Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

穏やかな休日

2007-04-29 22:36:43 | 仕事や生活の話
天気が良かったので、父母と近くの「けやき広場」のフリーマーケット会場に出かけた。ゴールデンウィークの初日ということもあり会場はごった返している。「なんだか今日は異常だな・・・」と思っていたら、「さいたまスーパーアリーナ」でフィギアスケートのJAPAN OPEN が行なわれているらしい。「ミキティとか真央ちゃんとかきてるわけ~?」と興奮した私はついダフ屋からチケットを買いそうになっちまったが、ちょっと覗いて断念した・・・。失業者に買えるわけもないけどね・・・。

母の体調はとてもいい。一時は死の淵まで行ったとは考えられない程の回復を見せている。まだ歩くのはよれよれだけど階段も自分の足で上る。食欲もあり、大きな声で笑う。抗がん剤の副作用で一時はツルツルになってしまった頭髪もウソのように量が増えた。白髪混じりだけれど、「もうスキンヘッドとはいえない髪型になったね。」というと子供がケラケラ笑っていた。まだマスクだけは人ごみに出る時には離せないけれど。
父がフリーマーケットで緑色の帽子を買って母にかぶせた。帽子をかぶると、普通の花粉症のおばあちゃんになる。だれも病気だなんて思わないのだろうな。
母が「誰でもみんな持病があるんだから、病気と一緒に生きていくのは当たり前な事。あたしはわりといい方だわよ。朝晩2回薬飲むだけでいいんだから。」と言う。この大勢の人達の中でどれくらいの人が病気なんだろう。半分・・・いやきっとここにいる殆んどの人達がどこか良くない所があるんだろうな。人間である限り永遠ではない。かといってロボットや宇宙人にはなりたくないんだから、病気や死を受け入れる事も、つまり人間らしいって事かな。妙な事に感心して、今日も穏やかな一日が終わった。

初恋の思い出

2007-04-29 03:16:10 | 笑える話
子供と一緒にダンスのレッスンに行く。彼がダンスを習っている場所ではゴールデンウィークで会場ではイベントが行なわれていた。今日はバスケットのプロ選手達が集まってのイベントのようだった。外国の選手はすっごく大きくて驚いた!
選手らがロングシュートやドリブルを披露し会場は熱気に包まれていた。
ふと、初恋の少年の事を思い出した。私が中学一年生の時、クラスにとても瞳のキラキラした少年がいた。彼は小柄だったけれどバスケ部だった。試合ではレギュラーにもなれず補欠選手としていつもベンチにいた。特に目立つ子でもなかったが、彼とは時々目が合い、その大きな目で見られると、体が金縛りにあったように身動きとれなくなった。笑いかける事さえできず固まってしまう。初めての経験だった。
中学2年の冬、初恋はあっけなく失恋に終わった。彼は私の親友と付き合うようになっていた。彼が大きな瞳で見ていたのは自分ではなく、自分の隣にいた親友だった事にその時ようやく気づいた。告白も出来なかったけれど、私の気持ちには気づいていたと思う。
それから数年後、20歳の成人式。会場で彼を見かけた。彼と目が合った。その時もまた隣には親友だった子が座っていた。彼にはきっと彼女が初恋なんだろうなと思った。会場から出ようとしたとき「元気だった?」と彼が声をかけて来た。「あれ?わたし?」意外な挨拶だったがもう昔のように体が硬直することもなく「うん。」と答えた。その後、彼を含む仲の良かった数人でお酒を飲みに行った。よくよく話を聞くと初恋の彼はすでに結婚していて子供が3人いるとの事だった。びっくりしてショックも受けたけど、彼の目は相変わらずキラキラとしていて、私の中にずっとあった失恋のキズが少し癒されたような感じがした。

思い出しながら何だかおかしくなった。再会しても現実ってそんなもんだよね。私だって若い頃は純粋だったんだな。もう2度と会いたくないけどね。(笑)


最近のこと

2007-04-25 00:34:39 | 変な話
朝は早いけど夜は遅い。家にいるとなんて一日が長いのだろうと思う。あっという間に家事や手持ちの仕事が終わってしまい「あとは何をしよう。」と毎日考えている。契約先は倍に増やしているけどまだ余裕があるから、家族と話をしたりしながら一日をやり過ごす。
周りの主婦達はいったい何をして過ごしているのだろうか。お茶とか飲むのかな~、まあ、金持ちで家にいるわけでもないからそんな余裕はないし、何か小物を作る内職でもやるかぁ~?とか考えたけどダメ・・・。暇つぶしの内職では、作るのが楽しくてきっとはまってしまうわ。ジグソーパズルとか大好きだもの。うわーーー!とやって内職なのにあっという間に終わっちゃうような気がする。変だけどそれじゃかえって時間がもったいないような気がする。DTPやライターは楽しい。でもたまに外に出ると気分転換になるから撮影や取材の仕事もなかなかいい。・・・つうか、次は何をしようか考えてる時が実は一番充実してたりする。現実的には作り物は何もうかばずに苦しい時が多いし、時間に追われる事もある。どちらかというと全体を先にばばっと作ってしまってから内容修正していくほうだから、どんなに時間をかけても完成品に満足できないタイプでもある。だから作っている過程が楽しくなければ作り物はしんどいのだ。たまに気分転換できるといいな。

そんな事ぼやぼや考えていたら、子供が学校から帰ってきた。
「今日ね、○○ちゃんとラブラブでさー!実は両思いなんだよね・・・」

君は能天気でいいね・・・。それにしても最近の子供はませてるな。キスしたいとか結婚したいとか本気で思っちゃって、想像して一人で勝手に照れてる。男の子はこれで普通なのか???

「バレンタインデーの日に学校の木の陰でチューしてる2人見ちゃった!」・・って、学校ではまずいだろ・・・。
「ぼくも今度○○ちゃんにしちゃおっかなぁ。むふふ・・・。」
「やめときなっ。」
「なんで?」
「女の子はね、男がすぐにチューしてくると傷つくものなの。嫌われちゃうよ。守ってもらえるとうれしいの。」
「そうか、ぼくは女心がわからないんだよね・・・。」
「・・・・・・。」

なんなんだ、この9歳児は・・・。退屈してるあたしに、あんたはほんとにいい刺激になるよ・・・。
まあ、今回はうまいこと問題回避したと母は心の中で思うのだった。

クラブ活動

2007-04-18 01:23:17 | 舞台やダンスの話
新学年が始まって一週間。やっと子供が担任の名前を覚えてきた。学校からの手紙もちゃんと出す。今年度からは授業にクラブ活動が入る。「ダンスクラブにしたよ。」やっぱりか・・・。野球部にはいろうかなぁ。と言っていたのでそっちにいくかと思いきや、やっぱりダンスなのね・・・。5年生は全て女の子だけど、「ダンス一緒にやらない?」とジャズポップを習っている友達が声をかけてきたそうで、集まった4年生は全部男の子。ジャンルもいろいろで、そう考えると結構おもしろい面子だな。自分の弱いところが分かるからきっと勉強になるだろう。うちの子は4年生の代表になったらしい。世話やきな性格は相変わらずのようである。

ダンスを教えてくれる先生はいない。曲も振り付けも自分達で考えるようだ。第一回目の今日は曲を何にしようかという話し合いをしたようだ。洋楽だそうだけどまだカウントもちゃんととれないのに歌詞なくて大丈夫か・・・おい。
「オーケーオーケー!ワンエン、ツーエン、スリーエンフォ!・・・」モノマネかい。

先週のダンスレッスンの時、すごく難しいステップを習った。そのためか子供は珍しくステップの練習を繰り返している。体が小さく脳みそが足りないせいか、あるいは要領が悪いのか、同じ歳の子供の倍、練習しないと覚えられないしついていけない。足が絡んですっころんでやがる・・・。経験不足でまだ右脳が十分に使えてない。
「お母さんは先生の見てるだけで覚えられるのに、君はなんで5分たつと前のフリ、忘れちゃうの?」と聞いてみた。「うるさいなぁ!フリは曲が歌えるようになってから覚えるの!」・・・・“曲”を“歌う~?”ふっ。やっぱりそうか。
まあ、同時に英語教育にもなるかもね・・・。



やまない頭痛

2007-04-16 02:19:38 | 病気や健康の話
公演が終わった後から、頭痛が続いている。以前から寝すぎると次の日に頭痛があったが、こんなに長く続くのは初めてでパソコンに向うのも辛い。やっぱり以前よりちょっと寝すぎなのかな・・・。

ハローワークに手続きにいく。頭が割れるようで働かないので担当者とも何だか話がかみ合わない。・・・というより、子供を扶養しているか、していないかの話で、所得税上は扶養していない、社会保険上では扶養していたが、それが扶養者がいるに○なのか、いないに○なのかが分からなかったので、聞いただけなのである。私の言い方がまずいのか言っている意味がよく理解できてないらしい。就職するときの情報として必要なだけなら別にいいのか・・・とあきらめる。

時間がありすぎる事が問題だ。しかもその時間は自分の過ごしたい時間ではない。たぶんそれが頭痛の最大の原因だろう。主人も子供もずっと家にいる。一日中つきっぱなしのテレビ、気がちって昼間仕事ができない。うるさくて仕事の電話は受けられない。気がつくとご飯、朝昼晩しっかり食べる。子供は明日から給食だな。旦那が働きにでれば私は昼は食べなくてもいいのに。作るのは苦じゃないが食費がかかりすぎる。余分なお金はない。邪魔で掃除もできない。会社やめても未だ夜中にしか仕事ができない。生活費が足りないしもっともっと仕事がしたい。ずっと働いてきたからか、この状態がものすごく不快だ。生産的な事を何もしないで過ごさなければならない時間に腹が立つ。夜になると今日無駄になった時間を悔やみ虚しくなる。家にいるとイライラするので図書館行ったりインターネットカフェで仕事するなりして時間をつぶす。その方がずっと効率がいいし、アイデアも浮かんでくる。デジカメ持って写真撮りに街にでると頭痛もなくなる。もともと一人でいるのが好きなほうなのは分かっていたけど、これほどまでとは思ってなかった。頭痛はやまない。

この頭痛をなんとかしようと本屋に立ち寄る。「頭痛に効くものあるかな。」と本を探していたはずが、結局、厚めの文庫本を買ってきてしまった。また小説でも読んで長い夜をやり過ごすのも悪くないと思った。明日の朝も同じ状態ならば、本を持って散歩に出かけよう。あれ、明日雨だっけ・・・。

・・・美術館にするか・・・。

舞台のあと

2007-04-10 03:00:39 | 舞台やダンスの話
小屋に入ったとたん「ああ、やっぱ小劇場はいいわー!」と空間に感動する。それはどっか旅行に行って帰ってきたあとの自宅のような安堵感、肌になじむ感じ。うっすら漂う化粧品の甘い香り。広くない客席にびっしりと人が埋まり、舞台と客席が一体になる瞬間がたまらない。

初日が無事に終わり家に戻ってくると、子供は疲れてすぐに寝てしまった。気がつくと、その後一時間くらい、コーヒー飲みながら何もせずにボーッとしてました。とても不思議な感覚だったから・・・。
夢があった。昔、私が唯一心の支えとしていた劇団、そして同じ場所で子供が芝居をする。それは強い希望ではなく、彼が赤ちゃんの時から、ほんわかと頭に描いていた幻想のようなものだった。不思議だけどいつの間にかそうなっていた。それも思ったよりもずっと早くその時はやってきた。
彼はうちを選んで産まれてきたのかな。彼は産まれた時から芝居やダンスをやると決まっていたのかな。私の子として産まれてきてくれてありがとう。そんな事をあれこれ考えて不思議な夜だった。

そしてあっというまの楽日。受付やってたから本番は一度しか見れてない。舞台と客席は華やかで情熱的で自分がその中にいるような一体感がある。逆にロビーはすごく現実の世界なのである。いつもそうだから今回特別ってわけでもないんだけど、子供の出来が心配だったし、何より最高なお芝居で最高な仲間達だったから、終わった後、同じ空間にいられない事が、いつもよりちょっぴり寂しい気がした。ほんとはいつもと同じなんだけど。歳とったせいなのかもしれないね。

素敵な仲間達でした。ほんとに素敵な舞台でした。そして、子供を可愛がってくれて、鍛えてくれてありがとう。みんなに囲まれているだけでこの子はどんどん素敵な大人になっていくに違いないと思えるんです。だからもう手をつないでなくても安心です。もう大丈夫。
よし!子離れするので、あとは自分で何とか頑張るのだぞっ!