょう
 今回の『TOMMY』の振付は、技術を並べるようなものではありませんでしたが、例えばこの「ピンボールの魔術師」では、曲想に応じて連続のジュッテアントールナン(「めぐりあいって・・・」の出のジャンプ)、異常なくらい高く、回転の速いトゥールアンレールなど披露されるので、青山ファンは瞬き+余所見いっさいできません。
 この曲では会場をピンボールマシンに、といのうえひでのりさんがお話されていましたが、青山さんはピンボールを弾くバネになり、弾かれるボールにもなり、「人間ピンボール」といっていい状態でした。・・・それも青山さんの高いジャンプを見ていると、上下方向にもボールが弾かれる次世代3Dピンボールマシン、という感じ。また、カーテンコールライブでは青山さんが想いのままにジャンプを披露してくれたのですが、空中姿勢がはっきり捉えられる浮揚感あふれる跳躍は必見です、大阪でご覧になる方はどうぞ目も耳も全開で楽しんでください。

 さて、15分版5年と5分版1年、計6年も続いた『おどろんぱ』、無くなってしまうのは本当に寂しいですが、青山航士という人を教えてくれたこの番組に心から感謝します。スタッフそしてキャストの皆さん本当に有難うございました。
 ・・・でいつもの「悪魔の囁き」ですが、まだ青山さんの舞台を見た事がないという方、ぜひこの機会に青山さんの舞台を観にいってしまいませんか? どんな遠征も「アメリカから観にいった人がいるんだって~」と言えば、旦那様も「そんなアホよりはマシだな」と思ってくださることでしょう。とにかくあのHawkerは全青山ファン必見&必聴です! おまけに会場のシアタードラマシティは交通至便、路線検索で目的地を「大阪」あるいは「梅田」にして調べ、所要時間に10分プラスすれば充分会場に着いていると思いますし、各地からの長距離バスも会場すぐそばのターミナルに到着します。またシアタードラマシティは舞台と客席が近く、スロープも程よく、とても見やすい会場でお勧めですよ~。

 いつものことですが、公演を見た直後は100%ファンモードで失礼しております。次あたりちゃんと舞台全体の感想を書くつもりですのでご容赦ください。  


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