『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

岩城正夫 先生 訪問

2024-08-01 22:47:57 | 日常
Nさんと一緒に岩城正夫先生を訪問しました。

94歳となられましたが、先生は前回(5月30日)よりも、ずっとお元気そうでした。

なんでも、今お住まいの施設の浴場の更衣場には、健康の為にとの配慮からか、けん玉やお手玉が置いてあり、今年の1月になってから、「試しにやってみよう」とけん玉をやったところ、全く出来なかったのが、5日めにようやく初めて出来、その後は、更に色々と出来るようになったとのことでした。
これは、85歳でギターを始めた時の経過と似ているそうで、とにかく続けて回数を重ねていくことで、94歳でも上達する、ということの実験でもあったようです。

そして、けん玉を上手くやろうとすると、それは腕だけでなく、膝を緩め、全身を動かしてやらなくてはならず、それが結果としてのスクワットのトレーニングのようになり、筋肉も活性化され、一時やめていた階段を一段飛ばしで上るのが、また軽々と出来る様になったそうで、「今日も、ここに来る時、50段の階段を一気に一段飛ばしで上ってきましたよ!」とのこと。

・・凄すぎる・・

また、前回訪問した少し後に、「グレートジャーニー」等で著名な世界的冒険家である関野吉晴氏が、火起こしに関しての相談ということで先生を訪ねていらした時の興味深いお話などもうかがいました。

更には、ようやく発刊されたご子息・岩明均氏の漫画「ヒストリエ第12巻」もプレゼントに、と用意してくださっていましたが、私はもう発売日にすぐアマゾンでポチっとして持っていたので、他の方に、と。

でも、帰り際にNさんが、その漫画に岩城先生のサインをもらっていて、「あ、それいいな~」と思ったので、今度は私の持っている本を持参して、先生のサインをいただこう、と思っています。

前回は、私だけお茶でしたが、すっかり風邪から快復したので、今回は今気に入っているドイツのビールや恵比寿の夏限定のレモングラスフレーバーのビール、ワインを持参。
アルコールの害なども、論文などで証明されているし、添加物、遺伝子組み換えなど、口にするものへの様々な問題の話題になったところ、先生は

「そんなこと気にしていても、そのうち、それ以外のことで死んじゃうんだから!」と一括して、みんなで大笑い。

岩城節は健在です。

楽しく、美味しいと思うものを大らかに食べたり飲んだりしている方が健康で長生きできるのかもしれません。

私も、今回の軟口蓋の気付きのお話をして、初代ロットも持参し、ビフォーアフターを聞いていただきました。
先生もNさんも、すぐに「おお!」と驚いてくださいました。
そもそも、誰かに習うのではなく、自分で色々とやってみよう、と歌に取り組んだのも、岩城先生の影響です。

ここで先生とお話していて気付いたのは、脳を楽しませてやるからこそ、身体も本質的なところで、良い方向に変化するのではないか?という仮説。

先生にしても「階段を一段飛ばしで上るために、スクワットを毎日して筋肉を付ける」とやった訳ではなく、楽しみながらけん玉に取り組んだ結果として階段一段飛ばしが楽にできる様になった。

私もフルートの響きを良くするために、口腔内をどうのこうのしたり、毎日口元ストレッチとか?何かの筋力トレーニングに真面目に取り組んだ、というのではなく、ただ遊びで歌っていて、なんとかかっこよくできないか?と面白がって工夫していたからこそ、結果フルートの響きが激変した。

脳が喜ぶ、つまり、リラックスしたゆったりした気持ちの中だったからこそ、こうした僥倖はもたらされるのかもしれません。

久々のDuoも楽しかったです。














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