Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

公演終了

2009-09-22 22:01:56 | 舞台やダンスの話
「昨日は泣かなかったよ。大人になった。」「へー。」
毎回、楽日の翌日は目を真っ赤に腫らしていたけど、今日は清清しい朝を迎えたようです。でもやっぱり寂しくて仕方ないらしく「あともう一ヶ月やりたかったな。」としばらくウジウジしていた。
楽日が終われば芝居は1つ終わる。あの時間や空間を2度と体験することは出来なくなる。だからって、もう2度とみんなに会えないわけじゃないんだからさ・・・・・。(=_=)
今回は出演者としてだけでなく、セットの転換もバラシやいろいろな面で頑張ったから「慰労会」ということで焼肉を食べに連れていってやった。
「終わりは始まりの一歩でしょーが!」と一応慰めの言葉などかけてみた。

今回の芝居は私にとっても特別なものだった。私が今まで見た芝居の中で1、2を争う位、好きなお芝居かもしれない。芝居を観て、あるシーンにセリフに鳥肌が立つ感覚ってわかる?「あ・・・。」と芝居の中の登場人物と一緒に息を止めてしまう、そんな体験のできる芝居って本当に数少ないと思う。。悲しいストーリーのお芝居でもなかなか体験できないものだ。この芝居はかなり笑って見れるけど、だからこそクライマックスは頭をバットで殴られたような衝撃を受ける。
意味がよくわからない人でも「ああ、そうか。そうだった。」と登場人物と同じ感覚を味わえる不思議な作品だった。
音楽、照明、大道具、メイク、衣装、ダンサー、役者。どこもかしこも手抜きが見えない。最初は3500円のチケット代って高いよなと思ってたけど、一つ一つに5000円もらってもいいくらい完成度が高く情熱的な芝居だったと思う。観れた人達は幸運だ。
受付で客出ししていると、終演後のお客さんの反応が手に取るようにわかる。
例えばプライドの高い他劇団の役者。ふてくされて黙っているがいつものような元気がない「・・・かなりやられたな、この人。」
例えばミーハーなファン。いつもにもまして大興奮で叫びまくる。
出演者の親御さんや親戚、関係者達。鼻高々で御礼しまくる。友人達はキャーキャー。うれしくて写真をとりまくる。
何度も観に来ている純粋なファン。黙ってかみ締める、なかなか帰ろうとしない。
そんな光景を眺めながら、今回の公演の出来を確認する。今まで私が見たどの公演よりも感動の大きいお客達だった。
関わったスタッフ達も大満足の笑み。自分達の仕事に誇りをもてたに違いないと
思った。

楽日。帰りの電車の中、疲れてうとうととする子供。その横顔に「人に喜んでもらえる仕事できたね。お互いに、お芝居やってて良かったよね。」と話しかける。聞いているのかいないのか、むにゃむにゃ・・言って、そして彼はそのまま力尽きた。


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2 コメント

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見に行きたかったなぁ (kiyo)
2009-09-23 07:27:27
お疲れさまでした。
今回も見に行けず、ごめんなさい。
見に行こうかなぁ・・・と思っていたんですが
水曜の夜に下が熱を出し・・・
あきらめました。

ゆっちにひゅうちゃんの芝居やダンスを見せて
あげたかったんですけどねぇ。
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次回は是非! (aki)
2009-09-25 02:39:43
お熱出ちゃったんだ。残念。
次回もまたその次もひゅうはお芝居きっと頑張ると思うから、また観に来てくださいね!
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