『ビューテイフルゲーム』開幕中ですが、あゆあゆさんのレポでも触れられていた、青山航士さんの跳躍を想像するうちに、オタク心に歯止めがかからなくなりました。
フロアを蹴って上がってから、「ふわっ」と空中でさらに浮き上がるような青山さんのジャンプに心を奪われた方、とても多いのではないでしょうか。あの「浮き上がる」感覚をバレエでは「バロン(Ballon)」と呼んでいます。
身体が一度床を離れてしまえば、そこから人体がさらに「浮き上がる」というのは物理的には無理なのだそうです。跳躍する瞬間の、垂直方向と水平方向への力はひとつの放物線を描くだけなのです。でも私たちの目には青山さんが「浮き上がっている」ように見える。それは運動の重心ではなくて、跳躍している身体の重心を空中で引き上げる-具体的には腕を上げたり脚を広げたりする-ことに成功しているために、そう見えるのだそうです。
自分の身体の重心を空中で引き上げる・・・ある程度以上の滞空時間も必要とされるうえ、口で言うほど簡単ではなく、また跳躍運動が描く放物線にうまく合わないと「浮いている」ようには見えないそうです。コンマ何秒の世界なので、それは本当に「一瞬の技」なのです。また練習したからといって必ず身につくものでもないようです。
「精巧」という言葉がぴったりの青山さんの身体は、この重心のコントロール力がとにかく並外れて高いと思います。バロンはそのひとつにしか過ぎませんが、あの「ふわっ」と浮き上がるようなジャンプには、誰だって目を奪われますよね。オールド『うたっておどろんぱ!』のプロレスパロディ、WWDダンスバトル編で青山さんのリングネームは「バロン・コージ」でした。これはBaron(男爵)でも素敵ですが、Ballonのほうがぴったりです。
フロアを蹴って上がってから、「ふわっ」と空中でさらに浮き上がるような青山さんのジャンプに心を奪われた方、とても多いのではないでしょうか。あの「浮き上がる」感覚をバレエでは「バロン(Ballon)」と呼んでいます。
身体が一度床を離れてしまえば、そこから人体がさらに「浮き上がる」というのは物理的には無理なのだそうです。跳躍する瞬間の、垂直方向と水平方向への力はひとつの放物線を描くだけなのです。でも私たちの目には青山さんが「浮き上がっている」ように見える。それは運動の重心ではなくて、跳躍している身体の重心を空中で引き上げる-具体的には腕を上げたり脚を広げたりする-ことに成功しているために、そう見えるのだそうです。
自分の身体の重心を空中で引き上げる・・・ある程度以上の滞空時間も必要とされるうえ、口で言うほど簡単ではなく、また跳躍運動が描く放物線にうまく合わないと「浮いている」ようには見えないそうです。コンマ何秒の世界なので、それは本当に「一瞬の技」なのです。また練習したからといって必ず身につくものでもないようです。
「精巧」という言葉がぴったりの青山さんの身体は、この重心のコントロール力がとにかく並外れて高いと思います。バロンはそのひとつにしか過ぎませんが、あの「ふわっ」と浮き上がるようなジャンプには、誰だって目を奪われますよね。オールド『うたっておどろんぱ!』のプロレスパロディ、WWDダンスバトル編で青山さんのリングネームは「バロン・コージ」でした。これはBaron(男爵)でも素敵ですが、Ballonのほうがぴったりです。