Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

大人の仲間

2006-11-26 22:54:35 | 舞台やダンスの話
ダンスイベントへ出かけた。うまい人のダンスを見るのは勉強になる。「何か技を盗むつもりで見にいくのだぞ。」と電車の中で子供に言った。
そこはクラブなので、入口の所で会場の人に止められた。「子供は入れないんですよ。」ああ、やっぱり。そんな風にホームページに書いてあったからそうじゃないかなーとは思ってたけど、招待されたのに、さあ、どうしよう・・・と思っていたら、偶然知り合いに会った。「ぼくが話ししてきます。」としばらく待っていると、子供のダンスの先生が出てきて「出演者の弟なの。」と中に通してもらえた。ありがたや・・・ありがたや・・・・。

中に入ると子供は、もう舞い上がっちゃって、知ってるメンバーさん達ときゃー、きゃー言いながら大盛り上がり。DJタイムで「お母さん後ろのほうへ行っててよ。」と邪魔者扱いしやがって、このやろう・・・。前のほうに行って仲間と楽しそうに踊りだした。今からこのノリじゃあ、先が思いやられるぜ。

一部が終わり、更に地下の更衣室へ行く。スタッフの打合せ中に子供が2部のMC手伝う事になっちゃった。「おいおい、大丈夫かい・・・。」と母の心配をよそに、子供はまるでどっかで見たことがあるようなMCしゃべりでダンサー紹介する。「皆さん、応援してくだっさい!!」いったいどこから仕入れてくるんだか・・・。まあまあ、ショーを盛り上げなきゃいけない役割であるってことはわかっているようだ。
私の後ろのほうから「なに、あの子、すっげーかわいいー。男の子?女の子?」
ははっ・・・やっぱりそう思う・・・・?

無事に役目を終えてほっとする。「やっぱりそばで見るとすごいね!すっごく楽しかった。」と帰りにうれしそうに言う。でもちょっとその後、胃が痛くなったみたい。やっぱり緊張してたんだ。

一番嬉しかったのは、今でもみんなの仲間として扱ってくれた事だったようだ。
彼は8歳の子供達の世界ではうまくなじめない方だから、彼を仲間としてみてくれる大人の方達には本当に感謝している。だから彼はいつも自信を持っていられる。
魅力的な大人が大好きなんだよね。私もそんな若者達が大好き。

家に帰ってきてから「お母さんは、もうすっかりおばさんだね。もっと早くに僕を産んでくれれば良かったのに。」と子供に言われたのはがっかりだったけど・・・。(若い子ばかりみてきたからねー)
ふんっ!誰でも年はとるんだよ・・・・・。



首を真横に・・・。

2006-11-25 23:39:33 | 舞台やダンスの話
今日はダンスのレッスン日。踊るのが大好きなわが子は、いつもレッスンの日は朝からそわそわと落ち着かない。「早く行こうよー!」と急かすので、レッスンが始まる最低一時間半前には稽古場に到着してしまう。時間がくるまでの間、図書館で本を読んだり食事をしながら時間をつぶす。毎回こんな感じだ。
最初は運動嫌いの子供の健康のためにと、何となく始めたヒップホップダンスだったが、今では彼の生きがいのようなものになっている。うまくなりたいと真剣に取り組んでいる。

今日のレッスンでは、首を真横に動かす訓練をした。ヒップホップでは結構出てくる重要な技なのだ。・・・といっても、私もやってみたけど、首はなかなか横には動かない。クイッ、クイッと簡単に動かせる先生はすごすぎる。うーん、化け物のようだ・・・。

帰りの車の中や暇な時間、夜まで首を動かしていたがまだ出来ない。きっとそんなすぐにはできないんだろうなー。先生も3ヶ月位練習してたら突然できたというから、毎日コツコツ練習するしかない。ただ、その練習している姿が実にこっけいで、笑わずにはいられない。最初はがまんしてたんだけど、つい「ぷっ!」とふき出してしまった。
「もう、笑わないでよっ!」と一日中怒られてばかりいる私なのでした。

消えていく町

2006-11-23 23:36:39 | 泣ける話
明日、父が市営住宅の申込みにいくそうだ。今は公団にいるが古い地域のために、老朽化や防災面などから建替事業がスタートした。

私が以前通っていた小学校は、近くの小学校と統合されて違う場所に建つことになる。小学校のあった場所には、新しい公団が立つ予定になっている。また私の育った家(両親の家)は、近々取り壊されることになり、その場所は緑が生い茂る公園になる計画となっている。町全体がまったく新しいものに変わっていく。だがもともと借りて住んでいたのだから、文句を言える立場でもない。地域に住んでいる人達は移動をよぎなくされた。

今はもう随分と解体が進み、実家の棟を残して周りは全て何もなくなっている状態。今まで建物に隠れて見えなかった山々や線路が、何もない向こう側にはっきりと浮かび上がる。たまに見えるのは建物を解体しているブルドーザーや瓦礫の山。
「どっかでみたぞ・・・この感じ。そうだっ、竜巻災害にあった地域によく似てる。」自然にではなく人の手で壊されていく町がそこにあった。
その中に家の棟だけが、ぽつんと残されたまま佇んでいる。うちの棟は5件。すぐに出る事のできない人達が移動してきていた。

そして、私の実家やふるさとは跡形もなく消えていく。
人生にはほんとにいろいろな事がある。まさか自分のふるさとがなくなるとは思いもしなかった。親が新しいきれいな家に移動したとしても、私の通っていた学校や友達や少女時代を過ごしたあの家以外に、私のふるさとは存在しない。

「もう、そんなに大人になっちゃったんだなー。」と、妙な気持ちで、消え行く町を眺めながらカメラにおさめていたら、寂しいような、情けないような、わけのわからない涙が頬を伝って落ちた。
・・・・・本当に年をとってしまったようだ。

心を惹かれた話題

2006-11-22 00:11:23 | 美容や健康の話
普段あまりテレビを見ない私が、久しぶりにテレビに貼り付いてて会社に遅刻しそうになった。
それは、元日本ハムの新庄選手が引退後の初仕事としてゲルマニウムブレスレットのデザインをしたという記者会見の模様だった。

私が新庄剛志元選手に注目し始めたのは、新庄(呼び捨てでごめん)が「オロナミンC」のCMに出演していたから。自己紹介にもちらっと書いてあるけど、私は自他共に認めるヨン様ファンだから。同じCMでてたでしょ。
北海道に移転するまで観客がほとんどは見あたらなかった日本ハム線を、チケットが手に入らなくなるまでに育て上げたのは、宇宙人と呼ばれた新庄のおかげだろうとやはり思う。彼は表面的なハデさ、いい加減さとは裏腹の「努力家」という一面を持っている。また人を楽しませたいというサービス精神も旺盛だ。野球という業界に今までなかった風を吹き込んだのは、実に見事だと思った。
彼は人を楽しませ、かつ野球にもちゃんと結果を出す。どっちかがかけていたら「新庄」ではなく、ただの「ばかやろう」だったかもしれない。引退試合の前には、オークションにその日近くの日程のチケットが多く並んでいるのを見た。
私は特に好きな選手というわけではなかったが、新庄選手が高い人気を誇っていることをその時に改めて実感していた。

ゲルマニウムブレスレットは、スポーツ選手の間で数年前から話題になっていて、知り合いのゴルファーさんやダンサーさん達の多くが愛用していたから特に強く興味が沸いた。遊気創健美倶楽部という会社が手がけた高純度のブレスレットだそうだ。デザインにはオニキスやキュービックジルコニアが入っててシックですっごくきれいとても健康グッズ(?)には見えない。完全なアクセサリーだわ。こりゃ。

「肩こりや頭痛など痛みのあるところにいいよ。」と使っていた友人から聞かされていたが、不思議に痛みが和らいでいくそうだ。こちらもまさに「新庄らしい宇宙人的パワーだなぁ。」とテレビを見ながらほくそ笑んでしまいました。

ダンサーであり、かつ偏頭痛持ちのうちの子にも良いだろうか?子供用はないのかなー?、野球少年もきっと欲しいだろう。いいなー、ほしいなー、ローン使えるかなー、でも新庄ファンめちゃ多いからすぐ売れきれちゃうのかなー、などと考えていたら、時刻はすでに出発時間。
うわーーーーー!やばっ!
駐車場まで走りながら、美しいブレスレットに癒されたいと思う私なのでした。

男の子?女の子?

2006-11-20 23:07:55 | 笑える話
早朝3時半過ぎに床についてウトウトと夢を見始めた頃、子供に起された。
「おかあさん、頭が痛いよ・・・。」半分泣き顔で右左にゴロゴロ転がりながら苦しんでいた。「こりゃ、大変だ!」飛び起きて水枕を持ってきたが熱はない。それどころかかえって冷たいくらいの額。子供はバッと起き上がると今度はトイレに駆け込み吐き始めた。当然夜中だから出るものは胃液だけだけど(食事中の方ごめんなさい)その後数回吐きに立つ。熱があるなら冷やせばいいけど、頭が痛いのはどうにもできない。
子供用の痛み止めなんてないし。とりあえず脱水症状だけは逃れなければと水分を切らさないように朝を待った。

朝、顔が真っ青だった。おかゆを作ったけど3口ほどで吐いた。朝一で病院に連れて行く。先生が言うには「熱もなくのどもそれほど腫れてないので、まだはっきりわかりませんが、おなかや胸などにも異常はなく、おそらくカゼのひき始めでしょう。」という。子供はもう随分落ち着いていた。ちょっと聞いてみた。「最近学校でいじめられて、学校に行きたくないと行っているので精神的なものもあると思うんですが・・・。」内科の先生にそんな事言ってもしょうがないよなと思いながら言った事を半分後悔した。

先生は悟ったようにニコッと笑い、「今日はゆっくり休んで、熱がでなければ明日元気に学校に行こうね!」と子供に語りかけた。
登校拒否じゃなければ、寝ている間に頭でもぶつけたんじゃないかと思った。ハアーと一息。

でもきっと何でいじめられてるかわかったんだと思う。受付の人に女の子と間違えられたから。
「えっと、名前は男の子ですよねー」って、・・・本人も男の子だよ・・・。

「おかあさんは、別に女の子でもいいけど。」と言ってみると、「なんでだよ、ぼくは立派な男の子だよー!」と怒られた。
ふーん、やっぱり男なんだー、そうなんだー。


久しぶりに舞台人

2006-11-19 22:33:57 | 笑える話
久しぶりに舞台を観にいく。・・・といっても有名な作品とかじゃない。県内で行なわれた高校演劇の県大会。家の近所の劇場で行なわれており、なおかつ入場無料なので子供と気楽に出かけた。私も女子高生の時は、この演劇祭に3回出演している、たしか・・・。けれどその頃とはレベルが違う、脚本も演出も照明もまるで高校生とは思えない見事なできばえだった。各校の生徒さんたちは真面目で前向きで、「これでこそ高校生!」となんだかうれしい。何かに頑張っている若者は素敵だ。うちの子も舞台について子供なりの感想を述べた。「難しかったけど面白かった。」そう、大人が見ても難しい。だからそれで間違いないっ!けど見た芝居の事をあれこれ考える。自分も久しぶりに心が舞台人に戻るいい感じ。

帰りに俳優座の高山真樹さんに会う。こんな所でお会いするとは夢にも思わず、とりあえず挨拶だけはと子供と立ちんぼ。子供も立って挨拶をする。覚えてくれてたようで子供に笑顔を向ける。「夏にまた公演あるそうね。宜しくね。」と相変わらずやさしい笑顔・・・大変恐縮です。

高校時代の憧れだった先輩にも再会する。すっかり大人です。子供に「えー!!お母さんと2つしか違わないのー!!」と驚かれてしまいました。
青春の思い出がよみがえる・・・かと思ったけど、当時の事は殆んど覚えていない。記憶の彼方に追いやられてしまっているようだ。
まあ、もう20数年前の話だからね・・・。



いろいろ考えてしまうこと

2006-11-17 23:42:18 | 難しい話
教育基本法改正案の衆院を通過。不思議なニュースを朝から目にした。
「えーっ!いつのまに。全然内容知らないけどォー?」
そんな一般人の最初の感想。改めて内容を読んでみたりしたけど、どこが変わったのかさっぱりわからない。誰かわかりやすく説明してよー。

「愛国心」って何だ。ワールドカップとかで「わーっ!」とかいう奴、愛国心があるってよく言うけど、そんなバカな・・・・。日本の建造物や文化や歴史等を学び愛国心を持つような教育にするとかいう思想らしいが、それ見て逆に愛国心が薄れることもなきにしもあらず。個性や考え方の問題でしょ。それに日本が「愛国心」なんて言葉を表に出すと他の国とは違っていろいろ突っ込まれるような気がする。
全体的には抽象的で、しかもあいまいで、決まっても決まらなくてもどっちでもいいような法案だと思った。これで何か変わるとは思えない。

もっと現場近くの決まりを改正してほしい。
授業時間が足りない、いじめ問題、先生達の立場、教育委員会の体制、現場での問題は山済み。
「ちょっとからかっただけ。勝手に死んだんでしょ。」という加害者、「こわくていじめられてる事を言い出せない。だから自殺します。」という被害者。「自分がされたらいやだから、いじめられてる現場を見ても誰にもいえない。」という傍聴人。そんな子供は私だったら全員ぶっ飛ばしてる。どいつもかわいそうじゃない。そんな弱くて卑怯な子供を作ってしまう家庭や教育現場って変すぎる。
周りに自分を守ってくれる大人がいないと彼らは言う。人のせいにする時点でもうだめだなと思う。守ってくれるもんだと思ってしまっているから、日本はボケている。他の国の子供たちは自分の命は自分で守ってる。同じ年頃の子がそれをできないわけはない。自分の身は自分で守るのが基本じゃない?力や知恵がなくてもせめて気持ちだけは、子供たちにそう思っててほしいと思う。

いじめの根底にあるもの、それは「卑怯」だと思う。
昔の親や子供たちは、「正義の心」を持っていた。「人の犠牲になる勇気」を持っていた。今は正義が見当たらない。
「仮面ライダー」は精神的に弱くなり苦しみ、それがやさしさだと勘違いさせる。
「アニメ番組」はギャグを連発する友情物ばかり。ギャグから友情ってどんなつながりやねん。スポコン物でしょ、普通ホントの友情芽生えるのって。ああ、血を流すものあるねー、子供にはわからない、大人向けのゲームやアニメもはやってるな。「水戸黄門」は地方局でしか再放送をしてないし・・・。

私が考える子供達が立ち直る方法は、子供番組を何とかすること。テレビ会社に言ってやりたい。やさしい子ではなく、強い子を育てる番組にしておくれ。
強いから優しくなれるんとちゃう?強さと優しさを併せ持つ心、それが正義の心だと昔のアニメの主題歌にあった。大きな力「テレビ局」が世の中を操作できる手段として最も相応しいと考える。すでにはやっている漫画をアニメやドラマ化ばっかりしてて、全然おもしろくない。報道ではいろんな人への非難ばかり。卑怯な子供が育っても不思議でない。ウソでなくいい方向へなら誘導してもいいんじゃない。

人間はもともと弱いもの、すぐにあきらめられる、くじけられる、倒れられる。
最近多いうつ病、または予備軍。なっちゃったら本人も家族も大変だと思うけれど、なんでうつ病になったかというと周りのせいにしたから。最初から周りのせいにしない人はうつまでにならない。自分の中で解決してしまえる。人間がもともと弱い事を知っていたなら身を守る事ができる。自分一人が辛いという思いに駆られることはない。そんなわけはない。生きている人全てがいろんな辛さと戦っているはずだ。だからこそ理想は強く高く持って生きていかなきゃいけないんだと思う。
数少ない「楽しい」や「幸せ」を無理にでも大きく思い込ませながら生きていくのがベストなんだと思う。何かあった時そこから這い上がってこれるように。

今日のあたしは熱い・・・!

席替え

2006-11-15 23:25:37 | 笑える話
「また殴られるから学校行きたくないなぁ」朝、子供がぼやいていた。
そうでなくても連休明けは学校に行きたくないもんだろう。苦笑する。
それでも、なんとか元気に家を出た。

5時過ぎに帰ってきた。妙に機嫌がいいのね・・・。
「今日は殴られなかったっ!」第一声だった。「へえ、よかったじゃん。」
「席替えをしたんだよ。すっごく離れた席になった。」先生もさすがに見かねて策を出したようだ。
子供が言うには、殴ってきた子はクラスで一番怖い女の子の隣になったようだ。「授業中になにやってんのー!!」と怒る女の子だそうだ。暴力を振るう子もしばらくおとなしくなるだろうという。

大変助かるが、いったいどんな女の子なんだろう。きっと勇気があり正義感の強い女子に違いない。「可愛かったらうちの嫁にしてやってもいいぞ!」
「いや、ぼくもちょっと怖い・・・。」

ああ・・・そっかい・・・。

格闘家のわたし

2006-11-13 22:25:55 | 笑える話
あまりに子供が殴られて帰ってくるもので、「毎日殴られてて、あんたは全然反撃しないの?」と聞いてみると、「一回ぶったときあったけど、その後もっと殴られた。」というので、“防御”を教えるつもりで、格闘技でいう護身術をやってみせた。(ちなみに私はかつて空手の達人であった)
護身術は身を守る技であって、相手に危害を加えるためのものじゃない。身につけといて損はない。殴りかかってきた相手の力を利用するだけの簡単なもの。

「ほれっ、なぐってきてみー!」思いのほか早いパンチが飛んできたので、とっさに腕をひねり上げてしまった。ごきっ!・・・

子供は「いたーい!」肩を痛めてしまった。し、しまった・・・・、本気でやるつもりはなかったのだが・・・・。
外れてもいないし、腫れてもいない。まあ、大した事はないようだ。

「もし、これやってみて僕と同じようにその子も体が痛くなっちゃったらどうするの?」と聞くので、
「ん?大丈夫だよ。全く殴ってないもん。防御しただけだから、彼の力ですっ飛ぶだけだから。」
「あ、そっか。でもそんな事言っててもやっぱ、出来ないんだよなー、僕には。」

・・・そんな事はわかっている。ただ、母親や父親が強いという事実は子供にとって精神的な守り神となる。もっともっと鍛えて強くなってやる!ふっ・・・、まだまだ母は息子に負けないのだ。

今日は学校公開日

2006-11-11 23:49:41 | 学校や教育の話
学校公開日・・・早く言えば土曜日の父親参観のようなもの。平日参観日に来れない親のため、学校を公開して授業を見たり、給食を一緒に食べたりするらしい。午後からは体育館でお祭りもある。いちおう、子供は朝から登校。普段あまり参観日に行った事がない私も3時限目を覗きにいった。

3時限目は「道徳」の時間。テーマは今に相応しく「死」についてだった。
一通り教科書の内容で授業をした後、生きていて良かったと思った事をノートに書かせて、一人ずつ発表させる。教室の端から聞いていく。「初めて自転車にのれるようになった時」「鉄棒が出来たとき」・・・なるほど、これ位の年齢の子は生きていて良かったと感じた具体的な出来事といえば、みんな嬉しかった事を言うんだな、可愛いなぁーと思っていたら、うちの子の番になった。
「人の役にいっぱいたてて、「ありがとう」と言われたときです。」彼ははっきりと自信を持っていった。先生に褒められた。

・・・おいおい、うそにきまってるじゃん・・・。母の方がはずかしかった。

彼のこういう性格、大人受けする模範的な答えを彼は常に考えてしゃべる。
家に戻ってきて、「ほんとはそんな事まったく思ってないでしょーが。別にいい答えを考えなくてもいいんだよ。くだらないことでもほんとの事言えばぁ。」というと照れ笑い。

授業では、子供達に聞いた後、数人のお父さん、お母さんにも同じ質問を投げかけた。「毎日子供たちといるときによく感じます」「美しい景色を見て感動したとき」など。さすが大人だ。納得。

子供に「お母さんはね、最近一番生きてて良かった!と思った事は、生ヨン様を見れた時だな~。ああー、今まで生きていてほんっとに良かった~と心から思ったよ!」と言うと、「お母さんはさされなくて良かったよ・・・。」と、どこかに去っていってしまった・・・・・。ふうー、だって本当なんだもん・・・・・・。