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『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

おどろんぱ! プラス 半回転!!

2006-08-05 | うたっておどろんぱ!プラス
 先週の『うたっておどろんぱ! プラス』が新作とは知らず見逃して(オタク失格)、今日やっと見たわけなんですが、青山さんのトゥール・アン・レールがなんと2回転半!! いわゆるトップレベルのバレエダンサーでも通常は2回転という技なのです。ああこんな技が幼児向け教育番組で見られるなんて。
 クラシックだと稀に2回転半するダンサーがいますが、着地の乱れを嫌いますので、映像としてもとても少ないですし、生の舞台で見るというのはまず無いことだと思います。青山さんも着地はラフにしていますが、回転が綺麗で速い~。なによりクラシック以外の領域を踊るダンサーが、スニーカーをはいたままで、ここまでの技術を見せてくれるのは、やはり驚きです。
 なんだか『プラス』になってからは振付が「おゆうぎのおてほん」部分と「おにいさんずのスペシャルテクニック」に二分されているような気がしないでもないですが、あの一瞬の技はもう値千金です 
 私個人のこだわりでいうとオールドおどろんぱの「とろとろとける」以来の「両手を床について腰から下を360度回転(なんというテクニックなのでしょう。初めて見てから4年もたつのにまだ知らないまんま。不勉強ですみません)」もありで、嬉しい一曲でした。青山さんって本当に凄い。改めて書いてしまう。


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2 コメント

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青山ファンの「熱い夏」はいよいよこれから! (あゆあゆ)
2006-08-10 01:37:53
すっかり夏休み(夏バテ)モードに入ってしまっていた私でしたが、神崎順☆様のブログの青山さんのお姿と、予期せぬ新作「おどろんぱ!」にすっかり調子が回復してきました。へーまさんと同じく、久々の「おどろんぱ!」新作第1回目放送(先々週)を見逃していた私。先週の土曜日、やっと見ることができました。しかし、「旅先で」だったため、まずは1回だけの視聴(留守宅でタイマー録画しておいた映像をどれほど見たかったことかっ!)。「わっ、何だかいつもよりたくさん回って、跳んでない!?」と思っていたら、やっぱり青山さん、「2回転半」していたのですね~。それから、へーまさんおっしゃるところの、「ラフな」感じの着地を「表情づけ」としてプラス方向に完全にダンスに取り込んでしまっている青山さんに、私完全にノックアウトされました。今はやっと、留守宅でよい子で録画してくれていたDVDレコーダーちゃんの映像をリピート再生して見ています。



それから、へーまさんご注目の、オールドおどろんぱ!「とろとろとける」以来のあの技、私も見られて嬉しかった~!私、詳しいこと全くわからずに勝手なことを言っているのですが、あれはストリート系のダンスの技なのでしょうかね・・・?ああいう感じの振りを踊っても青山さんって、ホントにカッコイイのですよね~。青山さんの鮮やかな技、そしておにいさんたちの個性豊かなダンスもあって、今回のNEWヴァージョン「みんなでみんなを」では、「みんなのこたえが(いうこと)ちがうんだ」という感じがストレートに伝わってくる感じがしたような気がします。その分、「みんなでみんなを わかりたい なかまをふやそう」の一体感も伝わってきたような気がします。元々「身振り」的な振りが多い作品ですけれど、今回は、おにいさんたちが「はな」や「かぜ」や「あめ」になったような振りになっていて、こういうのも面白いな、と思いました。私個人的には、「NEWバージョン」という感じがして、こういう解釈もありだな~、と素直に思った新作でした。



新作「おどろんぱ!」の青山さんのダンスに心を弾ませながら、今晩、前から気になっていた『ムーヴィン・アウト』を観に行ってきました。今年に入ってから、青山さんご出演の作品以外にも、興味のあるダンス公演にいくつか行ってみているのですが、こんなに動いて踊りっぱなしの作品はありなのでしょうか?というぐらいに最初から最後まで、そして舞台の端から端まで動きまくる作品でした。私の見た回には、ラスタ・トーマス(エディ役)は出演していなかったのですが、キース・ロバーツ(トニー役)の存在感のあるダンスがとても印象に残りました。以前にへーまさんに教えていただいたトワイラ・サープの”Push Comes to Shove”も予めビデオで見ていたのですが、今回の舞台も、バレエの動きがふんだんに取り入れられていながら、バレエという枠におさまりきらないで溶解していくような、はみだしていくような、飛び出ていくようなダンスでした。(私は詳しくありませんが、サープの作風というのが、なんとなく少しわかったような気がします。)とにかく楽しめる作品だと思いますし、ダンサーたちのあの体力にはものすごく驚かされました。Wキャストなので、色々なキャストの組み合わせで観たくなってしまう作品です。青山さんと同じ、「ジュリアード学院」ご出身のダンサーもアンサンブルなどで数人出演されているようですよ。こういう「ミュージカル」という枠におさまりきらないような、あるいはジャンルをまたぐような作品をいくつか観ていると、どうしたって青山さんのお姿がちらついてしまいますね~。今回の新作「おどろんぱ!」での青山さんを観て、その4日後に『ムーヴィン・アウト』。特にあの速い回転とエネルギーがこぼれ落ちるような「ラフな」着地、それからあの「とろとろとける」の回以来の回転技など見ていたら、オーヴァー・ラップしてきます。それから「技」だけでなく、「ドラマ」を感じさせるような青山さんのダンスを思い出せば、重ね合わせるな、と言われてもやはり無理です。それから、時代性や「戦争」を扱っている点では、『ビューティフル・ゲーム』ともつながりが見えてくるし、60年代から70年代のアメリカという点では、『オズ』の時代とも重なってくるところもありました。



『ムーヴィン・アウト』は、全曲ビリー・ジョエルの曲ですが、アバの『マンマ・ミーア』に、クイーンの『ウィー・ウィル・ロック・ユー』・・・、その他にも色々ありますが、最近流行っている、「特定の一アーティストのポピュラーソングを使って新しいストーリーを紡ぎだす」というタイプのミュージカルを、「ジュークボックス・ミュージカル」と呼ぶそうです。『ボーイ・フロム・オズ』の場合は、ピーター・アレンの曲を使っているとは言え、ストーリー自体がピーター自身の人生を描いているので、ちょっとまた『ムーヴィン・アウト』のような作品とは異なるのかもしれません。(『ムーヴィン』はビリー・ジョエルの曲に出てくる登場人物からキャラクターを作り出し、ストーリーを作り出しているのです。)もうすぐ始まる『テネシーワルツ』も、その中の曲の多くが江利チエミさんの曲で、チエミさんの人生を描き出すという作品。日本ではまだ珍しい試みでありながらも、再演となるほどに成功している作品ですよね。やはりこれは「江利チエミさん」という人の音楽によるところが大きいのだと思います。その「江利チエミさん」を歌う島田歌穂さんの歌声が響く中、青山さんが来週の土曜日には再び舞台で踊るのですね~♪9月20日まで、青山ファンの「熱い夏」は続く・・・、のですね。楽しみ!!!







(とっても遅い『グランドホテル』詳細レポの続き、もう少々お待ちください。)
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暑いけど、やってきました青山ファン待望の8月! (へーま)
2006-08-10 23:49:34
 ほんとうに「まさか」の新作でしたよね、毎週見てね、という番組スタッフからのアピールとして重く受け止めたいと思います。

 二回転半の着地の後、もし素足やバレエシューズ、ダンスシューズなら、地上でもう半回転して前を向いて次の動き、というところなんでしょうが、あの見るからに滑らなさそうなスニーカーでは・・・。あの靴も含めて「こーじくん」だとは思うのですが、思わず靴に敵意を抱いてしまいました(素足やバレエシューズでの青山さんの回転の精度の高さを知っていると、あんなもの見せてもらってもまだ不満が出てしまう~)。

 私もストリート系のものは全く知らないのですが、本当に青山さんって表現領域が広いですよね。また、あのしなやかさを見ていると、これほど身体的資質に恵まれた人も少ないだろうなと改めて思います。パリオペラ座の名バレリーナのレントゲン写真を見た事がありますが、関節の形が機械か何かで磨き上げたように綺麗なんです。たぶん青山さんのレントゲン写真も、コンパスなどを使って書いた製図のような美しさだと思います

 そして『ムーヴィン・アウト』ご覧になったのですね~、私は未見なのですがキース・ロバーツもとても素晴らしいダンサーだと聞きます。ひょっとして彼かラスタ・トーマスが出演するような組み合わせなのでしょうか。

 いまは優秀な男性バレエダンサーが、女性の支え手としての役割が大きい古典だけでなく、自分をずっと覚えてもらえるような作品を探して、新しい分野に出て行く時代になったようで楽しいですよね。青山さんのようなダンサーがミュージカルに出るのも、そうした「今」という時代の素晴らしさなんだと思います。観客もそういうものを見逃さないようにしないと損ですわ~

 もうすぐ『テネシー・ワルツ』開幕、大阪の暑苦しい蜃気楼にも「エル・クンバンチェロ」の幻影が見えるようで、私の夏バテも回復の方向です♪ 脳内麻薬って本当に凄いわ。

 遠方で迷っている方、一日自分のためにプレゼントされてはいかがでしょうか

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