Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

ちょっと怖い追記

2012-08-17 00:56:42 | 変な話
以前に話をした人は、何人かいると思いますが、最初からお話します。

某マンションに毎日配達をしていますが、そこのエレベータがちょっとおかしい。誰も乗っていないエレベータが、まだ上がるボタンを押してないうちから、よく私を迎えに勝手に降りてくる。

最初は、オートロックの自動ドアを通ると、使用してないと1階に降りてくるシステムなんじゃないかと思っていた。(実際にそんなシステムがあるかどうかは知らないけど)

誰か人が乗っている時は普通だし、「便利だなあ」なんて思っていた。
そのエレベータのドアの左側には、防犯モニターがついていて、常に中の様子が見えるようになっていた。

1年前くらいのある日、いつもの様にロビーに入り、エレベータの前まで行くと、エレベータの8階のランプがパッと点いて、ドアが開いた。

「?!!!!!!」・・・・・白い大きな人影がエレベータに乗り込んだ。

白い影・・・・正確には影というよりは、もっと光っぽい、霊というよりは、宇宙人?神?的なイメージだ)

モニターを見ているとその影はエレベータに乗ったまま、1Fまで降りてきた。

「えーどうしよう・・・。」エレベータのドアが開く時、「やべっ!」と、とっさに体を避けた。白い影が降りてくるのかも?と思ったからである。しかし、白い影はドアが開くと同時に消えていた。


そして今日。
あれから随分日にちがたった。だからそんなことがあったことも、すっかり忘れていた。

エレベータの前に行くと、モニターには、麦わら帽子をかぶり、首にタオルをかけた年配の男性の後ろ姿が写っていた。「いいなー、夏らしい格好だなー」と思いながら見ていたら、エレベータは8階で止まった。

ドアが開く。「あっ!あれ・・・。」

男性が出て行こうとした時、向こう側から激しく光る白い影が、麦わら帽子の男性の体をすり抜け、エレベータに乗り込んできた。その瞬間を、モニターで見てしまった。

やがて、ドアが締まり、白い影は1階まで降りてくる。お約束のように、ドアが開く瞬間、私は道を開けた。「いってらっしゃいませ。」心のなかでつぶやきながら・・・。


今日は16日、お盆明けた1日め。帰るには1日遅いんじゃ・・・?「お気をつけて」と言うべきだったか、去年もお盆明けだったか・・・?いずれにしろ邪悪なものは感じない。

いろいろ考えながら、来年、「今度は待ってみよう。」と思った。

昭和

2012-08-13 21:36:02 | 好きな話
朝、駐車場に向かう途中、暑くてダラダラと日陰を歩いていて、ふと思う。

何だか街がガランとしている。いつもならこの狭い歩道、しかも日陰側は、人が多く、歩くのも大変なんだけど、今日は道がものすごーく空いている。つまり、アレか、、、お盆だね。ここは都会で、みんな帰省しちゃったのか。

しかし、お盆だろうがなんだろうが、私には関係の無いことで、休みの日にお墓参りに行くくらいしか、思いつかない。

ガッチガチの江戸っ子で、子供の頃から田舎というものが、私には無かった。じいちゃんちも親戚のうちも、全て東京都内で、夏休みに田舎の海行ったり、山行ったりする友達が羨ましかった。だから、お盆になると、未だになんとなく悲しい気持ちになってしまう。

終戦の時期だったっていうのもあるかもしれないのだけど、この時期になると昭和のことを思い出す。

戦争を体験している年齢ではな~い!でも戦争を体験している人達に囲まれて育ってきた。小さなころから、空襲の話や疎開の話などを聞いていたし、身近にあった服は、国民服にゲートル、カバンも皮、普通に土間に飯ごうが転がっていた。そこにいて疑似体験していたのかもしれない。

もうちょっと大きくなると、昭和のまっただ中に入る。「何年生まれ?!」と驚かれるけど、当時、土間には石でできた流しがあり、石鹸がぶら下がっていた。ご飯は火を炊いて釜で炊き、冷蔵庫や洗濯機、掃除機はなく、今思うに、よく食べ物腐らなかったな、、、と思う。スイカを流水で冷やしているのは見たことがあるけど、氷は見たことがなかった。洗濯は蛇口からゴムホースで、たらいに水をはり、石鹸をつけて洗濯板とたわしで洗っていた。

トイレはどったん便所で、いつもフタがしてあって怖かった。そこから誰かに見られているようで、そこから手が出てきて引きずり込まれそうで・・・未だに怖い。(ブルブル・・・)

20世紀に憧れていた・・・どんな未来なんだろう・・・って。いつのまにか2012年になったけど・・・まったくロクなもんじゃねぇな。

けど、その頃、夢見ていた洗濯機、冷蔵庫、せっかくあるのに、あまり使いこなせてないな。あの頃の事考えたら、もっと大事に使わなければ・・・と思うのであるけれど。