platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

花の命は

2006-09-26 | うたっておどろんぱ!プラス
 や~っと今日からネットが使えます。最初に申し込んだところはとにかくのんびりしているのでキャンセルし、Yahooにしたら3営業日で開通しましたアメリカでネットを・・・とお考えの方、ご参考までに。
 「今週は新作よねっ!」と勢い込んで見た『うたっておどろんぱ! プラス』、曲は昨年度放映ぶんの「カレーなるせかい」でしたね~。青山ファンは『テネシーワルツ』で満たされている人が多い時期なので、よしとするべきなんでしょうか。

 急な坂道を行くケーブルカーがトレードマークになっているサンフランシスコ、スキーをされる方なら最大傾斜28度のスリルを想像していただけることと思います。当然乗り場は観光客で混雑しているので、脇のスペースではいつも何かしらストリートパフォーマンスが行われています。
 先日はまるで「踊り隊」のようにビシッと無駄のない体躯をした黒人の男の子が数人、「みんなでみんなを!'06」の2番、「みんなのいうことちがうんだ」で青山さんが披露されたような技を順番に披露していました。年は14,5才でしょうか、美しく筋肉の発達した肢体は、スポーツカーが雑踏に現れたように際立って見えます。残念ながら殆どの黒人は体質的に脂肪がつきやすく、成熟と共に体重が急激に増加する事が多いそうです。あの美しさがたくさんの人の目に触れることなく、ほんの何年かで跡形もなく消えてしまうのかな・・・と溜息が出ました。
 それを思うと我らが「踊り隊」、お三方合わせて90才超とはとても思えないスリムなラインで14,5才の少年にもひけをとりません。何度もしつこく書いて申し訳ありませんが、日本に、長い時間をかけて完成させる「芸」という考え方があるのは、やはりこの「老けにくさ」に支えられているのだという気がします。黒人少年のあの素晴らしいダンスはショービジネスのなかに組み込まれる間もなく、時と共に彼らのものでなくなるというのに、青山さんはそれを今テレビで私たちに見せる事ができるのです。それと同時に年月を重ねることでしか得られないものも手にしていくことが可能なのですから、舞踊のなかの日本、というのはとても面白い国だと改めて思います。もっとも、それは青山航士というダンサーを知って見えてきたことですが・・・。ああ~、"Love Crazy"見たいな~


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