あまりに子供が殴られて帰ってくるもので、「毎日殴られてて、あんたは全然反撃しないの?」と聞いてみると、「一回ぶったときあったけど、その後もっと殴られた。」というので、“防御”を教えるつもりで、格闘技でいう護身術をやってみせた。(ちなみに私はかつて空手の達人であった)
護身術は身を守る技であって、相手に危害を加えるためのものじゃない。身につけといて損はない。殴りかかってきた相手の力を利用するだけの簡単なもの。
「ほれっ、なぐってきてみー!」思いのほか早いパンチが飛んできたので、とっさに腕をひねり上げてしまった。ごきっ!・・・
子供は「いたーい!」肩を痛めてしまった。し、しまった・・・・、本気でやるつもりはなかったのだが・・・・。
外れてもいないし、腫れてもいない。まあ、大した事はないようだ。
「もし、これやってみて僕と同じようにその子も体が痛くなっちゃったらどうするの?」と聞くので、
「ん?大丈夫だよ。全く殴ってないもん。防御しただけだから、彼の力ですっ飛ぶだけだから。」
「あ、そっか。でもそんな事言っててもやっぱ、出来ないんだよなー、僕には。」
・・・そんな事はわかっている。ただ、母親や父親が強いという事実は子供にとって精神的な守り神となる。もっともっと鍛えて強くなってやる!ふっ・・・、まだまだ母は息子に負けないのだ。
護身術は身を守る技であって、相手に危害を加えるためのものじゃない。身につけといて損はない。殴りかかってきた相手の力を利用するだけの簡単なもの。
「ほれっ、なぐってきてみー!」思いのほか早いパンチが飛んできたので、とっさに腕をひねり上げてしまった。ごきっ!・・・
子供は「いたーい!」肩を痛めてしまった。し、しまった・・・・、本気でやるつもりはなかったのだが・・・・。
外れてもいないし、腫れてもいない。まあ、大した事はないようだ。
「もし、これやってみて僕と同じようにその子も体が痛くなっちゃったらどうするの?」と聞くので、
「ん?大丈夫だよ。全く殴ってないもん。防御しただけだから、彼の力ですっ飛ぶだけだから。」
「あ、そっか。でもそんな事言っててもやっぱ、出来ないんだよなー、僕には。」
・・・そんな事はわかっている。ただ、母親や父親が強いという事実は子供にとって精神的な守り神となる。もっともっと鍛えて強くなってやる!ふっ・・・、まだまだ母は息子に負けないのだ。
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